水平思考クイズの遊び方
水平思考クイズは、ちょっとふしぎな話を読んで、「なぜそうなったのか」という本当の話(真相)を当てる推理のクイズです。答えは問題文にそのまま書いてありません。「はい」か「いいえ」で答えられる質問をして手がかりを集め、思いこみを外しながら真相にたどり着きます。このゲームでは、質問をあらかじめ用意された候補から選び、最後に真相を4つの説明の中から選んで答えます。問題はやさしい・ふつう・むずかしいの3段階で全部で36問。すべてこのゲームのために作った問題で、こわい話や悲しい話は入れていないので、小学生から大人まで、家族や教室でも安心して遊べます。登録やダウンロードはいりません。
1. 問題を読む

「はじめる」を押すと、ふしぎな出来事の問題が出ます。1回に3問。まずは問題文をよく読んで、どこがふしぎなのかを確かめましょう。「雨の日でもないのにぬれる」のように、ふつうなら起きないことが起きているところが、真相の入り口です。
2. 「はい・いいえ」で答えられる質問をする

「質問する」の一覧から、聞いてみたい質問を押します。すぐに答えが出て、質問の横に残ります。答えは3種類で、「はい」は真相に当てはまる、「いいえ」は当てはまらない、「関係ない」はどちらでも真相が変わらない、という意味です。「関係ない」が返ってきた質問は、そこを考えなくてよいという手がかりになります。質問を1つ聞くごとに持ち点が10点減るので、やみくもに全部聞くより、よく考えて選ぶのが高得点のこつです。
3. 真相を4つの説明から当てる

真相がわかったと思ったら、「真相を当てる」に切りかえます。聞いた質問の答えが上にまとめて出るので、それと食いちがう説明を1つずつ消していきましょう。たとえば「遊んでいるときですか?」が「いいえ」なら、「水たまりで遊んでいる」という説明は合いません。残った説明を選んで「これで答える」を押します。まちがえると30点減って、また質問にもどれます。2回まちがえると、その問題の真相が出ておしまいです。
4. 真相と「決め手の質問」を読む

答えると、真相とくわしい説明、点数が出ます。「全部の質問と答え」を開くと、聞かなかった質問の答えも見られます。★の付いた質問は、真相に近づくための決め手になる質問です。どんな質問が決め手になるのかを知っておくと、次の問題で早く真相に近づけます。
点数と星のしくみ

| すること | 点数 |
|---|---|
| はじめの持ち点 | 100点 |
| 質問を1つ聞く | −10点 |
| ヒントを1回見る(2回まで) | −10点 |
| 真相をまちがえる | −30点(2回まちがえると0点) |
| 当てたとき | 最低でも10点 |
70点以上で星3つ、40点以上で星2つ、それより下でも当てれば星1つです。3問の合計点が、むずかしさごとの自己ベストとして残ります。わからないときは「ヒント」を押すと、1回目は考え方のヒント、2回目は4つの説明のうちまちがいを1つ消してくれます。
やさしい問題・むずかしい問題(3つのむずかしさ)
| むずかしさ | 向いている人 | どんな問題か |
|---|---|---|
| やさしい | 小学校低学年から | 晴れた日のかさ、目ざまし時計のない家など、身近なふしぎ。1〜2個の質問で真相に近づける |
| ふつう | 小学校中学年から大人まで | 時計のずれ、同じ音のことばの聞きちがい、植物や生き物のしくみなど。質問を2つ以上組み合わせて考える |
| むずかしい | 中学生・大人 | 名前や言葉からの思いこみ、「いいです」のような2通りの意味がある言葉、空気の力など。まちがいの説明もそれらしく作ってある |
はじめて遊ぶ人は「やさしい」から、慣れてきたら「ふつう」「むずかしい」へ進むのがおすすめです。「まぜる」を選ぶと、3つのむずかしさから1問ずつ出ます。まだ解いていない問題から先に出るので、続けて遊ぶと全部の問題に出会えます。
家族や教室で遊ぶ(出題役と回答役)

設定で「みんなで(出題役と回答役)」を選ぶと、昔ながらの水平思考ゲームの形で遊べます。出題役は、回答役に画面を見せないようにして「真相を見る(出題役だけ)」を押し、真相と答え方の例を読みます。回答役は問題文を読み、声で自由に質問します。出題役は「はい」「いいえ」「関係ない」で答え、答えるたびにボタンを押して質問の数を数えます。回答役が真相を言えたら「答え合わせ」でみんなに真相を見せましょう。質問に困ったら「質問の例」を開くと、聞いてみるとよい質問が並んでいます。授業のはじめの頭の体操や、レクリエーション、家族の集まりにも使えます。
水平思考クイズを解くコツ
1. 「当たり前」を1つずつ疑う
「ポチ」と聞けば犬、「本を読む」と聞けば紙の本、と私たちは自然に思いこみます。水平思考クイズの多くは、この思いこみを利用しています。問題文の中で、自分が勝手に決めつけていることはないかを探してみましょう。
2. 大きく分ける質問から聞く
「人が関係していますか?」「生き物ですか?」のように、答えによって候補が大きく分かれる質問を先に聞くと、少ない質問で真相をしぼれます。細かい質問は、しぼりこんだあとで十分です。
3. 「関係ない」も立派な手がかり
「関係ない」と返ってきたら、その方向を考えるのはやめてよいということです。むだな質問をしたと思わず、考える範囲がせまくなったと受け止めましょう。
4. 4つの説明を先に読んでから質問を選ぶ
このゲームでは、「真相を当てる」に切りかえると4つの説明が読めます。質問をする前に一度読んでおき、「この説明とこの説明を見分けるには、どの質問がよいか」と考えると、質問の数をぐっと減らせます。
5. 言葉の意味が2つないか考える
「かみ」は髪と紙、「見てて」はながめると気をつける、「いいです」はくださいといらない。同じ言葉でも意味が2つあることがあります。会話が出てくる問題では、言った人と聞いた人で意味がすれちがっていないかを考えてみましょう。
よくある質問
水平思考とは何ですか?
水平思考は、決まった考え方の道すじをまっすぐ深く進むのではなく、見方を横に広げて、思いがけない角度から答えを見つける考え方です。1960年代にイギリスの学者エドワード・デボノが名づけたといわれます。水平思考クイズは、この考え方を遊びながら体験できるクイズです。
「ウミガメのスープ」と同じ遊びですか?
「ウミガメのスープ」は、水平思考クイズ(シチュエーションパズル)の有名な問題の題名で、日本ではこの遊び全体の呼び名としても使われています。遊び方は同じで、出題者に「はい」「いいえ」で答えられる質問をしながら真相を当てます。このゲームの問題は、その話も含め、本やほかのサイトの問題とは別に、すべて新しく作ったものです。
水平思考クイズで何が鍛えられますか?
聞いた答えから、ありえる話とありえない話をより分ける論理的な考え方、思いこみに気づく柔軟な考え方、それに、答えを引き出す質問を組み立てる力が使われます。みんなで遊ぶときは、ほかの人の質問を聞いて考えを広げる楽しさもあります。ただし、ゲームは遊びとして楽しむもので、何かの力が必ず伸びると約束するものではありません。
答えが1つに決まらない問題はありませんか?
まちがいの説明はどれも、少なくとも1つの質問の答えと食いちがうように作ってあり、答えを見ないで解いてもらう確認もしています。もし「この説明でも合うのでは」と思う問題があれば、みんなの感想で教えてください。
記録はどこに残りますか?
自己ベストや解いた問題は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。途中でやめても、同じ端末・同じブラウザなら「続きから」で再開できます。音は最初は出ない設定で、「音:オフ」を押すと効果音が鳴ります。
水平思考クイズについて
はい・いいえの質問で出題者の考えた話を当てる遊びは、英語では「シチュエーションパズル」や「ラテラル・シンキング・パズル」と呼ばれ、1990年代ごろから本や雑誌で広く親しまれるようになったといわれます。日本では、この形式の本の題名から「ウミガメのスープ」という呼び名でも知られるようになりました。もともとは、出題者1人と回答者数人が会話しながら遊ぶもので、答えが1つにしぼりにくいこともあるため、「出題者の考えた話を当てる」ことが目的とされます。このゲームでは、質問と真相を選ぶ形にして、1人でもすっきり答えが決まるようにしました。
ことばを使った遊びが好きな方には、とんちの問題を1問ずつ解くなぞなぞ、4つか5つのことばから1つだけ仲間でないものを見つける仲間はずれさがしもおすすめです。