ネジ外しパズルの遊び方
ネジ外しパズルは、何枚も重なった木の板を留めているネジを1本ずつ外して、板を下へ落としていくひとり遊びのパズルです。外したネジは、盤の空いている穴に付け替えます。板は、留めているネジが1本になると振り子のように回って下がり、1本もなくなると下へ落ちます。全部の板を落とせばクリアです。ネジは「外す」と「付ける」が1組で1手なので、空いている穴がどこにあるかが大事になります。ルールはかんたんですが、どの板から落とすか、外したネジをどの穴に付けるかで、解けるかどうかが変わります。
盤の見方

灰色の盤には、ネジを付けられる黒い穴があいています。小さな点は穴のない所で、ネジは付けられません。木の板は、黄色・赤・緑など色と形がそれぞれちがい、下から順に重なっています。板は少しすけているので、上の板の下にあるネジや穴も見えます。板には丸い穴があいていて、ネジはこの穴を通って盤に留まっています。板の穴のうち、ネジが入っていない穴もあります。
ネジの付け替え方

外したいネジを押すと、ネジが持ち上がります。このとき、そのネジを付けられる穴に青い点線の輪が出ます。続けて輪の出た穴を押すと、ネジがその穴に付きます。これで1手です。持ち上げたネジをもう一度押すと、元の穴にもどります(手数は増えません)。ネジは1本ずつしか持てません。キーボードでは、矢印キーで穴を選び、スペースキーかEnterキーで外す・付けるができます。
外せないネジ

ネジの上に別の板が重なっていると、そのネジは外せません。上の図では、赤い板が黄色の板の右のネジの上にのっているので、先に赤い板をどかす必要があります。外せないネジを押すと、画面の上に「このネジは、上に赤の板が重なっていて外せません」のように理由が出て、じゃまをしている板が一瞬赤く光ります。上から順に落としていくのが基本です。
板が回る・落ちる

板を留めているネジが2本以上あれば、板は動きません。ネジが1本だけになると、板はそのネジを支点にして振り子のように回り、いちばん重い所(重心)がネジの真下に来たところで止まります。回った板が、ほかの穴やネジの上に重なることもあります。最後のネジを外すと、板は回りながら下へ落ちていきます。1本のネジが2枚の板を同時に留めていることもあり、そのネジを外すと2枚がいっしょに動きます。
付けられる穴・付けられない穴

ネジを付けられるのは、ネジが入っていない穴のうち、上に板がかぶさっていない穴です。板の下にかくれた穴には付けられません。ただし、板の穴とぴったり重なっている穴には付けられます。そのときはネジが板の穴を通るので、その板も留めることになります。せっかくネジを減らした板をまた留めてしまうこともあるので、使う穴はよく選びましょう。
クリアと手数
全部の板が落ちたらクリアです。ネジを1本付け替えるごとに1手と数え、かかった手数と、その問題のいちばん少ない手数が表示されます。動かせるネジがなくなったとき(付けられる穴が1つもないときなど)は「行き止まり」と表示されるので、「1手もどす」で前の形にもどるか、「やり直す」で最初から遊び直してください。
段と問題
| 段 | 板の枚数 | どんな問題か |
|---|---|---|
| やさしい(15問) | 1〜4枚 | 空いている穴が多め。付け替え方と、板が回る・落ちる動きに慣れる |
| ふつう(15問) | 5〜6枚 | 空いている穴が少なく、外す順番と付ける穴を考える必要がある |
| むずかしい(15問) | 6〜7枚 | はじめは板の穴に重なった穴しか空いていないことも。数手先まで読む |
| 今日の問題 | 5〜6枚 | 毎日1問。同じ日ならだれが遊んでも同じ問題 |
問題は段の中で、だいたいやさしい順に並んでいます。はじめての人は、やさしいの1から順に遊ぶと、ネジの付け替え方と板の動き方が自然にわかります。どの問題も、コンピューターでネジの動かし方を調べて、必ず解けることと、いちばん少ない手数を確かめてあります。解いた問題には設定の番号に印が付き、いちばん少ない手数で解いた問題には星が付きます。「今日の問題」は日付ごとに1問ずつ出ます。毎日続けて解くと、何日連続でクリアしたかが表示されます。
解き方のコツ
1. いちばん上の板から落とす

まず、どの板がどのネジの上に重なっているかを見ましょう。上の図では、緑の板が赤の板のネジに、赤の板が黄色の板のネジに重なっています。だから落とす順番は、緑 → 赤 → 黄色です。板がすけて見えるので、上の板の下にあるネジを探してみてください。外せないネジを押して出てくる知らせも、どの板がじゃまをしているかを教えてくれます。
2. 空いている穴を数える
ネジを外したら、必ずどこかの空いた穴に付けなければなりません。空いている穴が1つしかないときは、ネジを動かすたびに、ネジがあった穴が次の空き穴になります。この「空き穴の入れかわり」を使って、ネジを順番にずらしていくのが基本の動かし方です。板が落ちると、その下にかくれていた穴が空いて、動かせる場所が増えます。
3. 回った板の行き先を考える
板がネジ1本になると、ネジの真下へ向かって回ります。回った板が空いている穴をふさいだり、ほかの板のネジの上に重なったりすると、急に動かせる手が減ります。2本のネジのどちらを先に外すかで、板の回る向きと止まる位置が変わります。板が回ったときにどこへ下がるかを、外す前に想像してみましょう。
4. 板の穴に重なった穴は最後の手段
板の穴と重なった穴にネジを付けると、その板も留めてしまいます。落としたい板をまた留めると、あとで外すネジが1本増えてしまいます。ほかに空いた穴があるなら、そちらを使いましょう。ただ、むずかしい問題では、わざと別の板を一時的に留めて、ネジの置き場所にすることが必要なこともあります。
5. 何も留めていないネジは「予備のネジ」
板が落ちると、その板だけを留めていたネジは、何も留めていないネジとして盤に残ります。このネジもいつでも外して、ほかの穴へ動かせます。必要な穴をネジがふさいでいるときは、何も留めていないネジを別の穴へよけておきましょう。
6. 行き詰まったら「1手もどす」と「ヒント」

「1手もどす」(Z キー)は何回でも使えます。「ヒント」(H キー)を押すと、コンピューターが解き方を探して、次に外すネジと付ける穴を黄色の点線で示します。残りが少なければ、いちばん少ない手数であと何手かも表示されます。もう解けない形になっているときは、そのことを教えてくれるので、1手ずつもどして、どこで道をまちがえたかを考えてみましょう。
てこと支点の学び

ネジ外しパズルの板の動きには、理科で学ぶ「てこ」と「振り子」の考え方が出てきます。板がネジ1本で回るとき、そのネジが支点です。板の重さは、板全体の重さが1点に集まったと考えられる重心にかかっていて、重心が支点の真横にずれているほど、板を回そうとするはたらき(回す力)が大きくなります。重心が支点の真下に来ると、回す力がなくなって、板は止まります。上の図の左では、重心が支点の右下にあるので、板は時計の針と同じ向き(右回り)に回ります。右では重心が真下にあるので止まっています。
てこでは、支点から力のかかる点までのきょりが長いほど、小さな力で大きなはたらきができます。長い板の端をネジで留めると大きく振れ、真ん中で留めると、左右の重さがつり合ってほとんど回らないのは、このためです。板をネジ2本で留めると動かないのは、2本目のネジが回ろうとするのを止めているからです。身近なところでは、やじろべえ、モビール、振り子時計、ドアのちょうつがいが同じしくみで動いています。パズルを解きながら「この板はどちら向きに、どこまで回るか」を予想してみると、支点と重心の関係がつかめてきます。
よくある質問
どの問題も必ず解ける?
はい。全45問と今日の問題は、どれもコンピューターで解けることを確かめてあります。ただし、ネジを付ける穴を選びまちがえると、途中で動かせる手がなくなることがあります。そのときは「1手もどす」か「やり直す」を使ってください。
ヒントを使うとどうなる?
次の1手が表示されるだけで、手数や自己ベストには影響しません。結果の画面に、ヒントを使った回数が出ます。
板が回ったあと、穴にぴったり重なったら?
回った板の穴が盤の穴にぴったり重なったときは、そこにネジを付けて板を留め直すこともできます。留め直した板は、また2本のネジで止まります。
途中でやめたらどうなる?
遊んでいる問題と、それまでの手は自動で保存されます。同じ端末で開き直すと「続きから」で再開できます。クリアした問題と自己ベストも、使っている端末のブラウザの中に保存されます。今日の問題の続きは、その日のうちだけです。
音は出る?
はじめは音が出ない設定です。「音:オフ」を押すと、ネジを付けたときや板が落ちたとき、クリアしたときに効果音が鳴ります。
ネジ外しパズルの由来
板をネジで留めて、外す順番を考えるパズルは、2020年代に入ってからスマートフォンのゲームとして広く遊ばれるようになったといわれています。木の板と金属のネジという身近な材料と、外したネジが「カチッ」とはまる手ざわりが人気の理由のようです。昔からある知恵の輪や、木を組み合わせた立体パズルと同じように、「どこから手をつけるか」を考える遊びです。このゲームの問題は、すべてこのサイトで作ったもので、コンピューターで全部の動かし方を調べて解けることを確かめています。
ほかの順番を考えるパズル
車を前後にすべらせて赤い車を出口から出す「車の脱出パズル」や、倉庫の荷物を押して置き場へ運ぶ「荷物はこび」も、動かす順番を先まで読むところがネジ外しパズルとよく似ています。色ごとに玉を分ける「色分けパズル」は、空いている場所をうまく使うのがコツです。