ババ抜きの遊び方
ババ抜きは、ジョーカーを1枚入れたトランプを全員に配り、となりの人の手札から1枚ずつ引いていく遊びです。同じ数字が2枚そろったら捨てて、手札がなくなった人から順に上がり。最後までジョーカー(ババ)を持っていた人が負けです。ルールは「同じ数字を2枚そろえて捨てる」だけなので、数字が分かれば小さな子どもでもすぐに遊べます。家族や友だちと遊ぶトランプの定番で、はじめて覚えるトランプ遊びという人も多いでしょう。
このページでは、あなたとCPU(コンピューター)1〜4人で対戦できます。1枚を伏せて抜く「ジジ抜き」や、Qを1枚抜く昔ながらの「Q抜き」にも切り替えられます。
テーブルの見方

1. 配って、はじめにペアを捨てる
親(配る人)がよく混ぜて、親の次の人から1枚ずつ、全部の札を配ります。人数で割り切れないときは、何人かが1枚多くなりますが、それでかまいません。配り終わったら、全員が自分の手札の中から同じ数字の2枚組(ペア)をさがして、全部捨てます。マーク(♠♥♦♣)は違っていてもかまいません。同じ数字が3枚あるときは2枚だけ捨てて1枚残し、4枚あるときは2組とも捨てます。ジョーカーはどの札ともペアになりません。

まれに、配った札が全部ペアになって、はじめから手札がなくなる人がいます。その人は、その時点で1位の上がりです。
2. 右どなりの人の手札から1枚引く
親の左どなりの人から、時計回りに順番が回ります。自分の番になったら、自分の右どなり(ひとつ前の番の人)の手札から、裏向きのまま好きな1枚を引きます。自分の手札は、左どなり(次の番の人)が引きます。最初の人は、親の手札から引くことになります。

このゲームでは、引く相手の手札が真ん中に扇の形で広がるので、引きたい札を押してください。選んだ札が少し浮き上がって、表を向きながらあなたの手札に飛んできます。パソコンでは、マウスを乗せた札が浮き上がるので、どれを引くか迷いながら選べます。

引いた札が手札の札とペアになったら、すぐに2枚そろえて捨てます。ペアにならなければ、そのまま手札に入れて次の人の番です。CPUが引くときは、どの札にしようか迷うように札を1枚ずつ浮かせてから選びます。あなたの手札から引くときも、あなたの札が浮き上がるので、どれを取られそうかどきどきしながら見ていられます。
3. 手札がなくなったら上がり
手札が1枚もなくなった人から、1位、2位…と上がっていきます。自分の最後の1枚を引かれたときも上がりです。上がった人は順番から抜けるので、その人を飛ばして順番が回ります。
引いた札でペアができて手札がなくなった(上がった)ときは、次の番の人は1回休みになり、その次の人が、休んだ人の手札から引きます。上がった人の手札からは、もう引けないからです。

4. 最後にババが残った人の負け
最後に1人だけ手札が残ったら終わりです。その人の手札に残っているのがジョーカーで、その人の負けになります。残り2人になると、ジョーカーが2人の間を行ったり来たりすることがあり、ここがいちばん盛り上がる場面です。

ルールを選ぶ
ババ抜きには、ジョーカーを使わない「ジジ抜き」など、よく遊ばれる変わった遊び方があります。このゲームでは3つのルールをすぐに選べて、「自分で決める」で組み合わせることもできます。
| ルール | 使う札 | 負けになる札 |
|---|---|---|
| 標準 | 52枚+ジョーカー1枚(53枚) | ジョーカー |
| ジジ抜き | 52枚から1枚を伏せて抜く(51枚) | 抜いた札とペアにならない1枚(最後まで分からない) |
| Q抜き(オールドメイド) | 52枚からQを1枚抜く(51枚) | ペアになれずに残るQ |
ジジ抜き
ジョーカーを入れずに、配る前に1枚だけ、だれにも見せずに抜いておきます。すると、抜いた札と同じ数字の札は3枚だけになり、2枚がペアで捨てられると、残りの1枚はペアになれません。これが「ジジ」で、最後まで持っていた人の負けです。ジョーカーのように見て分かる札ではないので、自分が持っている札がジジなのかどうかは、同じ数字の札が捨てられていくのを見て考えるしかありません。終わったあとで、伏せていた札を表にして見せます。

Q抜き(オールドメイド)
ジョーカーの代わりに、Q(クイーン)を1枚だけ抜いてから配ります。Qは3枚になるので、1枚はペアになれずに残ります。英語で「オールドメイド」と呼ばれる、ババ抜きのもとになった遊び方です。Qのペアが一度捨てられたら、残りの1枚のQが負けの札だと分かります。
自分で決める
「ルールを細かく決める」では、次の3つを1つずつ切り替えられます。
- ババになる札:ジョーカー1枚/1枚を伏せて抜く/ジョーカーを入れたうえで1枚を伏せて抜く/Qを1枚抜く。「ジョーカー+伏せて抜く」では負けにつながる札が2枚あるので、なかなか終わらない勝負になります。
- ペアになる札:同じ数字(ふつう)か、同じ数字で同じ色(♠と♣、♥と♦)。同じ色にすると、そろいにくくなるので1回が長くなります。
- 引いた札で上がった人の次の人:1回休み(ふつう)か、休まずに前の人から引くか。家によって決まりが違うところなので、いつもの遊び方に合わせてください。

勝つためのコツ
1. ジョーカーを引いたら、手札をまぜる
ジョーカーを引いてしまったら、「まぜる」で自分の手札を混ぜておきましょう。引いた札がどこに入ったかは、相手からも札の背中で見えています。混ぜずにそのままにしておくと、ジョーカーの場所を覚えられて、避けられてしまうことがあります。
2. 引く場所を毎回変える
いつも右の端、いつも真ん中、のように同じ場所ばかり引いていると、その場所にジョーカーを置かれやすくなります。端・真ん中・その間と、引く場所をばらばらにするのがおすすめです。
3. 捨てられた札を見て、残りを考える
ジジ抜きでは、捨て札がいちばんの手がかりです。同じ数字のペアがもう捨てられていて、その数字の札を自分が1枚持っていたら、それがジジかもしれません。持っている札の数字が、まだ何枚残っていそうかを考えてみましょう。
4. 相手の枚数を見る
上の席には、それぞれの手札の枚数が出ています。ジョーカーはペアにならないので、ずっと手札に残ります。枚数の少ない人から引くときは、その中にジョーカーがある見込みが高くなり、枚数の多い人から引くときは低めです。
5. 最後の2人は落ち着いて
残り2人でジョーカーを持っているときは、相手に引かせるしかありません。手札をまぜて、どこにジョーカーがあるか分からないようにして待ちましょう。反対に相手がジョーカーを持っているときは、相手の手札が2枚なら半分の見込みで上がれます。
よくある質問
何人から遊べますか?
このゲームでは、あなたとCPU1〜4人の2〜5人で遊べます。2人だと、相手の手札に何があるかがだいたい分かってしまうので、3人以上がおすすめです。
引くのは右の人から?左の人から?
時計回りに順番が回り、自分の右どなり(ひとつ前の番の人)から引くのがよくある遊び方です。このゲームでもそうしています。自分の手札は、左どなり(次の番の人)が引きます。家によっては向きが逆のこともありますが、遊び方は変わりません。
同じ数字が3枚あるときは?
2枚だけ捨てて、1枚は手札に残します。4枚そろっているときは、2組とも捨てられます。
上がった人の次の人は、だれから引きますか?
引いた札で上がった人の次の人は、1回休みになり、その次の人が休んだ人から引きます。最後の1枚を引かれて上がったときは、休みはなく、そのまま次の人の番です。休まずに前の人から引く遊び方にしたいときは、「ルールを細かく決める」で変えられます。
最初にだれから引きますか?
配った人(親)の左どなりの人から始めて、親の手札から1枚引きます。このゲームでは親をくじで決め、はじめに「○○から」と知らせます。
ジジ抜きで、どの札がジジだったかは分かりますか?
遊んでいる間は分かりません。終わったあとに、伏せていた札を表にして見せるので、負けた人が最後に持っていた札と見くらべてみてください。
キーボードでも遊べますか?
遊べます。自分の番に ← → キーで引く札を選び、Enter かスペースで引きます。M キーで自分の手札をまぜられます。
ババ抜きのなりたち
ババ抜きのもとになったのは、Qを1枚抜いて遊ぶ「オールドメイド」という遊びだといわれています。アメリカでは1831年の本にルールが書き残されていて、ドイツにも「黒いペーター」と呼ばれる札をつかまないようにする、よく似た遊びがあります。日本でも明治時代の遊びの本に、オールドメイドが「お婆抜き」として紹介されています。今のようにジョーカーを「ババ」として使う形がいつから広まったのかは、はっきりしていません。ジョーカーを使うようにしたのは日本での工夫ではないか、という説もあります。