価格と損益の実験室の遊び方
架空の団体A・B・Cの持分カードを使い、価格が変わると保有評価や売却損益がどう変わるかを確かめる学習ゲームです。札は団体の所有の一部分を表す模型で、普通の商品の購入とは意味が違います。最初の残量は30学習単位、カードの価格はAが4、Bが6、Cが3です。学習単位は通貨ではなく、この画面内の数量です。6回の各回に取引、価格変化の観察、計算と理由の回答を行います。取引の上手さや利益の大きさを競う遊びではありません。終了時の点数は計算6問と説明6問だけで決まります。

買う・売る・見送る
1回に選べる取引は一つです。買う・売る・見送るはまず準備し、予告の残量と枚数を確認して「取引を確定」を押します。同じ選択の再タップ・取消・余白・Escで確定前の準備を解除できます。購入を確定すると、そのときの価格を残量から引き、札を1枚受け取ります。残量が価格より少ないと買えません。「売る」は保有している札を1枚手放し、そのときの価格を残量に加えます。保有していない札は売れません。札を増やしたくないとき、計算だけを観察したいときは「見送る」を選べます。見送りも一つの回として数えるので、取引しないままでも必ず6回で終わります。確定した時点の価格で取引したあと、人数例に応じて新価格になります。新価格で直前の購入をやり直すことはできません。

人数例と価格変化
買いたい人数が売りたい人数より多い場合は価格を1上げ、売りたい人数が多い場合は1下げます。同じ人数なら変わりません。ただし価格は2から8の範囲で、上限や下限では止まります。画面の人数は外部の架空の例で、自分の取引を加えた注文一覧ではありません。教材の仮想の相手が提示価格で札を受け渡すため、待ち時間や約定できない注文は扱いません。自分の買う・売る・見送り、回答の正誤によって人数例や価格の予定は変わりません。人数の多い側がどちらかと、上下限に達していないかを分けて確認しましょう。

保有評価と購入原価
保有評価は、持っている各種類の札の枚数に現在価格を掛けて合計した数です。Aを2枚持ち、現在価格が5なら、Aの保有評価は10です。Aの購入価格が4と5なら、購入原価の合計は9で、評価損益は10−9=1になります。価格が変わっても、実際に買ったときの価格は書き換えません。保有していない種類は枚数が0なので、評価は0です。現在価格が高い札を見ただけで保有評価が増えるわけではありません。札の枚数と、その札の現在価格を組にして計算しましょう。

売却済み損益と評価損益
4で買った札を6で売ると、売却損益は6−4=2です。7で買った札を5で売ると、5−7=−2で損失になります。複数枚を違う価格で買ったときは、先に買った札から売ります。購入価格が4、5の順なら、最初の売却で使う原価は4です。売った札の原価は保有札の原価から除き、売却済み損益へ移します。売っていない札の評価損益は、その時点の比較にすぎません。まだ残量に加わっていないので、売却済みの損益と一緒の欄には入れません。6回終了時にも札は自動で売られず、保有評価として残ります。
全体の数がつながる式
いつでも「残量+保有評価−最初の30=売却済み損益+保有中の評価損益」が成り立ちます。最初は保有札がなく、残量30なので、両側は0です。購入では残量が減る一方、同じ価格の札を受け取ります。購入直後の合計は変わりません。次に価格が動くと、持っている札の評価だけが変わります。売却では札の評価を残量へ移すため、売る瞬間の総合計は変わりません。この教材は手数料や税を扱わないため、この形の式で確かめられます。残量だけが減ったことを全体の損失と考えず、札の価値も合わせて見ましょう。
三つの問題難度
やさしいは指定されたカードの新価格から旧価格を引く問題です。ふつうは全保有札の現在評価を合計します。つよいは全保有札の評価から購入価格の合計を引き、評価損益を答えます。どの難度でも説明問題は、指定された札の人数例について、買いたい人が多い・人数が同じ・売りたい人が多いのどれかを選びます。人数は表示されているので、未知の市場を予測する問題ではありません。難度を変えても初期残量や価格の予定は共通です。どの難度でも見送りは選べます。保有が0なら保有評価と評価損益は0になるので、計算の練習には札を買った場合も比べてみましょう。
回答と振り返り
計算の欄には整数を入れます。損失や価格の下降なら、数の前にマイナスを付けます。理由も一つ選んで答え合わせを押すと、入力した数、正しい答え、計算方法、人数例の理由を確認できます。計算と理由はそれぞれ1点です。誤答しても次へ進めるので、同じ回を解き直して点数だけを増やす方式ではありません。次へを押すまでは取引は増えません。終了後は各回の結果を見直せます。利益が大きかった人ほど正解したことにはならず、札を買わずに正しく答えても同じ点数です。

簡略モデルと現実の違い
現実の価格には業績、将来への期待、注文の量や条件、経済全体の変化など多くの要因が関係します。人数差だけで必ず1動く規則や、2から8という上下限は、この教材の独自ルールです。現実の価格を予測する式として使えません。札が表す団体の事業利益と、参加者が札を売買した利益も別です。団体が利益を出したから参加者の売却益が必ず増えるとは限りません。この教材には実企業、実銘柄、通貨や価格情報はなく、金融商品を選ぶ助言や推奨を目的にしていません。

保存と操作のよくある質問
画面のボタンはタップ、マウス、キーボードのTabとEnterで操作できます。途中で閉じた場合は、同じブラウザの続きからで戻ります。設定を開いても保存した進行は残り、続きからは保存時の難度で再開します。新しく始めると、そのブラウザの途中保存を置き換えます。別の端末には自動で移りません。保存を許可していない環境でもその画面で遊べますが、閉じたあとは進行が残りません。価格が下がったのに売却済み損益が変わらない場合は、札をまだ売っていないことを確認してください。
学習のまとめ方
一度終えたら、価格変化の差、現在評価、購入原価、確定した損益の四つを、自分の言葉で区別してみましょう。たとえば札の現在評価が12でも、購入原価が14なら評価損益は−2です。現在評価そのものと増減を取り違えないことが大切です。授業で使う場合は、別の数を使った計算問題や、保有中と売却後の違いを説明する問題で理解を確かめられます。画面で得た利益は学習成果や実際の投資能力の証明にはなりません。
問題難度の比較
| 難度 | 計算 |
|---|---|
| やさしい | 新価格−旧価格 |
| ふつう | 全保有札の現在評価 |
| つよい | 全保有札の評価−購入原価 |