ぶたのしっぽの遊び方
ぶたのしっぽは、トランプを裏向きのまま輪の形に並べて、順番に1枚ずつめくっていく遊びです。めくった札は輪の真ん中に表向きで重ねていき、ひとつ前に出た札と同じマーク(または同じ数字)が出てしまったら、真ん中にたまった札を全部引き取ります。輪の札がなくなったとき、引き取った札がいちばん少ない人の勝ちです。数字とマークが分かれば遊べるので、小さな子どもから大人まで、みんなで同じように楽しめます。
このページでは、あなたとCPU(コンピューター)1〜4人で対戦できます。同じマークのときだけ引き取る遊び方や、引き取った札を手札にして出せる遊び方にも切り替えられます。
テーブルの見方

1. 札を輪の形に並べる
ジョーカーを抜いた52枚をよく混ぜて、裏向きのまま、輪になるように並べます。これが「ぶたのしっぽ」です。真ん中は、めくった札を置くために広く空けておきます。札を配る必要はありません。はじめはだれも手札を持っていない状態からスタートします。このゲームでも、札を真ん中の山をかこむ輪の形に並べます。枚数が多いので、となりの札と少し重なっています。
2. 順番に1枚めくって、真ん中に出す
順番を決めたら、最初の人から時計回りに進めます。自分の番になったら、しっぽの好きな場所から1枚選んでめくり、真ん中に表向きで置きます。2人目からは、ひとつ前の人が出した札の上に重ねていきます。めくった所はすき間のまま残り、ほかの札を寄せて詰めることはしません。

このゲームでは、しっぽの札を押すとめくれます。パソコンでは、マウスを乗せた札に枠が付きます。札のふちのすぐ外を押したときも、いちばん近い札をめくります。めくったあとのすき間を押しても、となりの札はめくれません。
3. 前の札とそろったら、真ん中を全部引き取る
めくった札が、ひとつ前の札(真ん中のいちばん上)と同じマークだったら、「そろった」ことになります。標準のルールでは、同じ数字のときもそろったことになります。そろえてしまった人は、いま出した札もふくめて、真ん中の札を全部引き取ります。

引き取ると真ん中は空になり、次の人がまた新しい山の1枚目を出します。真ん中が空のときは、何を出してもセーフです。長くそろわないまま山が高くなるほど、次にそろえた人がたくさん引き取ることになるので、どきどきが大きくなります。

4. しっぽがなくなったら、枚数をくらべる
しっぽの札を全部めくり終わったら終わりです。引き取った札の枚数をくらべて、少ない人から1位、2位…と順位をつけます。いちばん多い人の負けです。同じ枚数の人は同じ順位になります。

ルールを選ぶ
ぶたのしっぽは、家や地域によって決まりが少しずつちがう遊びです。このゲームでは、よく遊ばれる3つのルールをすぐに選べて、「自分で決める」で組み合わせることもできます。
| ルール | 引き取りになる札 | 引き取った札 |
|---|---|---|
| 標準 | 前の札と同じマークか、同じ数字 | 手元に置いておくだけ |
| マークだけ | 前の札と同じマーク(数字が同じでもセーフ) | 手元に置いておくだけ |
| 手札から出せる | 前の札と同じマークか、同じ数字 | 手札にして、しっぽの代わりに出せる |
手札から出せる
引き取った札を手札にして、自分の番に、しっぽをめくる代わりに手札から1枚出せる遊び方です。手札は自分だけが見られるので、前の札とそろわない札を選んで出せば安全に1枚減らせます。しっぽの札が全部なくなったら、手札が残っていてもそこで終わりです。運だけでなく、どの札を出すかを考える楽しさが加わります。

自分で決める
「ルールを細かく決める」では、次の4つを1つずつ切り替えられます。
- 引き取りになる札:前の札と同じマークか同じ数字(ふつう)/同じマークだけ。
- 引き取った札:手元に置いておくだけ/手札にして出せる。
- ジョーカー:使わない/2枚入れる。ジョーカーを出した人は、それまでに引き取った札を全部真ん中に戻せます。ジョーカーの次の人は、何を出してもセーフです。たくさん引き取っていても、最後まで逆転の見込みが残ります。
- 引き取ったあと:次の人の番(ふつう)/引き取った人がもう1枚出す。

勝つためのコツ
1. しっぽのどこをめくっても、見込みは同じ
しっぽの札は裏向きなので、どこをめくっても当たりやすさは変わりません。端から順でも、気になった札でも大丈夫です。迷わずに楽しくめくりましょう。
2. 真ん中の山が高いときほど、次の一手がどきどき
標準のルールでは、前の札と同じマークの札が残り12枚、同じ数字の札が残り3枚あるので、1回めくるとだいたい3〜4回に1回はそろいます。何人か続けてセーフだと山が高くなり、次にそろえた人がたくさん引き取ることになります。自分の番の前に山がふくらんでいたら、心の準備をしておきましょう。
3. 出た札を覚えておく
同じマークはそれぞれ13枚しかありません。ハートがたくさん出たあとなら、しっぽに残っているハートは少ないはずです。いちばん上がそのマークなら、そろう見込みは低くなります。表を向いた札は全部見えているので、覚えておくほど先が読めます。
4. 手札から出せるなら、そろわない札を出す
「手札から出せる」ルールでは、前の札とそろわない手札を出せば、自分は引き取らずに1枚減らせます。そろう札しかないときだけ、しっぽをめくりましょう。
5. 次の人がそろえやすい札を出す
手札から出すときは、出した札が次の人にとっての「前の札」になります。まだたくさん残っているマークの札を出すと、次の人がそろえてしまう見込みが高くなります。反対に、ほとんど出てしまったマークの札を出すと、次の人は安心です。
6. たくさん引き取っても、あきらめない
ジョーカーを入れたルールでは、一度に全部を真ん中へ戻せます。ほかの人が大きな山を引き取ることもよくあるので、最後の1枚まで順位は分かりません。
よくある質問
何人から遊べますか?
このゲームでは、あなたとCPU1〜4人の2〜5人で遊べます。人数が多いほど、自分の番が来るまでに山がふくらみやすく、にぎやかな勝負になります。
同じ数字でも引き取りですか?
家によってちがいます。同じマークか同じ数字で引き取る遊び方と、同じマークのときだけ引き取る遊び方があります。このゲームの標準は「同じマークか同じ数字」で、「マークだけ」に切り替えられます。
引き取った札は使えますか?
標準のルールでは、手元に置いておくだけで、最後に枚数を数えます。「手札から出せる」ルールにすると、自分の番にしっぽの代わりに手札から1枚出せます。
最初はだれからめくりますか?
じゃんけんなどで決めた人からです。このゲームではくじで決めて、はじめに「○○から」と知らせます。順番は時計回りで、あなたの次がCPU1、その次がCPU2…と回ります。
最後の1枚でそろったらどうなりますか?
最後の1枚でも、前の札とそろえば真ん中の札を引き取ってから終わりになります。最後まで気が抜けません。
キーボードでも遊べますか?
遊べます。自分の番に ← → キーで札を選び、Enter かスペースでめくります。「手札から出せる」ルールでは、↑ ↓ キーでしっぽと手札を切り替えられます。
ぶたのしっぽのなりたち
ぶたのしっぽは、日本で昔から親しまれてきたトランプ遊びです。輪の形に並べた札が、くるんと丸まったぶたのしっぽに見えることから、この名前で呼ばれるといわれています。「ドーナツ」や「ぶたのけつ」と呼ぶ地域もあります。同じ札が出たときに、全員がすばやく札に手を置いて、いちばん遅かった人が引き取るという、反射神経を使う遊び方もあります。ルールがかんたんで、数字やマークにふれるきっかけにもなるので、家庭だけでなく、幼稚園や保育園の遊びとしても紹介されています。