陣取りゲームの遊び方
陣取りゲームは、マス目の盤の上で、自分の色の陣地を少しずつ広げていく2人用の遊びです。交代で自分の陣地のとなりのマスを塗り、相手が入ってこられない所を囲んだら、その中はまとめて自分の陣地になります。最後に、自分の色のマスが多いほうの勝ちです。
サイコロもカードも使わないので、運ではなく「どこへ伸ばすか」の読み合いになります。ルールは1分で覚えられますが、相手の進む道を先にふさぐ、広い場所を先に囲む、といった作戦がすぐに見えてきます。CPUと対戦するほか、1台の画面を2人で交代して使って遊ぶこともできます。
盤と陣地

はじめは、盤の角に1マスずつ、自分の色の陣地(旗の立ったマス)があるだけです。このページでは、あなた(先に名前の出る人)が青で左下の角、相手が赤で右上の角から始めます。青のマスには●、赤のマスには▲の印が付いているので、色が見分けにくいときは印で確かめてください。
盤には、ところどころ灰色の岩があります。岩のマスはだれも塗れず、通り抜けることもできません。岩の置き方は、盤の真ん中を中心にして180度回すと同じ形になるように決めてあるので、青と赤のどちらかだけが有利になることはありません。
塗れるのは、自分の陣地のとなり

自分の番では、空いているマスを1つ選んで自分の色に塗ります。塗れるのは、自分の陣地に上下左右でくっついているマスだけです(ルールを「ななめもOK」にすると、ななめのとなりにも塗れます)。離れた場所に飛んで塗ることはできません。相手のマスや岩のマスも塗れません。塗れるマスには点線の枠が出ます。
一度塗ったマスは、最後までその人の陣地です。相手に取り返されることはありません。
囲んだら、中は全部自分の陣地

自分の陣地と盤の端、岩で、空きマスのまわりをぐるりと囲むと、その中の空きマスはまとめて自分の陣地になります。相手がもう入ってこられない場所だからです。囲んだ瞬間に、中のマスが自分の色に塗り変わります。
反対に、相手の陣地にも接している空きマスは、まだ取り合いの途中です。盤の端や岩を上手に使うと、少ないマス数で広い場所を囲めます。
終わり方と勝ち負け

青と赤の陣地が盤をすっかり分けてしまい、両方の陣地に接している空きマスがなくなったら、そこで終わりです。残っていた空きマスは、囲んだ人の陣地になります。最後に自分の色のマスを数えて、多いほうの勝ち。同じ数なら引き分けです。
岩と盤の端だけに囲まれて、どちらの陣地にも接していない空きマスができたときは、だれのものにもなりません。
ルールの違い

陣取りの遊び方は、紙に書いて遊ぶときも、人によって少しずつ違います。このゲームでは次のルールから選べます。
| ルール | 1回に塗るマス | 広げられる向き |
|---|---|---|
| 標準 | 1マス | 上下左右 |
| 2マスずつ | 2マス(最初の1回だけ1マス) | 上下左右 |
| ななめもOK | 1マス | 上下左右とななめ |
「2マスずつ」では、1回の番に2マス続けて塗れます。2マス目は、1マス目で塗ったマスのとなりでもかまいません。先手が有利になりすぎないように、ゲームの最初の番だけは1マスです。一気に壁を伸ばせるので、展開が速くなります。「ななめもOK」では、ななめのすき間からも入りこめるので、囲むときはななめの穴までふさぐ必要があります。
盤の大きさは7×7・9×9・11×11から選べます。7×7は数分で終わり、はじめての人におすすめです。11×11は回りこみや囲いこみの作戦が増えます。「今日の盤」は、日付ごとに決まった岩の置き方の盤で、同じ日ならだれが遊んでも同じ盤になります。友だちや家族と、同じ盤でどちらが多く取れたかを比べるのもおもしろいでしょう。
陣地を広げるコツ

1. まずは真ん中へまっすぐ伸ばす
最初のうちは、自分の角のまわりを固めるより、盤の真ん中へ向かってまっすぐ伸ばすほうが得です。自分の角の近くは、あとからでも取れることが多いからです。先に真ん中へ着いたほうが、残りの場所を分ける線を決められます。
2. 相手より先に届くマスを数える
空きマスごとに「自分と相手のどちらが先に届くか」を考えると、今どちらが有利かが分かります。自分のほうが近いマスが多ければ、そのまま壁を作って分けてしまえばよく、少なければ、相手の前に回りこんで道をふさぐ必要があります。
3. 相手の進む先をふさぐ
相手の陣地の先に自分の色の壁を1本作ると、その向こうへは相手が回り道をしないと進めなくなります。自分が広げるのと同じくらい、相手の広げる道を細くすることも大切です。
4. 盤の端と岩を壁に使う
囲むときに必要なのは、自分の陣地・盤の端・岩でぐるりと閉じることです。盤の端や岩の近くでは、少ないマス数で囲めます。岩と岩の間のすき間は、先にふさいだほうが得をする場所になりやすいので、早めに目をつけておきましょう。
5. 最後のすき間を見のがさない
もう少しで囲める場所は、相手にとっても入りこむチャンスの場所です。すき間が1マスだけになったら、相手に入られる前に閉じましょう。反対に、相手の囲いのすき間が残っていたら、そこから入りこむと相手の陣地を大きく減らせます。
6. 「2マスずつ」では2マスで壁を作る
「2マスずつ」のルールでは、1回で2マスの壁が作れます。相手の囲いのすき間が2マスあっても、1回で閉じられてしまうので油断できません。壁を伸ばす速さが倍になるぶん、先に真ん中を押さえる大切さも大きくなります。
よくある質問
相手のマスを取り返すことはできる?
できません。一度塗ったマスは、最後までその人の陣地です。取り合いになるのは、まだ塗られていない空きマスだけです。
先手と後手、どちらが有利?
先に1マス多く塗れるので、先手が少し有利です。何回か遊ぶときは先手を交代するか、「ランダム」を選ぶとよいでしょう。
塗れるマスがなくなったらどうなる?
自分の陣地のとなりに空きマスがなくなるのは、取り合う場所がなくなったときなので、そこでゲームは終わります。途中で番がとばされることはありません。
CPUの強さはどれを選べばいい?
「やさしい」は自分の角のまわりばかりを固めることが多く、相手の動きもあまり見ていません。はじめて遊ぶ人や小さな子どもとの練習に向いています。「ふつう」は真ん中へ伸びてきたり、こちらの道をふさいだりしますが、ときどきうっかりします。「つよい」は先まで読んで囲いこみをねらってきます。勝てたらかなりの腕前です。
途中でやめても続きから遊べる?
はい。同じ端末・同じブラウザで開けば、「続きから」を選んで再開できます。音ははじめは出ない設定で、「音:オフ」を押すと塗ったときの音が鳴るようになります。
昔からある陣取り遊び
「陣取り」は、昔から子どもたちが遊んできた遊びの名前です。もともとは外で遊ぶもので、2組に分かれて電柱や木などを自分たちの陣地に決め、相手の陣地を取り合います。途中で相手に出会ったら体にタッチしてつかまえる、つかまった人は味方が助けに来るのを待つ、といった決まりで、鬼ごっこに近い遊びとして辞典にも紹介されています。
地面に棒でくねくねした道を描き、両はしの丸い陣地から1人ずつ走り出して、出会った所でじゃんけんをする「じゃんけん陣取り」もよく知られています。勝った人はそのまま進み、負けた人は自分の陣地へ戻ります。先に相手の陣地へたどり着いたほうの勝ちです。
紙と鉛筆で遊ぶ陣取りもあります。紙に点をいくつか描いておき、交代で点と点を線で結んで、三角形ができたら自分の陣地にする「三角陣取り」がその一つです。点を格子の形に並べて、四角形を作ったら自分のものにする遊び方も広く知られています。
コンピューターのゲームでは、自分の陣地をできるだけ広げることをめざすものをまとめて「陣取りゲーム」と呼ぶことがあります。このページの陣取りゲームは、そうした遊びと同じように、マス目の盤の上で「広げる」「ふさぐ」「囲む」を楽しむ遊び方です。囲碁も、石で囲んだ場所の広さを競うという点では陣取りの仲間と言えるでしょう。