スマートボールの遊び方
スマートボールは、ゆるく傾いた木の盤に、ばねで玉を打ち出して遊ぶ昔ながらの遊びです。打ち出した玉は盤の上の丸いふちに沿って回り、たくさん打たれた釘に当たって向きを変えながら、手前へ転がり落ちてきます。途中で穴にかかった玉は、そのまま穴に入ります。どの穴に入るかで点が決まったり、入った穴の並びで勝負が決まったりします。縁日の屋台や温泉街の遊び場でおなじみの遊びを、このゲームではパソコン・スマホ・タブレットのブラウザで、登録なしで遊べます。
盤の見方

盤は画面の上が奥(高い側)、下が手前(低い側)です。右下には、玉を打ち出すための細い通り道があり、その下にばね(コリントゲームでは打ち出し棒)があります。通り道を上がった玉は、盤のいちばん上の丸いふちに沿って左へ回り、勢いがなくなったところで盤の上に落ちてきます。盤に出た玉は、釘に当たるたびに左右へはね、手前へ向かって転がります。穴の上をゆっくり通った玉は穴に落ち、どこにも入らなかった玉はいちばん手前の受けに集まって「外れ」になります。
ばねを引いて打つ(強さと行き先)

スマホやタブレットでは、盤のどこかに指を置いて下へ引っぱり、指を離すと玉が飛び出します。パソコンではマウスで盤を押したまま下へドラッグして離します。長く引くほど強く打てます。盤の下にある「強さ」のつまみで数字を決めてから「打つ」を押しても同じです。キーボードでは、スペースキーを押している間ばねが引かれ、離すと打ちます(↑↓でつまみを動かし、Enterで打つこともできます)。
強さを変えると、玉が盤に出てくる場所が変わります。弱めなら右のほうへ、強めなら上を大きく回って左のほうへ落ちてきます。弱すぎて上までとどかなかった玉は、通り道を戻ってきます。このときは玉は減らないので、もう少し強くして打ち直しましょう。
穴に入るとき・入らないとき

穴の上を通っただけでは、玉は入るとは限りません。ゆっくり転がってきた玉は、穴のふちにかかっただけでも吸いこまれるように落ちますが、勢いのある玉は穴の上を飛びこえてしまいます。釘に当たって勢いが落ちたところに穴があると入りやすい、というわけです。また、縁日のならべとコリントゲームの点の高い穴では、すでに玉の入っている穴にはもう入りません。
3つの盤
| 盤 | 点の数え方 |
|---|---|
| 縁日のならべ | 1〜16番の16の穴。縦・横・ななめに4つ並んだ穴に玉が入ると1列。そろった列の数で勝負します。入った玉は穴に残ります |
| 点数の穴 | 穴ごとに5点・10点・15点。赤い輪の「連勝穴」は、2つとも入ると30点。入った点を合計します |
| コリントゲーム | 昔ながらの木の盤。10点〜100点の穴に入った点を合計します。高い点の穴ほど、口がせまくなっています |
縁日のならべ(16の穴で列をそろえる)

縁日の屋台で見かけるスマートボールに多いのが、この「ならべ」です。盤には1番から16番まで、縦4つ・横4つに穴が並んでいます。玉が入った穴には玉が残り、縦・横・ななめのどれかに4つそろうと1列です。列は横4本・縦4本・ななめ2本の、全部で10本あります。1つの玉で2列同時にそろうこともあります。玉の入った穴にはもう入らないので、玉が増えるほど空いている穴をねらうのがむずかしくなります。
点数の穴と連勝穴

点数の穴の盤は、穴ごとに書かれた点がもらえる、いちばん分かりやすい形です。ふつうの穴に入った玉は下へ落ちるので、同じ穴に何度でも入ります。左右にある赤い輪の穴は「連勝穴」です。1つ目に入った玉は点にならず、穴に残ったままになります。もう1つの連勝穴にも玉が入ると、2つそろって30点。2つの玉が落ちて、連勝穴はまた空きます。
コリントゲーム(木の盤)

コリントゲームは、木の盤に釘を打ち、点の書いた穴をあけた遊び道具です。玉は小さな鉄の玉で、穴の下側を囲む釘が、上から入ってきた玉を受けとめて穴へ落とします。100点や50点の穴は、上の口の両わきの釘がせまく、ちょうど良い所から落ちてこないと入りません。入った玉は下へ落ちるので、同じ穴に何度でも入ります。
遊び方と難しさ
| 遊び方 | 内容 |
|---|---|
| ひとりで | 盤・玉の数(5個・10個・15個)・難しさを選んで、自己ベストをめざします。自己ベストは、盤・玉の数・難しさの組み合わせごとに残ります |
| 今日の盤 | 日替わりの盤です。盤の種類と釘の並び・点の並びが毎日変わり、同じ日ならだれが遊んでも同じ盤になります。玉は10個、難しさは「ふつう」です |
| 2人で交代 | 1台の端末を2人で使います。1Pが全部の玉を打ったら、2Pが同じ盤で打って、結果をくらべます |
| 難しさ | 遊んだときの感じ |
|---|---|
| かんたん | 穴が大きめで、少し勢いのある玉でも入ります。前に打った強さに印が出るので、同じ強さで打ち直しやすい |
| ふつう | ほどよい速さの玉が穴に入ります。前に打った強さの印が出ます |
| むずかしい | 穴が小さめで、速い玉は飛びこえやすくなります。ばねのぶれも大きく、印は出ません |
うまく入れるコツ
1. まずは強さを変えて、行き先を覚える
同じ盤なら、強さと玉が落ちてくる場所には決まった関係があります。最初の何球かは、弱め・ふつう・強めと強さを変えて、どのあたりに落ちてくるかを見ておきましょう。
2. 入った強さを覚えておく
ねらった穴に入ったら、そのときの強さの数字を覚えておきます。「かんたん」と「ふつう」では、つまみの上に前の強さの印が出るので、少しずつ強さを変えて試せます。
3. 1つ〜2つだけ変えて打つ
強さを大きく変えると、行き先もがらりと変わります。ねらいから少し外れたときは、強さを1つか2つだけ変えて打つのがコツです。キーボードなら↑↓で1ずつ動かせます。
4. 縁日のならべは、埋まりやすい所から列を考える
上の段の穴は入りやすく、下の段は玉が残った穴にじゃまされて入りにくくなります。上の段の横の列や、上から下へ続く縦の列など、ねらいやすい列から考えましょう。
5. 連勝穴は、片方に入ったら次もねらう
連勝穴に1つ入ったら、もう片方をねらうチャンスです。左右の連勝穴は、行き先の近い強さで入ることが多いので、入ったときの強さから少しだけ変えてみましょう。
6. 同じ強さでも、少しずつちがう
本物のばねと同じように、同じ強さで打っても玉の道すじはわずかにずれ、釘に当たるたびにそのずれが大きくなります。うまくいかない日もあると思って、何度か打ってみましょう。
よくある質問
スマホやタブレットでも遊べる?
遊べます。盤を縦向きにしているので、スマホを縦に持ったまま、指で下へ引っぱって離すだけで打てます。学校のChromebookやiPadでも、軽く動くように作っています。
とどかずに戻ってきた玉は、数に入る?
入りません。上の丸いふちまでとどかずに通り道を戻ってきた玉は、打たなかったことになり、玉の数は減りません。もう少し強く打ち直しましょう。
パチンコとのちがいは?
どちらも、釘を打った盤で玉を転がして穴に入れる遊びで、元をたどると同じ仲間の遊びだといわれています。スマートボールは盤をほとんど寝かせて置くので、大きな玉がゆっくり転がるのが特徴です。このゲームは、縁日の木の遊び道具のように、打った玉の行き先と点数だけを楽しむ遊びです。お金や品物のやりとりはありません。
お金はかかる?
かかりません。無料で、登録もいりません。玉の数は遊ぶたびに、選んだ数(5個・10個・15個)から始まります。
とちゅうでやめても、続きから遊べる?
同じ端末・同じブラウザなら、「続きから」で、残りの玉の数と、穴に残った玉の場所から再開できます。1球打つたびに自動で保存しています。
スマートボールとコリントゲームの歩み
傾けた盤に玉を転がして穴に入れる遊びは、ビリヤードから生まれたといわれるヨーロッパの「バガテル」がもとだと考えられています。18世紀のフランスで、細長い台を傾けて棒で玉を突き、ピン(釘)の間を通して穴に入れる遊びとして広まり、のちにアメリカでピンボールなどに発展しました。日本では昭和のはじめごろ、木の盤に釘を植えて点の書いた穴をあけ、鉄の小さな玉を棒で突いて点を競う「コリントゲーム」が売り出され、家庭の遊び道具として親しまれたといわれています。盤をほとんど寝かせて大きな玉を打つスマートボールは、縁日や温泉街の遊び場で長く楽しまれてきました。16の穴で列をそろえる縁日の形は、ビンゴのような分かりやすさで、子どもから大人まで人気があります。
玉を転がしたりはじいたりする遊びが好きなら、指でガラスの玉をはじくおはじき、木づちで胴をたたき出すだるま落とし、ボールを転がしてカップをねらうパターゴルフ、押し台でコインを押し出すコイン落とし、縁日のコルク銃で棚の小物を落とす射的ゲームもどうぞ。