トライピークスの遊び方
トライピークスは、トランプ1組(ジョーカーを除く52枚)を使うひとり遊びです。「トライ」は3つ、「ピークス」は山の頂上のこと。3つの山の形に並べた28枚を、台札より1つ大きいか、1つ小さい札を探しながら1枚ずつ取っていきます。ルールはすぐに覚えられるのに、どの札から取るかで結果が変わり、続けて取れたときの気持ちよさがくせになるソリティアです。
場の見かた

52枚をよく混ぜて、3つの山の形に28枚を並べます。いちばん下の段の10枚は表向き、その上の18枚は裏向きです。上の段の札には、下の段の札が2枚ずつ重なっています。残りの24枚は裏向きのまま山札にし、1枚目をめくって台札の最初の1枚にします。この台札の上に、山の札を1枚ずつ移していきます。28枚を全部移せたらクリアです。
台札より1つ大きいか、1つ小さい札を取る

山から台札へ移せるのは、台札の一番上の札より1つ大きいか、1つ小さい数の札だけです。台札が5なら4か6、台札が10ならJ(11)か9。マーク(色)は関係ありません。数はAが1、Jが11、Qが12、Kが13です。ふつうのルールでは、KとAもつながっているので、Kの上にはQとA、Aの上には2とKを置けます。
重なっている札が全部なくなると、表になる

取れるのは、上に何も重なっていない表向きの札だけです。裏向きの札には、下の段の札が2枚重なっています。その2枚を両方取ると、裏向きの札が表になり、取れるようになります。表になるまで何の札かは分からないので、どこを崩すかがトライピークスのおもしろいところです。
続けて取るほど得点が伸びる

取った札が新しい台札の一番上になり、そこからまた1つちがいの札を探します。5→6→7→8と上がったあと、7→6と下がってもかまいません。山札をめくらずに続けて取ると、1枚目は1点、2枚目は2点、3枚目は3点…と、1枚ごとの得点が上がっていきます。山札を1枚めくるごとに5点引かれ、連続はそこで1からやり直しです。山のてっぺんを取ると、1つ目と2つ目の山は15点、最後の山は30点のボーナスが付きます。
取れる札がないときは山札をめくる

取れる札がなくなったら、山札を1枚めくって台札の上に置きます。めくった札は何の数でもかまいません。その札が新しい台札の一番上になり、また1つちがいの札を探します。ふつうのルールでは山札は1回しか使えず、山札がなくなって取れる札もなくなったら行きづまりです。山札が残っていても、山の28枚を全部取ればクリアです。
3つのルール

トライピークスは、遊ぶ人や本によって細かい決まりが少しずつ違います。このゲームでは3つから選べ、はじめは多くの遊び方と同じ「ふつう」になっています。
| ルール | 山札 | KとA | どんな感じか |
|---|---|---|---|
| やさしい | 何度でも使える | つながる | 山札を使いきったら、台札を裏返して山札に戻せる。ほとんどの配りで最後まで取りきれる。はじめての人の練習に |
| ふつう | 1回だけ | つながる | いちばんよく遊ばれている形。山札をめくる前に、取れる札がないかよく探すのが大事 |
| きびしい | 1回だけ | つながらない | Kの上にはQだけ、Aの上には2だけ。KとAが台札に来ると続けにくくなる |
「自分で決める」を選ぶと、山札の回数とKとAがつながるかどうかを1つずつ決められます。「山の札」を「全部表向き」にすると、裏向きの18枚も最初から見えるので、先の先まで読んで取る順番を考えられます。設定の「解ける配りだけ」がオンのときは、選んだルールで全部取りきれることを確かめた配りだけが出ます。
このゲームの画面の使い方

山の札を押すと、その札が台札へ移ります。札を台札まで引っぱって置くこともできます。今取れる札には淡い金色の枠が付き、場の右には「台札に置ける数」と、今何枚続いているかが出ます(枠は設定で消せます)。取れない札を押したときは、「5の上に9は置けません。置けるのは4か6です」のように理由が出ます。山札を押すか「めくる」で1枚めくります。
まちがえたら「元に戻す」で何回でも戻れます。「ヒント」は次の1手を白い枠で教えてくれます。もう取りきれない形になっていたら、何手戻せば取りきれる形に戻れるかも教えてくれます。
勝つためのコツ
1. 山札をめくるのは最後に
取れる札が1枚でもあるうちは、山札をめくらないのが基本です。ふつうのルールでは山札は1回しか使えず、めくるたびに得点も5点減ります。めくる前に、3つの山のすみずみまで取れる札がないか見直しましょう。
2. 裏の札を表にできる札から取る
取れる札が2枚あるときは、取ったあとに裏の札が表になるほうを選びましょう。見える札が増えるほど、次につながる札が見つかりやすくなります。特に、あと1枚取れば裏の札が表になる所は、先に崩しておくと手が広がります。
3. 3つの山をまんべんなく崩す
1つの山だけを崩していると、ほかの山の奥の札がいつまでも裏のままです。3つの山を同じくらいずつ崩していくと、選べる札が多くなり、行きづまりにくくなります。
4. 続きそうな順番を探す
台札が6で、取れる札に5と7があるとき、どちらを先に取るかで続きが変わります。5を取ったら次は4か6、7を取ったら6か8。見えている札の中で、長く続く順番を選ぶと、連続の得点が大きく伸びます。
5. 同じ数の札は取っておく
台札が8で、7が2枚あるなら、すぐに両方を使う必要はありません。7→8→7と、あとで戻ってくる道を残しておくと、次のめくりのときに助かることがあります。
6. 行きづまったら戻って試す
取りきれなかったときは「元に戻す」で数手戻り、別の順番を試してみましょう。「ヒント」を使うと、取りきれる形に戻るには何手戻せばよいかが分かります。
よくある質問
トライピークスは全部の配りが解ける?
ふつうのルールでは、10回に9回以上は、札の場所が全部分かっていれば取りきれる配りです。ただ、裏向きの札は表になるまで分からないので、実際にクリアするのは思ったよりむずかしくなります。「解ける配りだけ」をオンにしておけば、選んだルールで取りきれることを先に確かめた配りだけが出ます。
置ける札があるのに、山札をめくってもいい?
はい。山札はいつでもめくれます。ただ、めくるたびに得点が5点減り、それまでの連続も途切れます。わざとめくるのは、今取れる札を使うと先が続かなくなるときだけにしましょう。
得点はどう数えている?
山札をめくらずに続けて取ると、1枚目1点・2枚目2点・3枚目3点…と上がっていきます。山札を1枚めくるごとに5点引かれます。山のてっぺんを取ると、1つ目と2つ目の山は15点、最後の山は30点が加わります。ヒントを使わずにクリアしたときの得点と時間が、自己ベストとして記録されます。
「やさしい」の山札の使い方は?
山札がなくなったら、山札の場所を押すと、台札を順番を変えずに裏返して山札に戻し、また1枚目からめくれます。めくるたびの5点は同じように引かれます。取れる札がどこにもなくなったとき(山札と台札のどの札とも1つちがいの札が、取れる所にないとき)が行きづまりです。
途中でやめても続きから遊べる?
同じ端末・同じブラウザで開けば、「続きから」で再開できます。「元に戻す」の記録も残っています。はじめは音が出ない設定です。「音:オフ」を押すと、札を置いたときなどに効果音が鳴ります。
トライピークスってどんな遊び?
トライピークスは、1989年ごろにアメリカで考えられたといわれる、比較的新しいひとり遊びです。パソコンに入っていたソリティア集に収められて、世界中に広まりました。台札に1つちがいの札をつなげていく遊び方は、古くからある「ゴルフ」というソリティアとよく似ていて、並べ方をピラミッドのような3つの山にしたのが特ちょうです。「スリーピークス」「トライタワー」などの名前でも遊ばれています。表になるまで分からない裏の札があるので、運と読みの両方が楽しめる、手軽で奥の深い遊びです。