荷物はこびの遊び方
荷物はこびは、倉庫の中に置かれた荷物を人が押して運び、床に印の付いた置き場へ全部そろえるひとり遊びのパズルです。ルールはとても短く、「荷物は押せるけれど引けない」「1度に押せるのは1個だけ」の2つだけ。それなのに、押す順番や向きを少しまちがえるだけで、荷物が壁ぎわから動かせなくなったり、通路をふさいでしまったりします。先を読んで押す順番を考えるのが、このパズルのおもしろさです。練習の面から、じっくり考えるむずかしい面まで、全部で50面あります。
倉庫の見方

画面は倉庫を真上から見たところです。青い作業着の人があなたで、上下左右に1マスずつ歩けます。茶色の木箱が荷物、床の黄土色の四角い印が置き場、れんがの所が壁です。荷物の数と置き場の数は同じで、全部の荷物を置き場に乗せればクリアです。置き場に乗った荷物は緑色になり、右上に印が付きます。手番のバーには、置き場に乗った荷物の数・歩いた歩数・荷物を押した回数が出ます。
押せる・押せない

荷物のとなりに立って、荷物のほうへ歩くと、荷物が1マス押されて人も1マス進みます。荷物を押したい向きの反対がわに回りこんでから押す、と覚えましょう。荷物の向こうに壁やほかの荷物があるときは押せません。また、荷物をつかんで引っぱることはできないので、荷物から離れる向きに歩いても荷物はついてきません。
操作のしかた

行きたいマスを押す(タップする)と、人が荷物や壁をよけて、いちばん近い道を歩いて行きます。となりの荷物を押すと、その荷物を1マス押します。キーボードでは矢印キーかW・A・S・Dキーで1歩ずつ動けます。スマホやタブレットでは、盤の上で指を動かす(スワイプする)か、盤の下の矢印ボタンでも1歩ずつ動けます。矢印ボタンは押し続けると続けて歩きます。
まちがえたら「1手もどす」(Zキー)で何回でももどれます。タップで歩いた道は、まとめて1手としてもどります。「最初から」(Rキー)を2回続けて押すと、その面を最初からやり直せます。
行き止まりに気をつけよう
荷物はこびでいちばん大事なのは、「もう置き場へ運べない形」を作らないことです。荷物は引けないので、一度押しこんだ所から出せなくなることがあります。そうなったら、その面はもうクリアできません。はじめのうちは、次の3つの形を覚えておきましょう。
1. 角に押しこむ

2方向を壁にかこまれた角のマスに荷物を押しこむと、どの向きにも押せなくなります。角が置き場なら問題ありませんが、そうでなければその荷物はもう動かせません。
2. 置き場のない壁ぞい

壁にぴったりついた荷物は、壁から離す向きには押せません。押すには荷物と壁の間に人が立つ必要があるからです。そのため、壁にそって横には動かせても、その壁ぞいに置き場がなければ、もう運べません。
3. 荷物どうしで固まる

壁ぞいに荷物が2個ならんだり、4個が四角に集まったりすると、どの荷物を押そうとしても、となりの荷物や壁がじゃまをして動きません。置き場の上で固まっているなら大丈夫です。
設定の「行き止まりの知らせ」を「あり」にしておくと(はじめは「あり」です)、こうした形を作った直後に、その荷物に赤い点線の枠が付いて知らせます。知らせが出たら「1手もどす」で押す前にもどりましょう。ただし、荷物で通路がふさがって人が回りこめなくなる形のように、知らせが出ない行き止まりもあります。手詰まりだと思ったら、いくつかもどって別の順番をためしてみましょう。
面と難しさ
| 段 | 面 | 荷物の数 | どんな面か |
|---|---|---|---|
| 練習 | 1〜4 | 1〜2個 | まっすぐ押す・回りこむ・角をよける・2個を順番に、を1つずつ覚える |
| やさしい | 5〜14 | 2個 | 少し歩き回るが、順番に押せば解ける |
| ふつう | 15〜28 | 2〜3個 | 押す順番や回りこむ場所を考えないと行き詰まる |
| むずかしい | 29〜42 | 3〜4個 | 荷物をいったん別の場所へよけておく手が必要になる |
| とてもむずかしい | 43〜50 | 4〜5個 | 荷物どうしのじゃまをよく読んで、長い手順を組み立てる |
面は難しさの順に並んでいます。どの面から遊んでもかまいません。上の設定で面の番号を押すと、その面の倉庫と、荷物の数・いちばん少ない歩数が出ます。クリアした面には番号の横に印が付きます。
解くためのコツ
1. 押す前に、倉庫全体を見る
動き出す前に、どの荷物をどの置き場へ運ぶかをおおまかに決めましょう。置き場へ行ける通路が1本しかない、荷物のまわりに回りこむすき間がない、といった「決まってしまう所」から考えるのが近道です。
2. 奥の置き場からうめる

行き止まりの通路や部屋のすみに置き場がいくつも並んでいるときは、いちばん奥から順にうめます。手前を先にうめると、その荷物が通路をふさいでしまいます。
3. 壁ぞいに押すのは、その壁ぞいに置き場があるときだけ
壁ぞいや角に押しこんだ荷物は戻せません。押す前に「この荷物をこのあとどちらへ押すのか」「そのとき自分はどこに立つのか」を考えましょう。押す先の反対がわに人の立つ場所がなければ、その荷物はそちらへは運べません。
4. 通り道と回りこむ場所を残しておく
荷物で通路をふさぐと、向こうがわへ回りこめなくなります。ほかの荷物を運び終わるまで、人が通る道と、荷物の反対がわへ回るすき間を残しておくのがコツです。
5. じゃまな荷物は、いったんよけておく
むずかしい面では、目当ての荷物を運ぶ前に、別の荷物を広い所へ押してよけておく手が必要になります。よけた荷物が壁ぞいや角にはまらないよう、まん中寄りの広い所へよけましょう。
6. 迷ったら「1手もどす」で何度でもためす
もどすのに回数の制限はありません。「ここで押したらどうなるか」を気軽にためし、だめならもどす、をくり返すうちに、面ごとの考えどころが見えてきます。クリアしたら、いちばん少ない歩数に近づける遊び方もできます。
よくある質問
荷物を引いてもどすことはできる?
できません。荷物は押すだけです。押しすぎたときは「1手もどす」で押す前の形にもどりましょう。
「1手もどす」は何回まで使える?
何回でも、面の最初までもどれます。もどした分の歩数は、歩数から引かれます。
歩数と押した回数のちがいは?
歩数は人が動いたマスの数で、荷物を押した1歩も数えます。押した回数は、そのうち荷物を押した回数です。クリアすると、その面をいちばん少ない歩数で解いたときの歩数が出るので、次はそれを目指してみましょう。自己ベストの歩数は、面ごとに記録されます。
どの面も必ず解ける?
はい。50面すべて、解けることを確かめてあり、いちばん少ない歩数もその確かめ方で求めています。
途中でやめたらどうなる?
遊んでいる面と、それまでの動きは自動で保存されます。同じ端末で開き直すと「続きから」で再開できます。クリアした面と自己ベストも、使っている端末のブラウザの中に保存されます。
音は出る?
はじめは音が出ない設定です。「音:オフ」を押すと、荷物を押したときや置き場に乗せたとき、クリアしたときに効果音が鳴ります。
荷物を押すパズルの由来
倉庫の荷物を押して置き場へ運ぶパズルは、1980年代はじめに日本で作られたパソコンゲーム「倉庫番」(今林宏行さん作。今はファルコン株式会社の登録商標)が始まりとされ、世界中に広まりました。「押せるけれど引けない」「1度に1個だけ」という短いルールだけで、どこまでも考えどころのある面が作れることから、その後もたくさんのパズルに取り入れられています。コンピューターの研究でも、荷物の数が増えると最短の解き方を見つけるのがとてもむずかしくなる問題として知られています。このゲームの面は、どれもこのゲームのために作ったものです。