クレーンゲーム

アームを横よこと奥おくへ動うごかして下おろし、ぬいぐるみや木きのおもちゃをつかんで取とり出だし口ぐちまで運はこびます。重心じゅうしんをねらうのがコツ。

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    クレーンゲームの遊び方

    クレーンゲームは、ガラスの箱の天井についたクレーンを動かし、2本のアームで中のぬいぐるみやおもちゃをつかんで、取り出し口まで運ぶ遊びです。このゲームでは、パソコン・スマホ・タブレットのブラウザで、登録なしで遊べます。1回の遊びでできるのは10回のチャレンジ。何個取れるかをためして、取れたものは「コレクション」に並べて集めます。お金はかからず、取ったものは画面の中だけで集める遊びです。

    台の見方

    台の図。1 天井のクレーンとアーム。2 アームの真下の床にかげが出て、下りる場所が分かる。3 左手前の取り出し口。4 下の右にある横から見た図で、奥行きが分かる。5 下の左に、取れたものが並ぶ
    アームの真下のかげと、横から見た図で、下りる場所を確かめます。

    画面は、台を前の少し上から見た形です。上が台の奥、下が手前です。クレーンは左手前の取り出し口の上から動き始めます。アームの真下の床には丸いかげが出るので、アームがどこに下りるかが分かります。台の下の右には「横から見た図」があり、クレーン(青い線)と台の上の物を横から見た形で表しています。前から見ただけでは分かりにくい奥行きを、ここで合わせます。取れたものは、下の左の受けに並びます。

    ボタン2つで動かす

    上から見た図。取り出し口の上から、①を押している間クレーンが右へ動き、②を押している間 奥へ動いて、ねらった物の上で止まる
    ①で右へ、②で奥へ。どちらも1回だけです。

    「ボタン2つ」は、本物の台と同じ動かし方です。まず①のボタンを押すと、押している間だけクレーンが右へ動きます。指(マウス)を離すと止まり、①はもう押せません。次に②のボタンを押すと、押している間だけ奥へ動きます。②を離すと、アームが開いて自動で下り、閉じてつかんでから上がり、取り出し口の上まで戻って開きます。クレーンは、離したあと少しすべってから止まります。ねらった所の少し手前で離すのがコツです。キーボードでは、→キー(または1)が①、↑キー(または2)が②です。

    「自由に動かす」を選ぶと、矢印のボタン(キーボードの矢印キー)で前後左右に何度でも動かし、「下ろす」(スペースキー)でアームを下ろせます。はじめての人や、つかみ方の練習をしたいときにどうぞ。

    台の種類と難しさ

    台どんな台?
    ぬいぐるみくま・うさぎ・ねこ・ひよこ・いぬ・ぶたのぬいぐるみをつかんで持ち上げ、取り出し口まで運びます。形によって重心の場所がちがいます
    橋渡し2本の棒(橋)にのった箱を、アームで押したり持ち上げたりして、橋から落とします。持ち上げて運ぶのではなく、少しずつずらすのがコツです
    小さなおもちゃつみき・こま・木の車・あひる・木の玉・汽車。軽いけれど小さく、かたい木なので、はさむ力だけで持つものが多い台です
    難しさ遊んだときの感じ
    かんたんアームの力が強く、クレーンのゆれも小さめです。アームの先が少し広く、奥行きが少しずれてもつかめます。橋渡しの棒の間はせまめで、箱がぐらつきやすくなっています
    ふつうアームの力はふつうで、上まで上がると少し弱くなります。うまく重心をねらうと取れます
    むずかしいアームの力が弱く、止まったあとのゆれが大きくなります。つめがしっかりかからないと、運ぶとちゅうで落ちてしまいます。橋渡しの棒の間は広めで、箱が安定しています

    「今日の台」は日替わりです。台の種類と並びが日付で決まり、同じ日ならだれが遊んでも同じ台になります(難しさは「ふつう」)。自己ベストは、台と難しさの組み合わせごとに残ります。

    つかむコツ

    1. つめを「いちばん太い所」より下にかける

    左: アームの先のつめが、ひよこのいちばん太い所より下にかかっている。下から支えるので落ちにくい。右: つめが太い所より上をはさんでいる。はさむ力だけなので、すべって落ちる
    つめが下にかかると、下から支えて持てます。

    アームの先のつめが、ぬいぐるみの「いちばん太い所」より下に入ると、つめが下から支えるので、アームの力が弱くても落ちにくくなります。反対に、つめが太い所より上をはさんだだけだと、はさむ力(と摩擦)だけで持つことになり、上がるとちゅうや運ぶとちゅうですべり落ちやすくなります。床にねているぬいぐるみは、つめが床すれすれまで下りるので下にかかりやすく、ねらい目です。

    2. 重心の真上をねらう

    左: ねそべったいぬの重心の真上でつかむと、つり合って水平のまま上がる。右: 体のまんなかをつかむと、重い頭のほうへ回って、かたむいて落ちる
    重い所のほうへ回ろうとするので、重心の真上をつかみます。

    物の重さは、「重心」という1点にかかっていると考えることができます。アームが重心からずれた所をつかむと、持ち上げたときに重いほうが下がって、物がくるっと回ろうとします。回るとつめが外れて落ちてしまいます。たとえば、ねそべったいぬは頭が大きくて重いので、重心は体のまんなかより頭のほうにあります。見た目のまんなかではなく、重い所に少し寄せてねらいましょう。ねこのしっぽ、ぶたの鼻のように、形がかたよっているものも同じです。

    3. 奥行きは「横から見た図」で合わせる

    横から見た図。左: アームが、くまの体のまんなかの所に下りている。右: アームが奥にずれていて、はしをかすめるだけでつかめない
    奥行きがずれると、アームははしをかすめるだけです。

    前から見た画面では、左右はよく分かりますが、奥行きは分かりにくいものです。②で奥へ動かすときは、下の「横から見た図」で、青い線(クレーン)が物の影のまんなかに来たところで離しましょう。床のかげの位置も手がかりになります。本物の台でも、横からのぞいて奥行きを確かめる人が多くいます。

    4. ゆれがおさまるのを考える

    クレーンは、ひもでつり下げられているので、止まるとしばらく前後左右にゆれます。「ボタン2つ」では②を離すとすぐに下りるので、②のボタンは、ゆっくり押して早めに離すと、ゆれが小さくなります。「むずかしい」では、ゆれでねらいが少しずれることがあります。

    5. 取り出し口に近いものから

    運ぶきょりが短いほど、とちゅうで落ちる心配が少なくなります。取り出し口のそばに転がってきたものや、透明な板のふちにのりかけているものは、少しつつくだけで落ちることもあります。持ち上げられなくても、つかんで引きずったり押したりして、取り出し口に近づけるのも作戦です。台の上の並びは、次のチャレンジにそのまま残ります。

    6. 小さなおもちゃは、まわりがすいているものを

    小さなおもちゃの台では、となりのおもちゃにアームが乗ると、そこで止まってしまいます。まわりがすいていて、アームの開いた幅にすっぽり入るものをねらいましょう。木の玉のように丸くてすべりやすいものは、まんなかをしっかりはさむのが大切です。

    橋渡しのコツ

    1: 箱のはしの少し内側にアームを下ろすと、外側のアームが箱のはしを押して、箱が横へずれる。2: 箱のはしが棒から外れると、もう一方の棒が支点になって、重心が支点の外へ出た箱が回って落ちる
    はしを押して少しずつずらし、棒から外れたら落ちます。

    橋渡しの箱は、アームを広げても はさめないくらい長いので、つかんで運ぶことはできません。箱を2本の棒の上で少しずつずらし、片方のはしが棒から外れると、箱は残った棒を支点にして回り、下の取り出し口へ落ちます。箱のはしの少し内側にアームを下ろすと、外側のアームが閉じるときに箱のはしを押して、箱を反対側へずらせます。ずれた向きにさらに押していくのが基本です。片側のはしを持ち上げて落とすと、箱がはねて大きくずれることもあります。

    てこと重心で考えてみよう

    クレーンゲームは、重心とてこの考え方で説明できることがたくさんあります。物をつり下げると、物は重心が支える点の真下に来るように回ります。アームが重心の真上をつかめば、回ろうとする力がつり合い、物は水平のまま上がります。重心からずれた所を持つと、重心と持った所のきょり(うでの長さ)×重さ の分だけ回ろうとする力(モーメント)がはたらき、つめが外れやすくなります。

    橋渡しの箱は、てこそのものです。棒が「支点」、箱の重さが重心にかかる「作用点」、アームが押したり持ち上げたりする所が「力点」です。2本の棒にのっている間は、重心が2本の棒の間にあるので安定しています。片方の棒から外れると、支えは1本だけになり、重心が支点の外にあれば、箱は支点を中心に回って落ちます。棒の間がせまいほど、少しのずれで重心が支点の外へ出やすく、箱はぐらつきやすくなります。どこを押せば一番少ない力で回せるか、支点からのきょりを考えながら遊んでみましょう。

    よくある質問

    お金はかかる? 取ったものはもらえる?

    お金はかからず、登録もいりません。取ったものは画面の中の「コレクション」に並ぶだけで、何かと交換したり、家に届いたりすることはありません。10回のチャレンジで何個取れるかと、コレクションを全部そろえることを楽しむ遊びです。

    スマホやタブレットでも遊べる?

    遊べます。①②の大きなボタンを指で押している間、クレーンが動きます。学校のChromebookやiPadでも動くように、軽い作りにしています。

    ボタンを離したのに少し進むのはなぜ?

    クレーンは急には止まれず、少しすべってから止まります。本物の台でも、ボタンを離したところより少し先で止まることがあります。ねらった所の少し手前で離しましょう。

    コレクションは消えない?

    コレクションと自己ベストは、使っている端末のブラウザに保存されます。同じ端末・同じブラウザなら、次に開いたときもそのまま残っています。遊んでいるとちゅうでやめても、「続きから」でそのチャレンジの始めから再開できます。

    ぬいぐるみが取り出し口のふちに引っかかったら?

    台の上の並びは次のチャレンジに残るので、ふちにのったぬいぐるみをアームでつつくと、取り出し口に落とせることがあります。取り出し口の透明な板の上は、ねらい目です。

    クレーンゲームの歩み

    クレーンで品物をつかむ遊びの機械は、1900年代のはじめごろのアメリカで、工事に使われた蒸気ショベルをまねて生まれたといわれます。1920年代には手で動かす機械が作られ、お祭りや遊園地で親しまれました。日本では1960年代から作られ、1980年代の後半から、ぬいぐるみを入れた縦長の台が広まりました。このゲームは、台を自分で作った木のおもちゃやぬいぐるみの絵で再現し、つかむ・運ぶ・落とすの動きを、重心やてこの考え方で楽しめるようにしたものです。

    物が動く様子を見る遊びが好きなら、押し台でコインを押し出すコイン落とし、ばねで玉を打ち出すスマートボール、コルクで棚の小物を落とす射的ゲームもどうぞ。