色の見分けテストの遊び方
色の見分けテストは、同じ色で塗られたマスの中から、1つだけ少し色がちがうマスを見つけて押す、ひとり用の遊びです。「ちがう色さがし」「色彩感覚テスト」とも呼ばれる形の遊びで、ルールはそれだけなので、だれでもすぐに始められます。正解するたびにステージが1つ進み、マスの数が増えて、色の差がだんだん小さくなっていきます。どこまで見分けられるかを、60秒の時間の中で、または時間を気にせずに試してみましょう。登録やダウンロードはいりません。パソコン・タブレット・スマホのどれでも遊べます。
はじめに大事なことを書いておきます。このゲームは色の見分けを楽しむ遊びで、医療で使う色覚検査ではありません。色覚の診断はできません。結果は、画面の種類や明るさ、部屋の光、目の疲れなどでも大きく変わります。点数がよくても悪くても、それで色の見え方について何かが分かるわけではありません。
画面の見方

「はじめる」を押すと、60秒チャレンジでは「3・2・1」の合図のあとに最初のマスが出ます。マスはすべて同じ色に見えますが、1つだけ色が少しだけちがいます。そのマスを指で押すか、マウスでクリックしてください。キーボードなら、矢印キーで点線の枠を動かし、Enter かスペースで決めます。マスの上には、今のステージと残り時間、そして今の問題で「色あい・明るさ・鮮やかさ」のどれがちがうのかが出ています。
ステージが進むと

最初のステージは2×2の4マスで、ちがうマスはひと目で分かります。ステージが進むと3×3、4×4…と増えていき、ステージ17からは7×7の49マスになります。同時に、ちがうマスの色の差も少しずつ小さくなります。はじめは「なんとなく浮いて見える」マスがすぐ見つかりますが、差が小さくなると、マスを1つずつ見比べないと分からなくなってきます。
まちがえたとき

ちがうマスではないところを押すと、押したマスに赤い枠が出ます。60秒チャレンジと今日の問題では、まちがい1回ごとに残り時間が3秒へります。当てずっぽうで押し続けると、すぐに時間がなくなってしまいます。ゆっくりには時間の制限がない代わりに、まちがえてよいのは2回までで、3回目のまちがいで終わりです。どちらも、まちがえたあとは同じ問題のまま続きます。終わったときは、最後の問題のちがうマスが青い枠で示されるので、どこがちがったのか確かめられます。
3つの遊び方と難しさ
| 遊び方 | 決まり |
|---|---|
| 60秒チャレンジ | 60秒で何ステージ進めるか。まちがい1回で3秒へる |
| ゆっくり | 時間なし。まちがいが3回になるまで何ステージ進めるか |
| 今日の問題 | 60秒・ふつう・色の差はまぜる。同じ日ならだれが遊んでも同じ色の問題 |
難しさは「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段で、ちがいは色の差の縮み方です。やさしいはステージが進んでも色の差がゆっくり小さくなり、むずかしいは早く小さくなって、20ステージを過ぎるころには、よく見てもほとんど分からない差になります。はじめての人は、ふつうの60秒チャレンジから始めると、遊びの感じがつかみやすいでしょう。
設定の「色の差の種類」では、何がちがう問題を出すかを選べます。「まぜる」では問題ごとに、色あい(色相)・明るさ(明度)・鮮やかさ(彩度)のどれかがちがいます。「色相」だけ、「明度」だけ、「彩度」だけを選んで、どの見分けが得意かを比べるのもおもしろい遊び方です。記録は、遊び方・難しさ・色の差の種類の組み合わせごとに残ります。
色の三つの性質(色相・明度・彩度)

色を言葉で説明するときは、「色相」「明度」「彩度」の3つの性質に分けると分かりやすくなります。これを色の三属性といいます。美術や理科、色彩検定の勉強でも最初に出てくる考え方です。
色相(しきそう)=色あい
赤・オレンジ・黄・緑・青・紫のような、色の「種類」のちがいです。色相を順に並べて輪にしたものを色相環といいます。このゲームで色相がちがう問題では、ちがうマスが、ほかのマスより少し赤っぽい、少し黄色っぽい、というように、色の輪の上で少しだけ回った色になっています。
明度(めいど)=明るさ
色の明るさのちがいです。白に近いほど明度が高く、黒に近いほど明度が低くなります。白・灰色・黒のような色みのない色(無彩色)にも明度はあります。明度がちがう問題では、ちがうマスだけが少し白っぽい、または少し黒っぽい色になっています。
彩度(さいど)=鮮やかさ
色の鮮やかさのちがいです。灰色からはなれて、色みがはっきりしているほど彩度が高く、灰色に近いくすんだ色ほど彩度が低くなります。彩度がちがう問題では、ちがうマスだけが少しはっきりした色、または少しくすんだ色になっています。
色の差(色差)の大きさ
2つの色がどれくらいちがって見えるかを数で表したものを「色差(しきさ)」といいます。このゲームでは、色差を求める式の1つ(CIEDE2000)を使って、色相・明度・彩度のどれがちがう問題でも、見た目のちがいの大きさがそろうように問題を作っています。色差がおよそ1のとき、2つの色を並べて見て、やっと分かるかどうかという大きさです。結果の画面には、あなたが見分けた中でいちばん小さかった色差が出ます。
見分けるコツ

1. まずは全体をぼんやり見る
1つのマスをじっと見つめるより、盤の真ん中あたりを見ながら、盤の全体を視界に入れるほうが、ちがうマスが「浮いて」見えることがあります。差が大きいうちは、この見方がいちばん速く見つかります。
2. 見つからなければ1行ずつ
差が小さくなってきたら、左上から1行ずつ、となりどうしのマスを見比べていきます。決まった順に見ると、同じところを何度も見たり、見落としたりしにくくなります。
3. 「何がちがうか」の表示を手がかりに
マスの上の「ちがい: 明るさ」のような表示を見て、何を探せばよいかを決めましょう。明るさなら白っぽい・黒っぽいマス、鮮やかさならくすんだ・はっきりしたマス、色あいならほかと色みがずれたマスを探します。
4. あわてて押さない
60秒チャレンジでは、まちがえると3秒へります。1秒迷うほうが、まちがえるよりも損が少ないことが多いのです。自信がないときは、もう一度見比べてから押しましょう。
5. 画面の明るさと姿勢をととのえる
画面が暗すぎたり、明るすぎたり、斜めから見ていたりすると、小さな色の差は見えにくくなります。画面の正面から、ふだんと同じくらいの明るさで遊んでください。画面に光が映りこんでいるときも見えにくくなります。
6. 目が疲れたら休む
同じ色をじっと見続けると、目が慣れて差が分かりにくくなります。何回か続けて遊んだら、遠くを見るなどして目を休めましょう。休んだあとのほうが、よい記録が出ることもあります。
色覚の多様性について
色の見え方は、人によって少しずつちがいます。赤と緑の見分けが苦手な人、青と黄の見分けが苦手な人もいて、こうした人は日本では男性のおよそ20人に1人、女性のおよそ500人に1人いるといわれています。最近は、こうした見え方のちがいを「色覚の多様性」としてとらえる考え方も広がっています。
このゲームの色相の問題は、色の見え方によって難しさが大きく変わることがあります。色あいの見分けが苦手な人は、設定の「色の差の種類」で「明度」や「彩度」を選ぶと、ほかの人と近い条件で遊べます。どの種類で遊んでも、遊びとしての得点が出るだけで、色覚について判断するものではありません。自分の色の見え方について詳しく知りたいときは、眼科で相談できます。
よくある質問
このゲームで色覚が分かりますか?
分かりません。このゲームは色の見分けを楽しむための遊びで、医療の色覚検査ではなく、色覚の診断はできません。画面によって色の出方がちがい、明るさや部屋の光でも結果が変わります。
何ステージまで行けばよいですか?
決まった目安はありません。同じ人でも、画面や体調によって結果は変わります。自分の自己ベストを少しずつ伸ばしたり、色相・明度・彩度のどれが得意かを比べたりして楽しんでください。
スマホとパソコンで結果がちがうのはなぜ?
画面ごとに、色の出し方や明るさ、見る角度による色の変わり方がちがうためです。同じ画面・同じ明るさで遊ぶと、記録を比べやすくなります。
今日の問題とは?
日付ごとに決まった問題で、同じ日ならだれが遊んでも同じ色・同じ並びの問題が出ます。60秒・ふつう・色の差はまぜる、の決まりです。1回目の記録と、その日のいちばんの記録、何日続けて遊んだかが残ります。
途中でやめたらどうなる?
別のタブに移ったときなどは自動で一時停止し、「続ける」で再開できます。ページを閉じても、同じ端末なら「続きから」で再開できます。記録は使っている端末のブラウザの中だけに保存されます。
音は出る?
はじめは音が出ない設定です。「音:オフ」を押すと、正解やまちがい、残り3秒のときに効果音が鳴ります。
色の見分けの遊びの由来
少しずつちがう色を並べて見比べる課題は、色の研究や、色を扱う仕事の訓練の中で古くから使われてきました。たとえば、少しずつ色あいのちがうたくさんの色のコマを順に並べる課題は、20世紀の半ばごろから色の見分けを調べる方法の1つとして知られています。たくさんのマスから1つだけちがう色を探す形の遊びは、スマートフォンが広まった2010年代に、手軽な色彩感覚の遊びとして多くの人に遊ばれるようになったようです。色の見え方のちがいを考えるきっかけとしても、年齢を問わず楽しまれています。
ほかの色を使うゲーム
筒に混ざった色を1色ずつにそろえる「色分けパズル」も、色をよく見て考える遊びです。