五目並べの遊び方
五目並べは、黒と白の石を使う2人用の盤上遊びです。盤の線が交わる所(交点)に1つずつ交互に石を置き、縦・横・ななめのどれかに、先に自分の石を5つまっすぐ並べたほうが勝ち。道具もルールもかんたんなので、碁盤があれば家でもすぐに遊べます。それでいて、相手の並びを止めながら自分の並びを伸ばす読み合いは奥が深く、大人どうしでも熱くなれる遊びです。
石の置き方

このゲームの盤は、たて15本・よこ15本の線でできています(19本の碁盤も選べます)。石はマス目の中ではなく、線と線が交わる点に置きます。先に打つのは黒で、そのあとは白・黒・白…と1つずつ交代。1手目はどこに打ってもかまいませんが、まん中に打つのがふつうです。いったん置いた石は動かしたり取ったりしません。石はどんどん増えていくだけです。
このゲームでは、CPUと対戦するときにあなたの石の色(黒・白・ランダム)を選べます。「打つ前に確かめる」をオンにすると、1回目のタップで置く場所を選び、もう一度押すと打つ形になります。スマホで交点が小さいときに、打ちまちがいを防げます。
5つ並べたら勝ち

自分の石を、縦・横・ななめのどれかにすき間なく5つ並べたら勝ちです。途中に空いた交点や相手の石があるときは5つとは数えません。盤の端の線の上でも、5つ並べば勝ちになります。ゲームの画面では、勝った5つを赤い線で結んで知らせます。盤がすべて石でうまっても、どちらも5つ並べられなかったときは引き分けです。
「四」と「三」を止める

五目並べでよく使うことばが「四(し)」と「三(さん)」です。「四」は、あと1つ置けば5つになる形。自分の番に相手の四があったら、その1点にすぐ打って止めないと負けてしまいます。「三」は、両はしが空いている3つ並び。ほうっておくと両はしの空いた4つ(止めても反対側で5つになる形)になり、もう止められません。相手が三を作ったら、両はしのどちらかに打って止めるのが基本です。石と石の間が1つ空いた「とび三」「とび四」も、同じように危ない形です。
ルールの違い(長連と禁じ手)
五目並べは家庭や地域によって決まりが少しずつ違います。とくに違いが出るのは「6つ以上並んだとき」と「先手の禁じ手」です。このゲームでは次の4つから選べ、「自分で決める」で1項目ずつ組み合わせることもできます。
| ルール | 6つ以上(長連) | 禁じ手 | 盤 |
|---|---|---|---|
| 自由ルール(標準) | 勝ち | なし | 15×15 |
| 長連は勝ちにしない | 勝ちにならない(ちょうど5つだけ勝ち) | なし | 15×15 |
| 先手だけ禁じ手あり | 黒は禁じ手・白は勝ち | 黒だけ 三三・四四・長連 | 15×15 |
| 19路の大きい盤 | 勝ち | なし | 19×19(碁盤) |

6つ以上がつながった並びを「長連(ちょうれん)」といいます。自由ルールでは長連も勝ちですが、「長連は勝ちにしない」では、ちょうど5つ並べたときだけが勝ちです。6つ並べてもそのまま続きます。
先手(黒)だけの禁じ手


禁じ手なしで遊ぶと、先に打つ黒がかなり有利です。うまく打てば黒が必ず勝てることが、100年以上前にわかっています。そこで、黒にだけ打ってはいけない点(禁じ手)を決めて、白とのつり合いをとる遊び方があります。競技として遊ばれている「連珠(れんじゅ)」も、この考え方の決まりです。
黒の禁じ手は3つです。1手で「三」が2つできる三三、1手で「四」が2つできる四四(1列の中で2つできる形も入ります)、そして6つ以上並ぶ長連。このゲームでは、黒の番に禁じ手の点に赤い×が出て、そこには打てません。白には禁じ手がなく、白は長連でも勝ちです。ただし、黒が5つをちょうど作る手は、同時に三三や四四の形になっていても禁じ手にならず、黒の勝ちです。また、片側が相手の石や盤の端で止まった3つ並びは「三」に数えません。
ほかに打てる点が禁じ手しか残っていないときは、パスになります(めったに起こりません)。2人続けてパスしたときや、盤がうまったときは引き分けです。
勝つためのコツ

1. 「四三」を目指す
四と三を1手で同時に作る形を「四三(しさん)」といいます。相手は四を止めるしかなく、そのあいだに三が両はしの空いた4つになるので、もう止められません。五目並べの勝ちは、ほとんどがこの形か、三を2つ同時に作る「三三」から生まれます(禁じ手ありのルールで黒のときは、三三と四四は使えないので四三をねらいます)。
2. 相手の四と三は見のがさない
自分の攻めに夢中になって、相手の三を見のがすのがいちばん多い負け方です。打つ前に、相手があと1手で四や三になる所がないかを必ず確かめましょう。とび三(間が1つ空いた3つ)は気づきにくいので要注意です。
3. 止める手で自分の形も作る
相手の三を止めるときは、両はしのどちらに打つかを選べます。自分の石が近くにあるほうへ打つと、守りながら自分の二や三が作れて、次の攻めにつながります。
4. 石をばらばらにしない
石は、自分の石の近くに、縦・横・ななめのいくつもの向きにつながるように置くのがコツです。1つの石が2つ3つの並びに関わっていると、あとで四三や三三が作りやすくなります。
5. 四を続けて打つ「四追い」
四を作ると、相手は必ずその1点を止めなければなりません。四を何回も続けて打ち、最後に四三や止めきれない四を作る攻め方を「四追い」といいます。相手に考えるひまを与えないので、見つけられれば強力です。反対に、相手の石が多く集まってきたら、四追いされないように先に止めておきましょう。
6. 白(後手)のときは守りを先に
後手の白は、はじめのうちは黒の三や四を止めるのに手を使うことが多くなります。あせらずに守り、黒の攻めが止まったところで反撃しましょう。禁じ手ありのルールでは、黒を三三・四四の点にしか打てない形へ追いこむ、白ならではの勝ち方もあります。
よくある質問
先手と後手、どちらが有利?
先手の黒が有利です。禁じ手なしのルールでは、うまく打てば黒が必ず勝てることが知られています。つり合いをとりたいときは「先手だけ禁じ手あり」を選ぶか、1局ごとに黒と白を交代して遊ぶのがおすすめです。
引き分けはあるの?
あります。盤がすべて石でうまっても、どちらも5つ並べられなかったときは引き分けです。禁じ手ありのルールで、打てる点が禁じ手しか残らず2人続けてパスしたときも引き分けになります。
CPUの強さはどれを選べばいい?
はじめてなら「やさしい」がおすすめです。自分の石を並べることに夢中で、あなたの三にはほとんど気づかず、四を止め忘れることもよくあります。三を作って四にすれば、はじめての人でも勝てるはずです。慣れてきたら「ふつう」。あなたの並びも少し気にしますが、三はよく見のがし、ときどき四も見落とします。「つよい」は、あなたの並びも見ながら自分の並びを伸ばしてきて、ときどき三も止めてきます。見落としはたまにしかないので、三を2つ同時に作るなど、止めきれない形をねらいましょう。
待ったやヒントは使える?
はい。設定で「待った あり」にすると、「待った」ボタンで自分の打った手を取り消せます(CPUの手もいっしょに戻ります)。「ヒント」を押すと、先まで読んだらどこに打つかを青い輪で教えてくれます。使った回数は結果画面に出ます。
2人で遊べる?
はい。相手を「となりの人」にすると、1台の画面で交代しながら対戦できます。黒の人から打ち、手番は画面の上に出ます。待ったは1手ずつ戻ります。
スマホだと交点が小さくて押しにくい
「打つ前に確かめる」をオンにしてください(スマホ・タブレットでははじめからオンです)。1回目のタップで薄い石が出るので、場所を確かめてから同じ所をもう一度押すか、「ここに打つ」を押して打てます。途中でやめても、同じ端末・同じブラウザなら「続きから」で再開できます。
五目並べってどんな遊び?
五目並べは、江戸時代の中ごろに日本で遊ばれていた「五石(いつついし)」という遊びがもとになったと言われています。碁盤と碁石を使う手軽な遊びとして広まり、江戸時代の終わりごろには解説の本も出ていたようです。明治時代には、先手が必ず勝つ打ち方が新聞で発表され、その後、先手の禁じ手や盤の大きさを決めた競技の「連珠」が生まれました。いまでは「Gomoku」の名前で世界中で遊ばれ、コンピューターの研究の題材にもなっています。