そろばん

画面のそろばんを指やマウスで弾いて練習れんしゅう。自由じゆうに弾く、数を置おく、たし算ざん・ひき算ざん、教科書きょうかしょの順じゅんで練習れんしゅうできます。

モード

置おく数
けた
計算けいさん
段階だんかい

はじめの数
問題もんだいの数
位くらいの名前なまえ

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    ブラウザで弾けるそろばんの使い方

    このページでは、画面に出ている日本のそろばんを、指やマウスで実際に弾いて練習できます。玉は上に1つ(五珠)、下に4つ(一珠)の、いま学校やそろばん教室で使われている形です。そろばんが手元になくても、パソコン・タブレット・スマホのブラウザだけで、数の置き方からたし算・ひき算まで練習できます。登録やダウンロードはいりません。

    そろばんの各部の名前

    7桁のそろばんに3507が置いてある図。梁の上の1つの玉が五珠、梁の下の4つの玉が一珠、真ん中の横の板が梁、梁の上の白い点が定位点、玉を通す1本1本の軸が桁と説明されている。盤の下に万・千・百・十・一・0.1・0.01の位の名前
    梁に付いている玉だけを数えます。この図は3507です。

    そろばんの真ん中を横に通っている板を梁(はり)といいます。梁の上にある1つの玉が五珠(ごだま)、梁の下にある4つの玉が一珠(いちだま)です。玉を通している1本1本の軸を桁(けた)といい、1本の桁が数の1つの位を表します。梁には小さな点がいくつか打ってあり、これを定位点(ていいてん)と呼びます。定位点のある桁を一の位に決めると、その左が十の位、百の位…、右が小数の位になります。

    0〜9の置き方

    12桁のそろばんに、左から0・1・2・3・4・5・6・7・8・9を1桁ずつ置いた図。1〜4は一珠だけ、5は五珠だけ、6〜9は五珠と一珠を梁に付けている
    1〜4は一珠、5は五珠、6〜9は五珠と一珠の組み合わせです。

    梁に付いている玉が、その桁の数です。五珠が梁に付くと5、一珠は1つ梁に付くごとに1を表します。たとえば7は「五珠1つ+一珠2つ」、9は「五珠1つ+一珠4つ」です。どの玉も梁から離れているときは0です。こうして1つの桁で0から9までを表すので、筆算の数字の書き方と同じように、位ごとに数を置いていけます。

    画面での玉の動かし方

    3つのそろばんの図。1つ目は下から2番目の一珠を押す印(押した玉と梁までの玉がいっしょに動く)。2つ目は一珠を押したまま横へ矢印(なぞった桁も同じ形になる)。3つ目は梁の上を横に矢印(なぞった桁の玉をはらう)
    押す・上下になぞる・横になぞるの3つで動かせます。

    玉を押すと、その玉が梁の方へ動きます。一珠は、押した玉と梁までの間の玉がいっしょに動くので、いちばん下の一珠を押せば4つとも上がります。梁に付いている玉を押すと、その玉と外側の玉が梁から離れます(はらう)。玉を上下になぞって動かすこともできます。押したまま横へなぞると、なぞった桁も最初の桁と同じ形になり、梁の上を横になぞると、その桁の玉をまとめてはらえます。全部の玉をはらって0にするには「ご破算」のボタンを押します。

    キーボードでも操作できます。左右の矢印で桁を選び、数字のキーを押すと、その桁にその数が置かれて右の桁へ進みます。上下の矢印で一珠を1つずつ、Shiftを押しながら上下の矢印で五珠を動かします。Escでご破算、Enterで答え合わせです。

    定位点と位

    9桁のそろばんが2つ。上は35070(3万5070)で、定位点のある桁が一の位と矢印。下は2.6で、一の位に2、その右どなりの0.1の位に6が置かれている
    定位点のある桁が一の位。右どなりが0.1の位です。

    このページのそろばんは、右から3本目の、定位点のある桁を一の位にしています。定位点は一の位から3桁ごとに打ってあるので、数字を3桁ずつ区切るカンマ(,)と同じ位置が目じるしになります。一の位の定位点のすぐ左の点は千の位、その次は百万の位です。一の位より右の2桁は、小数の0.1の位(10分の1の位)と0.01の位(100分の1の位)です。盤の下には位の名前を出しているので、慣れないうちは名前を見ながら置いてみてください(設定の「位の名前」で消せます)。

    そろばんの弾き方(指づかい)

    3つのそろばんの図。親指で一珠を上げる(入れる)と青い上向きの矢印。人差し指で一珠を下げる(はらう)と赤い下向きの矢印。人差し指で五珠を下げる・上げると上下の矢印
    親指は一珠を上げるときだけ。ほかは人差し指です。

    本物のそろばんを使うときは、右手の親指と人差し指の2本で玉を動かします。左手はそろばんの枠に添えて、動かないように押さえます。

    動き使う指意味
    一珠を上げる親指1〜4を入れる(たす)
    一珠を下げる人差し指1〜4をはらう(ひく)
    五珠を下げる人差し指5を入れる(たす)
    五珠を上げる人差し指5をはらう(ひく)

    「親指は一珠を上げるときだけ、それ以外は人差し指」と覚えるとかんたんです。数を梁に付けることを「入れる(置く)」、梁から離すことを「はらう」といいます。画面の上では指の使い分けはいりませんが、玉がどちらへ動くかは本物と同じなので、指づかいを思い浮かべながら押すと、手元のそろばんに持ちかえたときにも迷いません。

    たし算・ひき算のやり方(5の合成・10の合成)

    そろばんの計算は、はじめの数を置いてから、次の数を上の位から入れていきます。筆算は一の位から計算しますが、そろばんは大きい位から順に入れるのがきまりです。たとえば36+27なら、十の位に2を入れてから、一の位に7を入れます。

    数を入れるだけの計算

    2+1や3−1のように、その桁に必要な玉が残っているときは、そのまま入れたり、はらったりするだけで答えになります。2+1なら一珠を1つ上げて3、7−5なら五珠を上げて2です。

    5の合成・分解

    4+3の流れ。4から①五珠を入れて9、②一珠を2はらって7。6−4の流れ。6から①一珠を1入れて7、②五珠をはらって2
    一珠が足りないときは五珠を使います。

    4+3を考えます。4は一珠が4つとも梁に付いているので、さらに一珠を3つ上げることはできません。そこで「3は5より2少ない」と考えて、五珠を入れてから一珠を2はらいます。これが「5の合成」です。反対に6−4では、一珠が1つしかないので4つはらえません。「4は5より1少ない」ので、一珠を1入れてから五珠をはらいます(5の分解)。5になる組み合わせ(1と4、2と3)を覚えておくと、迷わずに手が動きます。

    10の合成・分解(くり上がり・くり下がり)

    8+9の流れ。8から①一の位から1をはらって7、②十の位に1を入れて17。15−7の流れ。15から①十の位から1をはらって5、②一の位に3を入れて8
    10になる組み合わせ(1と9、2と8…)を使います。

    8+9では、一の位に9を入れる場所がありません。そこで「9は10より1少ない」と考えて、一の位から1をはらい、十の位に1を入れます。答えは17です。15−7では、一の位の5から7はひけません。「7は10より3少ない」ので、十の位から1をはらい、一の位に3を入れます。答えは8です。これが「10の合成・分解」で、10になる組み合わせ(1と9、2と8、3と7、4と6、5と5)を使います。6+7のように、10の合成の途中で5の分解も使う計算もあります。

    このページでまちがえたときは、正しい玉の形と、「一の位に9をたす(10の合成): 一の位から1をはらって、十の位に1を入れる」のような動かし方を表示します。上のそろばんを正しい形にそろえると、次の問題に進みます。

    練習のモード

    モード内容
    自由に弾く好きなように玉を動かせます。置いた数は盤の上に大きく出て、1万より大きい数は「123万4567」のような読みも出ます
    数を置く出た数をそろばんに置きます。1けた〜4けた、万の位、小数(0.1の位)から選べます
    たし算・ひき算はじめの数を置いてから、次の数をたす(ひく)練習です。1けた・2けた・3けた、たし算・ひき算・まぜるから選べます。1けたには、入れるだけ・5の合成・10の合成の計算がまざって出ます
    教科書の順小学3年・4年で習う順番(下の表)に、1段階ずつ練習します
    今日の問題数を置く問題2問と計算8問の10問です。同じ日なら、だれが遊んでも同じ問題なので、家族や友だちとタイムを比べられます

    練習のモードでは、5問か10問を選べます。「はじめの数」を「置いてある」にすると、最初の数が置かれた状態から始まるので、たす・ひくところだけを練習できます。全問正解したときのタイムが自己ベストとして記録されます。

    小学校で習うそろばん(3年・4年)

    そろばんは、小学校の算数で3年生と4年生に習います。文部科学省の学習指導要領解説(算数編)では、3年生で整数は万の単位まで・小数は0.1の位までの数の表し方と、1けたや2けたのたし算・ひき算、4年生で億や兆の単位の数と0.01の位までの小数を扱うとしています。「教科書の順」は、解説にのっている例と同じ順番にしています。

    段階内容例
    3年 1数の表し方(一〜千の位)3507を置く
    3年 2大きな数(万・十万の位)3万5070を置く
    3年 3小数(10分の1の位)2.6を置く
    3年 4入れるだけの計算2+1、3−1
    3年 55の合成・分解4+3、6−4
    3年 6くり上がり・くり下がり8+9、15−7
    3年 72けたのたし算・ひき算36+27
    3年 8万のたし算・ひき算3万+5万
    3年 9小数のたし算・ひき算2.6+0.3
    4年 10億・兆のたし算・ひき算2億+6億、10兆+20兆
    4年 11小数(100分の1の位)0.02+0.85

    億や兆の計算では、定位点のある桁を億(または兆)の位と決めて置きます。盤の下の位の名前も、その位に合わせて変わります。

    練習のコツ

    1. はじめは「置く」だけを確実に

    計算に入る前に、0〜9の形と定位点の位置を体で覚えるのが近道です。「数を置く」の1けた・2けたで、見た数がすぐ玉の形になるまで練習すると、計算のときに迷う場所が減ります。

    2. 一の位を定位点にそろえる

    そろばんで多いまちがいは、数の並びは合っているのに、一の位の場所がずれていることです。置く前に、一の位が定位点の桁にくるかを確かめましょう。このページでは、ずれて置いたときに「一の位が定位点から1桁左にずれています」と知らせます。

    3. 5と10の組み合わせを言えるようにする

    5の合成は「1と4、2と3」、10の合成は「1と9、2と8、3と7、4と6、5と5」の組み合わせを使います。「4をたすのは、5を入れて1をはらう」「7をたすのは、十の位に1を入れて一の位から3をはらう」のように、口に出しながら動かすと覚えやすくなります。

    4. 上の位から入れる

    2けた以上の計算は、大きい位から入れます。筆算に慣れていると一の位から始めたくなりますが、そろばんでは上の位から順に入れるのがきまりです。読んだ順に指が動くので、数を覚えておく必要がありません。

    5. まちがえたら、正しい形と手順を見比べる

    まちがえると、正しい玉の形の下に動かし方が出ます。自分の盤のどの桁がちがうかは、赤い点線で囲まれます。形を見比べて、どの動きでずれたのかを確かめてから、上の盤を正しい形に直しましょう。

    6. 短い時間でも毎日続ける

    「今日の問題」は10問なので、数分で終わります。毎日同じくらいの量を続けると、記録の欄に何日続けたかが出ます。タイムより、まず全問正解を目指すのがおすすめです。

    よくある質問

    そろばんの下の玉はなぜ4つなのですか?

    下の玉(一珠)が4つ、上の玉(五珠)が1つあれば、1つの桁で0から9までを表せるからです。昔のそろばんには、下の玉が5つのもの(五つ玉)や、上の玉が2つのものもありました。日本では昭和10年代に、学校で使うそろばんの形を「上に1つ・下に4つ」に決め、それが今まで広く使われています。

    独学でもそろばんは覚えられますか?

    数の置き方と、たし算・ひき算の基本(5の合成・10の合成)は、図と練習問題があれば一人でも覚えられます。このページでは、まちがえたときに正しい玉の形と動かし方が出るので、確かめながら進められます。かけ算・わり算や速さをきたえる練習は、教室や検定の教材を使うとよいでしょう。

    大人がそろばんを始めても大丈夫ですか?

    もちろん大丈夫です。子どものころに習った人の思い出し練習や、子どもに教える前の予習にも使えます。自由に弾くモードで、大きな数の読み(万・億・兆)を確かめるのにも便利です。

    「願いましては」とはどういう意味ですか?

    そろばんの読み上げ算で、問題を読み始める前に言うことばです。「これから数を読み上げるので、そろばんに置いてください」という合図で、最後の「では」は答えを求める合図です。読み上げに合わせて次々に数を入れていく計算を「読上算」、紙に並んだ数を見ながら入れていく計算を「見取算」といいます。

    学校のパソコンやタブレットでも使えますか?

    ブラウザだけで動くので、Chromebook や iPad、スマホでも使えます。画面の幅に合わせてそろばんの桁の数が変わり(パソコンは23桁、スマホは9桁ほど)、横にスクロールしなくても全部の桁が見えます。音は最初は出ない設定で、「音:オフ」を押すと玉の音が鳴ります。

    印刷できるプリントはありますか?

    ゲームの下の「プリント」から、玉を読む問題・玉をかく問題・計算の問題をA4で印刷できます。答えのページも付けられます。

    そろばんの由来

    玉を動かして計算する道具は古くから世界各地にあり、今のそろばんに近い形は中国で育ったといわれています。日本に伝わった時期ははっきりしませんが、少なくとも15世紀には使われていたと考えられています。江戸時代には上に2つ・下に5つの玉のそろばんが多く、明治時代に上が1つの五つ玉、昭和になって今の四つ玉が広まりました。長く商いや帳簿づけに使われ、今も小学校の算数で、位取りのしくみを学ぶ道具として登場します。

    ほかの計算の練習

    このサイトには、ほかにも計算の練習があります。「暗算タイムアタック」は、式が1問ずつ出て時間内に何問解けるかを数える暗算の練習です。「パッと暗算」は、次々に出る数を足していき、最後に合計を答えます。そろばんの玉の形が思い浮かぶようになると、頭の中のそろばんで足す練習にもなります。「計算マス」は、縦と横の数が交わるマスに答えを書いていく、たし算・ひき算・かけ算の練習です。