7列と3枚の補給
スコーピオン・ソリティアは、52枚のトランプを同じスートのKからAへそろえる一人遊びです。場には7列があり、各列へ7枚ずつ、合計49枚を配ります。残り3枚は補給として別に置きます。ジョーカーは使いません。赤と黒を交互に重ねる遊びとは異なり、スペード、ハート、クラブ、ダイヤをそれぞれ別の列へまとめることを目指します。
標準の配りでは、左から4列の奥に3枚ずつ裏札があります。その上に4枚の表札が重なり、右側3列は7枚すべて表向きです。裏札は全部で12枚です。表札の数字とスートを見ながら、移動によって裏札を露出させます。裏札が列の末尾になったときには、自動で表向きになります。表になった札の内容を覚えておくと、次にどの列をほどけばよいか考えやすくなります。
数字はAを1、Jを11、Qを12、Kを13として扱います。画面では札に数字とスートの記号が付いているため、赤黒の色だけで見分ける必要はありません。補給の残り枚数と裏札の総数も表示されます。時間制限はなく、先を読むために立ち止まってもかまいません。

途中の表札から札群を動かす
動かしたい表札を1枚選ぶと、その札と、それを覆っている手前の札が全部ひとまとまりになります。選んだ札より奥の札は元の列に残ります。札群の途中に数字の飛びやスートの混ざりがあっても、そのまま運べます。選んだ札の下にある表札を、ひとまとまりとして運びます。
移動の判定で見るのは、選んだ札群の先頭と、移動先の列の末尾です。同じスートで、先頭の数字が移動先より1つ小さいときに重ねられます。例えば8のスペードから始まる群は、9のスペードの上へ置けます。9のハートや10のスペードの上には置けません。Aの上にKを重ねて一周する扱いもありません。スートと数字の両方を確かめましょう。
群内が不ぞろいでも動かせるからこそ、移した後に別の札が閉じ込められる場合があります。先頭だけでなく、群の末尾にある札と、移動先の奥にある札も見ておくと、長い列を作りすぎずに済みます。誤った列を押しても札は動かず、置けない理由が表示されます。ペナルティはありません。選択を取り消すか、別の列を選べます。

空列とKの使い方
標準では空いた列に置けるのは、K1枚か、Kから始まる札群だけです。ほかの数字から始まる群は置けません。Kから続く群の中身は順不同でもよく、移動先に札がないので同じスートの1つ大きい札を探す必要はありません。Kは通常の札の上には置けないため、空列がKの移動先になります。
空列を作るだけでは、必ずしも次の手が増えるとは限りません。表向きのKが動かせる場所にあるかを先に見ておくと、空列を生かしやすくなります。裏札を隠している長い群をKと一緒に空列へ運び、元の列を開く手もあります。一方、同じ群を空列の間で何度も移しても、盤の情報は増えません。裏札が減るか、同じスートの並びが伸びるかを確かめましょう。
やさしいルールでは空列へどの表札群でも置けます。これは空列自由の練習です。Kだけという制限に慣れる前に札群の切り分けを試せますが、標準とは異なるルールです。完成記録もルール別に残ります。

補給3枚のタイミング
左上の補給札の束を押すと、残していた3枚を左から1列目、2列目、3列目へ1枚ずつ表向きで配ります。7列全部へ配る操作ではありません。補給は1回だけで、使い終えると残りは0枚になります。配り直しや札の交換はありません。空列があっても補給できます。空列に配られた札がK以外でも、そのまま場札として使います。
補給すると、それまで末尾だった札の上に新しい札が乗ります。使いやすかった接続先が一時的に隠れることもあります。まず場にある表札で動ける手を探し、裏札を開いてから補給するのが基本です。本作では補給札の束を好きな時点で押せます。伝統的な説明にある「動ける手を尽くしてから補給」を目安に、早く使う場合の変化も考えてみましょう。
補給を使う前に動ける札がなくても、すぐ終了ではありません。残り3枚が新しい移動先や動かす札になります。補給を使い切り、合法な移動がなくなった場合には、その状態が表示されます。戻すで前の選択へ戻るか、同じ配りに再挑戦できます。動ける手があるだけで、必ず完成できるとは限りません。

4スートを完成させる
完成は、同じスートのK、Q、J、10から順にAまで13枚が並ぶ独立した列を、4つ作ったときです。補給の3枚も全部使い、52枚が4列にまとまる必要があります。列の途中だけにKからAができても、その奥に別の札が残っている場合は完成列に数えません。裏札が残る列も完成ではありません。
このルールでは完成した13枚を盤から取り除きません。場に残したまま、残るスートをそろえます。完成前には札群を動かせるので、整った列の途中から動かしてしまうと完成列の数が減る場合があります。完成列を崩す前には、その移動がほかの裏札を開くために必要か考えるとよいでしょう。
完成列にはチェックとスートの印が付きます。札は盤の上に残るので、4列の完成を確かめながら続けられます。すべてがそろうと結果と新しい配りのボタンが表示されます。

難度・保存・操作のコツ
やさしいは裏札12枚で空列自由、ふつうはScorpion IIの裏札9枚でKだけの空列、むずかしいは標準の裏札12枚でKだけの空列です。札の配りを完成しやすいものに選別するのではなく、空列と裏札のルールが変わります。どの難度も一人用です。相手のCPUはなく、時間の速さによる得点もありません。
表札の数字が見える上端を押すと、その札と下に重なる札が黄色の枠で選ばれます。緑の枠と下向きの印が置ける列です。置先の札を押すか、札群をドラッグして運べます。同じ先頭札、フェルトの余白、Escで選択を取り消します。ヒントは合法手を示しますが、最後までの完成を保証するものではありません。
戻すは移動や補給を1手戻します。露出した裏札も元の向きへ戻り、補給前には予備3枚が戻ります。同じ配りでやり直すと初期の札順も同じです。新しく配ると別の札順になります。途中の盤はこのブラウザに保存され、続きからで再開できます。日本語と英語を切り替えても同じ盤を使えます。別の端末や保存の消去後には引き継がれません。
列全体を見る、裏札を優先して開く、空列の使い道を決める、補給の前に接続先を確かめる。この四つを順に試すと、札群を動かせる範囲がつかみやすくなります。ゆっくり考えながら、ひとつのスートがKからAまでつながる過程を楽しんでください。

手数の上限に達したら?
一つの配りは2000手まで進められます。上限では戻すか、同じ配りに再挑戦できます。
よくある質問
群の中がバラバラでも運べますか?
はい。移動先と比べるのは選んだ群の先頭札です。覆っている札は全部一緒に運びます。
補給に空列の制限はありますか?
ありません。左3列が空でも、その列に1枚ずつ配ります。
完成列は消えますか?
このルールでは盤に残します。4つの独立した完成列がそろうまで続けます。