ピアノ・リズムの遊び方
ピアノ・リズムは、画面の鍵盤を使って、ピアノの音で遊ぶゲームです。遊び方は3つあります。好きなように弾ける「自由に弾く」、上から降りてくる音符に合わせて曲を弾く「なぞり弾き」、鳴った音がどの鍵盤かを当てる「音当て」です。設定の「あそび方」で選んで、「はじめる」を押すと始まります。スマホやタブレットなら指で鍵盤をタップ、パソコンならマウスでクリックするか、キーボードのキーで弾けます。登録やダウンロードはいりません。
音は「はじめる」を押したときから出るようになります。ページを開いただけで急に音が鳴ることはありません。音の大きさは、遊んでいる間に画面の下の「音量」ボタンで、大・中・小・消すの4段階に切りかえられます。
自由に弾く

鍵盤を押すと、その高さのピアノの音が鳴ります。いくつかの鍵盤を同時に押せば和音になり、指を押したまま横にすべらせると、となりの鍵盤へ続けて弾けます。押した音は、名前の書かれた丸になって上へのぼっていくので、自分が何の音を弾いたかが目で見てわかります。
鍵盤の数は「1オクターブ(大きい)」と「2オクターブ」から選べます。スマホでは1オクターブにすると鍵盤が大きくなって押しやすくなります。遊んでいる間は「低く」「高く」のボタンで、弾ける高さを1オクターブずつずらせます。鍵盤には「ドレミ」か「CDE」の音名を出せます。音名をおぼえてきたら「出さない」にして、名前を見ずに弾く練習もできます。
なぞり弾き(降りてくる音符に合わせて弾く)

曲を選んで始めると、拍の数だけ「カッ、カッ」と合図が鳴ってから、音符が上から降りてきます。音符は、押す鍵盤の真上の列を通って降りてくる丸で、中に音の名前が書いてあります。音符が鍵盤のすぐ上にある青い線に重なった瞬間に、その下の鍵盤を押しましょう。丸の上にのびている細い帯は、その音の長さです。帯が長い音のあとは、次の音まで少し時間があります。
音符の色は音の名前ごとに決まっていて、ドは赤、レはだいだい、ミは黄、ファは緑、ソは水色、ラは青、シはむらさきです。黒い鍵盤の音(♯のついた音)は、内側に点線の輪がついた丸で出てきます。
判定と点数

押したタイミングが、音符が線に重なった瞬間から前後0.075秒以内なら「ぴったり」、0.15秒以内なら「よし」、それより外れたり、押さずに音符が通りすぎたりすると「ミス」になります。「よし」のときは、はやかったか・おそかったかも小さく出ます。ミスせずに続けると「コンボ」が増えていきます。
曲が終わると、「ぴったり」を100点、「よし」を60点として、全部の音符を「ぴったり」で弾いたときにくらべて何%取れたかが「達成率」として出ます。達成率が70%以上ならクリアです。95%以上でS、85%以上でA、70%以上でB、50%以上でCのランクがつきます。音符が近くにあるのにちがう鍵盤を押すと「ちがう音」になり、コンボがとぎれます。音符が近くにないときは、自由に弾いてもかまいません。
3つの進み方
- 流れる: 音符が止まらずに流れてきます。リズムに合わせて弾く、いちばんの本番です。
- 待ってくれる: 音符が青い線の所で止まって、正しい鍵盤を押すまで待ってくれます。タイミングは気にせず、音の順番をおぼえる練習にぴったりです。
- お手本を聞く: 曲を自動で弾きます。鳴っている鍵盤が光るので、どこを押すのかを見ながら曲を聞けます。
はじめての曲は、「お手本を聞く」で曲を知り、「待ってくれる」で音の順番をおぼえ、最後に「流れる」でリズムに合わせる、という順番で練習すると弾けるようになりやすいです。
音当て(聞き取りの練習)

音が1つ鳴るので、それがどの鍵盤の音かを鍵盤を押して答えます。全部で10問です。「やさしい」はドレミファソの5つ、「ふつう」はドから上のドまでの白い鍵盤8つ、「むずかしい」は黒い鍵盤もふくめた13の音から出ます。答えになる鍵盤だけが明るく出ています。「はじめにドを鳴らす」を「あり」にすると、毎回ドの音を聞いてから問題の音を聞けるので、ドからどれくらい高いかをくらべて考えられます。聞きのがしたら「もう一度聞く」(キーボードならスペースキー)で何度でも聞き直せます。
キーボードで弾く

パソコンでは、キーボードのキーが鍵盤になります。下の段の Z・X・C・V・B・N・M がドからシまでの白い鍵盤で、そのすぐ上の段の S・D・G・H・J が黒い鍵盤です。上の段の Q・W・E・R・T・Y・U・I が1オクターブ上のドからドまで、数字の 2・3・5・6・7 がその間の黒い鍵盤です。本物の鍵盤と同じように、白と黒が交互にならんだ形になっています。画面の鍵盤にも、対応するキーの文字が小さく出ています。
曲の一覧
曲はやさしい順に並んでいます。どれも作曲した人・作詞した人が亡くなってから長い年月がたった曲です。メロディは楽譜から1音ずつ打ち込んで作りました。
| むずかしさ | 曲 |
|---|---|
| やさしい | メリーさんのひつじ、きらきら星、よろこびの歌(ベートーヴェン)、春の小川、茶摘み、蛍の光、むすんでひらいて |
| ふつう | 新世界より 第2楽章(ドヴォルザーク)、ふるさと、七つの子、アメイジング・グレイス、春が来た、ロンドン橋、靴が鳴る、ちょうちょう |
| むずかしい | 仰げば尊し、聖夜(クリスマスの賛美歌)、メヌエット ト長調、故郷の空、エリーゼのために(ベートーヴェン)、トルコ行進曲(モーツァルト) |
「やさしい」の曲は白い鍵盤だけで、4分音符(1拍の音)が中心です。「ふつう」になると8分音符(半拍の音)や付点のリズム、とびはなれた音が出てきます。「むずかしい」の曲には黒い鍵盤や、細かく速いリズムがあります。
設定の選び方
| 速さ | 曲の速さ | こんな人に |
|---|---|---|
| ゆっくり | ふつうの6割 | はじめての人、小さい子ども、はじめて弾く曲 |
| ふつう | その曲がよく演奏される速さ | 曲の音の順番をおぼえた人 |
| はやい | ふつうの1.35倍 | リズムに自信のある人の腕だめし |
まずは「やさしい」の曲を「ゆっくり」で弾き、クリアできたら速さを上げたり、むずかしい曲に進んだりするのがおすすめです。「拍の音」を「あり」にすると、拍ごとに小さく「カッ」と鳴るので、リズムがとりやすくなります。
Bluetooth のイヤホンやスピーカーを使うと、音が少しおくれて聞こえることがあります。判定が合わないと感じたら、設定の「タイミングの調整」で「おそめ」の値を選んでください。「流れる」で1曲弾くと、結果にあなたの押し方の傾向(平均で何ミリ秒はやめ・おそめか)が出て、ずれが大きいときは合った調整の値をボタン1つで選べます。
上達のコツ
1. 線ではなく、少し上を見る
青い線だけを見ていると、次の音符に気づくのがおくれます。線より少し上、次に来る2〜3個の音符が見えるあたりを見ておくと、手を早めに準備できます。
2. 音符の「間」でリズムをつかむ
音符と音符の間が広いところは長い音、せまいところは短い音です。音符の上にのびる帯の長さも手がかりになります。「拍の音」をありにして、「カッ」の音に合わせて体でリズムをとると、ぴったりが増えます。
3. 指の置き場所を決めておく
ドに親指、レに人さし指、ミに中指、ファに薬指、ソに小指を置くのが、ピアノの基本の手の形です。「やさしい」の曲の多くは、この5本の指をほとんど動かさずに弾けます。スマホやタブレットでも、1本の指だけでなく、何本かの指を鍵盤の上に置いておくと、速い曲でも間に合います。
4. むずかしい所は「待ってくれる」で
いつも同じ所でミスをするなら、「待ってくれる」でその曲を弾き、つまずく所の音の順番をおぼえましょう。音の順番が頭に入っていれば、「流れる」ではリズムだけに集中できます。
5. 押すのは線に重なった瞬間
音符が線に届く前に押してしまう人は、音符の丸の中心が線に重なるのを待ってから押してみましょう。結果の「押すタイミング」を見ると、自分がはやめか、おそめかがわかります。
音名のおぼえ方
鍵盤の音には、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」というイタリア語から来た呼び方と、「C・D・E・F・G・A・B」というアルファベットの呼び方があります。ドがC、レがD、ミがE、ファがF、ソがG、ラがA、シがBです。学校の音楽ではドレミ、コードの名前やキーボードの楽譜ではCDEをよく使います。アルファベットはAから始まりますが、ドにあたるのはCなので注意しましょう。日本の音楽では「ハ・ニ・ホ・ヘ・ト・イ・ロ」という呼び方もあり、「ハ長調」の「ハ」はドのことです。
鍵盤でドを見つけるには、黒い鍵盤を見ます。黒い鍵盤は「2つのかたまり」と「3つのかたまり」がくり返し並んでいて、2つのかたまりのすぐ左下の白い鍵盤がドです。3つのかたまりのすぐ左下はファです。ドの位置がわかれば、そこから右へ白い鍵盤を数えてレ・ミ・ファと見つけられます。このゲームでは、設定の「音名」を「ドレミ」にしたり「CDE」にしたりして、両方の呼び方を練習できます。どちらかをおぼえたら「出さない」にして、鍵盤の形だけで音を見つけられるか試してみましょう。
黒い鍵盤の音は、左どなりの白い鍵盤の音より半音高い音で、「♯(シャープ)」をつけて「ド♯」「C♯」のように呼びます。右どなりの白い鍵盤より半音低い音として「♭(フラット)」をつけて「レ♭」と呼ぶこともあり、ド♯とレ♭は同じ鍵盤です。
音楽の授業や家での練習に
ピアノ・リズムは、音楽の授業や家での練習にも使えるように作っています。鍵盤は大きく、音名を出せて、速さを「ゆっくり」にでき、「待ってくれる」ならタイミングを気にせずに音の順番だけを練習できます。
- 鍵盤ハーモニカやリコーダーの予習に: 教科書と同じ唱歌は、「お手本を聞く」でメロディを聞き、「待ってくれる」で音の順番を確かめられます。
- 音名をおぼえる: 「自由に弾く」で音名を出して弾き、慣れたら「出さない」にして、先生や家の人が言った音を鍵盤で探すクイズにできます。
- 聞き取りの練習: 「音当て」の「やさしい」は、ドレミファソの5つの音だけなので、低学年でも取り組めます。「はじめにドを鳴らす」をなしにすると、ぐっとむずかしくなります。
- 大きな画面で: 電子黒板やプロジェクターに映して、みんなで音符の色と名前を読みながら弾くこともできます。
学校の Chromebook や iPad でも、インストールせずにブラウザだけで遊べます。教室で使うときは、はじめに「音量」を小さめにしておくと安心です。
よくある質問
音が出ない
「はじめる」を押すまでは音が出ません。はじめたあとも鳴らないときは、端末の音量と、画面の下の「音量」ボタンが「消す」になっていないかを確かめてください。iPhone や iPad では、本体の消音(マナーモード)が入っていると音が出ないことがあります。
音がおくれて聞こえる・判定が合わない
Bluetooth のイヤホンやスピーカーは、音が0.1〜0.2秒ほどおくれて届くことがあります。できれば端末のスピーカーか有線のイヤホンで遊んでください。それでも合わないときは、設定の「タイミングの調整」を変えてください。
とちゅうでやめても続きから弾ける?
なぞり弾きの「流れる」と「待ってくれる」は、同じ端末・同じブラウザなら「続きから」で、止めた所の少し前から再開できます。ほかのタブに切りかえたときも、自動で一時停止します。
記録はどこに残る?
曲・速さ・進み方ごとの最高の達成率と、音当てのむずかしさごとの最高の正解数が、この端末に記録されます。ログインや登録はいりません。
本物のピアノとちがう所は?
音はブラウザの中で作った、ピアノに似た音です。強く押しても弱く押しても同じ大きさで鳴り、ペダルはありません。鍵盤の幅も本物とはちがうので、指の練習というより、音名やリズム、メロディの形をおぼえるのに向いています。
降りてくる音符で弾く遊びについて
画面の上から降りてくる印に合わせてボタンを押すゲームは「音楽ゲーム」「音ゲー」とも呼ばれ、ゲームセンターや家庭用のゲーム機、スマホのアプリで広く遊ばれています。ピアノの鍵盤の上に音符を降らせる形は、楽譜を読まずにピアノを練習する方法として、パソコンの練習ソフトなどでも使われてきました。ピアノ・リズムでは、この形に音名と色、止まって待ってくれる練習をあわせて、はじめて鍵盤にさわる人でもメロディを弾けるようにしています。