ビリヤードの遊び方
ビリヤードは、布を張った台の上で、キューと呼ばれる長い棒で白い球(手球)を突き、番号のついた球(的球)に当ててポケットへ落としていく遊びです。いくつもある種目のうち、このゲームでは日本でも広く遊ばれている「9ボール」と「8ボール」を選べます。台を真上から見た画面で、キューの向きと強さを決めて手球を突きます。CPUと対戦するほか、1台の画面を交代で使って2人でも遊べます。
台と球の名前

台のまわりにはクッション(ゴムのふち)があり、球はここで跳ね返ります。ポケットは四すみと長い辺のまん中に、あわせて6つあります。台の上のほうの小さな印がフットスポットで、試合のはじめに番号の球をここに並べます。台の下のほうには、ヘッドストリングと呼ばれる見えない線があり、最初の一打(ブレイク)では、手球をこの線より手前に置いて突きます。このゲームでは、手球を置くときだけ点線で表示します。
向きと強さを決めて突く

パソコンでは台の上でマウスを動かすと、スマホやタブレットでは台の上を指でなぞると、手球からのびる線(キューの向き)がその方へ向きます。細かく合わせたいときは、「<」「>」のボタンか矢印キーで少しずつ回せます。強さは下のつまみで決め、「突く」を押すと手球が転がり出します。
ねらいのコツは、「的球をどちらへ進ませたいか」から考えることです。的球は、ぶつかった瞬間の手球の中心と的球の中心を結ぶ向きへ進みます。ガイドの線を「あり」にしておくと、最初に当たる球と、当たる瞬間の手球の位置(白い輪)、当たったあとの的球の向きが線で出ます。ポケットへのびる線になるように向きを合わせましょう。手球のほうは、押しや引きをかけていなければ、的球とおよそ直角の向きへ分かれて進みます。慣れてきたら、ガイドの線を「短い」や「なし」にして、自分の目でねらってみるのもおもしろいでしょう。
9ボールのルール

9ボールは、1番から9番までの9つの球を使います。手球は、そのとき台に残っている球のうち、いちばん小さい番号の球に最初に当てなければなりません。当てたあとは、どの球がどのポケットに入ってもかまいません。球が1つでも入れば続けて突くことができ、入らなければ相手の番です。最後に9番を落とした人がそのラック(1回の勝負)の勝ちになります。いちばん小さい球に当てて、その球が9番に当たって9番が入った場合や、ブレイクで9番が入った場合も勝ちです。9番がファウルといっしょに入ったときは、9番をフットスポットに戻します。
8ボールのルール

8ボールは、1番から15番までの15の球を使います。1番から7番は1色の球(ソリッド)、9番から15番はしまのある球(ストライプ)です。ブレイクのあと、最初に球を入れた人が、その球の組を自分の組にします(ブレイクで入った球では決まりません)。相手はもう一方の組になります。組が決まったら、自分の組の球に最初に当て、自分の組の球が入れば続けて突けます。自分の組を全部入れたら、最後に8番をねらいます。8番を入れたら勝ちですが、自分の組が残っているうちに8番を落としたり、8番といっしょに手球を落としたりすると、その場で負けになります。組が決まる前に8番に先に当てるのはファウルです。
ファウルとフリーボール

次のようなときはファウル(反則)です。手球がポケットに落ちたとき、手球がどの球にも当たらなかったとき、決まった球(9ボールならいちばん小さい番号、8ボールなら自分の組)より先にほかの球に当たったとき。ファウルをすると相手の番になり、相手は手球を台の上の好きな所に置いてから突けます。これをフリーボールといいます。フリーボールのときは、手球をドラッグして、ねらいやすい所へ動かしましょう。
ブレイクと球の並べ方

試合のはじめの一打をブレイクといいます。並べた球のかたまりに手球を強く当てて、球を散らします。9ボールでは、ブレイクでも最初に1番に当てます。ブレイクを打つ人は、試合のはじめはくじで決まり、2ラック目からは交代で打ちます。
押しと引き

「突く」ボタンの横にある手球の絵を押すと、手球のどこを突くかを選べます。上を突く「押し」では、手球は的球に当たったあとも前へ転がり続けます。下を突く「引き」では、当たったあとに手球が手前へ戻ってきます。まん中を突くと、的球が近いときは当たった所でほぼ止まります。的球を入れたあとに手球をどこへ運ぶかを考えるときに使いましょう。
ルールの選び方
| 項目 | かんたん | 大会の決まり |
|---|---|---|
| ファウルになること | 手球が落ちる・どの球にも当たらない・決まった球より先にほかの球に当たる | 左の3つに加えて、当てたあと球が1つも入らず、どの球もクッションに届かないとき |
| ブレイクの決まり | なし | 球が入らなかったら、4つ以上の球がクッションに届くこと(9ボールはファウル、8ボールは相手が並べ直してブレイク) |
| 9ボールのプッシュアウト | なし | ブレイクの次の一打だけ、どの球に当てなくてもよい「プッシュアウト」を選べる。相手は、その配置から自分で打つか、打った人にもう一度打たせるかを選ぶ |
| 9ボールで3回続けてファウル | 負けにならない | そのラックの負け |
| 8ボールの8番 | どのポケットに入れてもよい | 入れるポケットを先に選ぶ。別のポケットに入ったら負け |
はじめての人は「かんたん」から始めるのがおすすめです。慣れてきたら「大会の決まり」で、クッションまで届かせる打ち方や、プッシュアウトのかけひきも楽しんでみてください。勝ち抜けは、1ラックで決める形のほか、3ラック・5ラックを先に取ったほうが勝ちの形も選べます。
CPUの強さ
| CPUの強さ | 対戦したときの感じ | こんな人に |
|---|---|---|
| やさしい | ねらいがよくずれ、弱く打って球まで届かないこともある。むずかしい球をねらってしまうことも多い | はじめての人、ルールを覚えたい人 |
| ふつう | まっすぐに近い球はしっかり入れてくる。ときどき、入れにくい球を選んだり、強さをまちがえたりする | 何回か遊んで、ねらい方に慣れてきた人 |
| つよい | ねらいが正確で、次の球をねらいやすい所に手球を止めようとする。入れにくいときは守りの球も打ってくる | 続けて入れられるようになった人の腕だめし |
どの強さのCPUも、ときどきねらいをはずしたり、手球を落としたりします。あきらめずに、入れやすい球から一つずつ入れていきましょう。
勝つためのコツ
1. まっすぐに近い球からねらう
手球と的球とポケットが一直線に近いほど、ねらいが少しずれても入りやすくなります。的球を横から薄く当てる球(厚みのうすい球)はむずかしいので、はじめは避けるのが近道です。
2. 強く打ちすぎない
強く打つと、的球がポケットの角で跳ね返りやすくなり、手球も台の上を走り回って落ちやすくなります。的球がポケットまで届いて少し余るくらいの強さが、いちばん入りやすい強さです。
3. 当てたあとの手球の行き先を考える
手球は、的球とおよそ直角の向きへ分かれます。その先にポケットがあると、手球まで落ちてファウルになります。ガイドの点線で、手球の行き先を確かめてから突きましょう。
4. フリーボールは遠慮なく使う
相手がファウルをしたら、手球を好きな所に置けます。的球の真後ろ、ポケットとの一直線の上に置けば、ほとんどまっすぐの球になります。
5. 9ボールでは9番の位置を見ておく
いちばん小さい球に当てたあと、その球や手球が9番に当たって、9番が入ることがあります。9番がポケットの近くにあるときは、ねらえないか考えてみましょう。
6. 8ボールでは組を早めに決めすぎない
組が決まる前なら、どちらの組の球をねらってもかまいません。ポケットの近くに多く残っている組を自分の組にすると、あとが楽になります。
よくある質問
スマホでも遊べる?
遊べます。台を縦向きにしているので、スマホを縦に持ったまま、指でなぞって向きを決め、下のつまみとボタンで突けます。
ガイドの線があるとかんたんすぎない?
ガイドの線は「当たったあとの向き」までしか出ないので、強さや手球の行き先は自分で決める必要があります。物足りなくなったら、設定で「短い」や「なし」に変えられます。
球がなかなか止まらないときは?
球が転がっている間は「突く」ボタンの場所に「早送り」が出ます。押すと速く進みます(キーボードなら F キー)。
とちゅうでやめても、続きから遊べる?
同じ端末・同じブラウザなら、「続きから」で、そのときの球の配置から再開できます。手番のはじめごとに自動で保存しています。
本物のビリヤードとちがう所は?
画面で遊びやすいように、いくつか簡単にしています。台は少し小さめの7フィートの台です。手球の左右をひねる突き方、球を飛び越えさせる突き方はありません。球が台の外へ飛び出すこともありません。8ボールでは、8番以外の球でポケットを選ぶことは省いています。
ビリヤードってどんな遊び?
ビリヤードの起こりには諸説ありますが、もとは屋外で球を棒で転がして的をねらう、クロッケーに似た遊びだったといわれています。15世紀のフランスには、石の板に布を張った台で遊んでいた記録があるそうです。その後、ポケットのある台で球を落とす遊び方がアメリカなどで広まり、9ボールや8ボールといった種目が生まれました。力の強さより、ねらいの正確さや先を読む考え方が大切なので、年齢に関係なく同じ台で楽しめるのも魅力です。