タイピング練習の遊び方
パソコンのキーボードで、日本語をローマ字入力で打つ練習をするゲームです。画面に出た言葉や文を、読みのとおりにローマ字で打っていきます。「ことわざ」「季節の言葉」「身近な物」「都道府県」など、読みやすい短い言葉から、句読点の入った長い文まで用意しています。1分あたりに何回キーを正しく押せたか(打鍵数)と、どれだけまちがえずに打てたか(正確さ)が記録され、ミスの多かったキーはキーボードの図で色分けして見られます。登録やダウンロードはいらず、学校や家のパソコンですぐに遊べます。

画面には、上から順に「打つ言葉・文」「その読み(ふりがな)」「打つローマ字」が出ます。打ち終えた字は色が変わり、次に打つ字には下線が付きます。まちがったキーを押しても字は入らず、そのキーが赤く光り、正しいキーと、その字の打ち方が画面の上に出ます。正しいキーを押せば、そのまま続けられます。
時間は、「はじめる」を押したあと最初のキーを押したときに動き出します。ゲームの画面の「一時停止」かキーボードの Esc キーで時間を止められ、次にキーを押すと続きから再開します。途中で「設定」を開いたりページを閉じたりしても、同じ端末なら「続きから」で戻れます。
4つの遊び方
| 遊び方 | 内容 |
|---|---|
| 時間制 | 1分・2分・3分のあいだに、出てくるお題をできるだけ多く打ちます。打てた数と正確さで、今の実力を測る遊び方です |
| タイムアタック | 決まった数のお題(短い言葉なら10語か20語、文なら5文か10文、長い文なら3文か5文)を打ち終えるまでの時間を測ります |
| キー練習 | ホームポジション・上の段・下の段・母音とよく使う子音、のキーだけを使ったアルファベットのまとまりを打ちます。「苦手キー」では、これまでにミスの多かったキーを多く使う言葉と文を打ちます |
| 今日のお題 | 日付ごとに決まる5つのお題(短い言葉・文・長い文)を打ちます。同じ日なら、だれが遊んでも同じお題です |
時間制とタイムアタックでは、お題の長さを「短い言葉」「文」「長い文」から選べます。はじめてなら短い言葉から始めて、慣れてきたら文、長い文へと進むのがおすすめです。長い文には「、」と「。」も入ります(「、」は ,、「。」は . のキーです)。
設定の「ローマ字の表示」を「ミスしたらローマ字」にすると、打つローマ字は、まちがえるまで出なくなります。読みだけを見てローマ字を思い浮かべる練習になります。「キーボードの図」は、次のキーを光らせる・光らせない・図を出さない、から選べます。キーボードを見ずに打つ練習をするなら、光らせない設定がおすすめです。
ローマ字入力の打ち方

ローマ字入力では、同じ字をいくつかの打ち方で出せます。たとえば「し」は shi でも si でも ci でも、「つ」は tsu でも tu でも、「しゃ」は sha でも sya でも、shi のあとに小さい「ゃ」(xya)を打っても出せます。このゲームでは、パソコンの日本語入力で同じ字になる打ち方なら、どれで打っても正解です。表示のローマ字は、打った字に合わせてその場で変わります。また、前に打った打ち方を覚えて、次のお題からはその打ち方で表示します(si と打ったら、次からは「し」を si と表示します)。

「ん」は、nn と打てばいつでも出せます。次の字が か・さ・た などの子音で始まるときは、n を1つ打つだけでもかまいません(かんき=kanki)。ただし、次が あ行・や行・な行の字のときや、言葉の最後の「ん」は、n 1つでは別の字になってしまうので nn と打ちます(ほんや を honya と打つと「ほにゃ」になります)。
小さい「っ」は、次の字のはじめの字を2つ重ねて打ちます(きって=kitte、ざっし=zasshi、まっちゃ=maccha)。「っ」だけを出したいときは xtu か ltu です。小さい「ぁ」「ゃ」などは、前に x か l を付けて打ちます(xa・lya)。のばす音の「ー」は、キーボードの右上のほうにある - のキーです。
書くときのローマ字(国語で習う書き方)とパソコンの打ち方がちがう字もあります。「を」は書くときは o ですが、パソコンでは wo と打ちます。同じように「ぢ」は di、「づ」は du です。のばす音も、ひらがなの書き方のとおりに打ちます(とうきょう=toukyou)。
ホームポジションと指の使い方

キーボードを見ずに打つ(タッチタイピング)ための基本の指の置き方を、ホームポジションといいます。左手の人さし指を F、右手の人さし指を J に置き、残りの指を となりの A・S・D と K・L・; に並べます。多くのキーボードでは、F と J のキーに指でさわると分かる小さな出っ張りがあります。キーを押したら、指はすぐにホームポジションへもどします。
それぞれのキーを押す指は、図のように決まっています。ゲームの画面でも、次に押すキーといっしょに「左手の中指」のように使う指が出ます。ゲームの下の「キーボードの表」から、指の割り当ての表とローマ字入力の打ち方の早見表を印刷できます(A4・横)。机の横に置いておくと、画面から目を離さずに確かめられます。
結果の見方

終わると、1分あたりの打鍵数(正しく押したキーの数を1分あたりに直したもの)と、正確さ(押したキーのうち正しかった割合)が出ます。その回にまちがえたキーは、キーボードの図で色分けされ、ミスの割合が高いキーほど濃い色になります。遊び方ごとのいちばん速い記録と、これまでの記録(新しい順)も出ます。記録は遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。
これまでに2回以上まちがえたキーは「苦手キー」として覚えておき、キー練習の「苦手キー」で、そのキーを多く使う言葉や文をまとめて練習できます。
上達のコツ
1. 速さより、まず正確さ
急いでまちがえると、打ち直す分だけかえって遅くなります。はじめは正確さ95%以上を目安に、ゆっくりでもまちがえずに打つことを心がけましょう。正確に打てるようになると、速さは自然についてきます。
2. 指をホームポジションにもどす
打ったあとに指を F と J の位置へもどす習慣をつけると、キーの場所を指が覚えやすくなります。キー練習の「ホームポジション」から始めて、「上の段」「下の段」へと広げていくのがおすすめです。
3. 画面のキーボードの光に頼りすぎない
最初は光るキーを見ながらでかまいません。慣れてきたら、設定の「キーボードの図」を「光らせない」にして、使う指の名前だけを手がかりに打ってみましょう。手元を見ずに打てるようになる近道です。
4. よく使う打ち方を1つに決める
「し」を shi と si のどちらで打つかなど、打ち方を1つに決めておくと、指の動きが安定します。短い打ち方(si・tu・hu など)はキーを押す回数が少なく、長い打ち方(shi・tsu・fu)は書くときのローマ字に近い、というちがいがあります。
5. 苦手なキーはまとめて練習する
結果の図で色の濃いキーは、指の割り当てがあいまいなキーです。キー練習の「苦手キー」で、そのキーを多く使う言葉を打つと、弱いところを集中して練習できます。
6. 毎日少しずつ
1日に長い時間練習するより、毎日数分ずつ続けるほうが指が覚えやすくなります。「今日のお題」は日付ごとにお題が変わるので、毎日の腕だめしに使えます。
よくある質問
キーを押しても字が入りません
パソコンの日本語入力(かな入力やローマ字の変換)がオンになっていると、うまく打てないことがあります。キーボードの「半角/全角」キーを押して、英字の入力に切り替えてください。また、ゲームの画面の外(感想の書きこみ欄など)を選んでいるときは、ゲームにキーが届きません。
スマホやタブレットでも遊べますか?
パソコンのキーボードで打つ練習向けのゲームですが、スマホ・タブレットでも「キーボード」ボタンで端末のキーボードを出して遊べます。設定の「端末のキーボード」で、英字のキーボードでローマ字を打つか、日本語のキーボードで かなを打つかを選べます。かなで打つときは、漢字に変換せずに、かなのまま確定してください。タブレットにキーボードをつないでいるときは、パソコンと同じように打てます。
小学生のタイピング練習にも使えますか?
使えます。ローマ字は小学3年生の国語で習うので、ローマ字を習ったあとなら、ひとりで練習を始められます。はじめは「キー練習」のホームポジションや段ごとの練習で指の置き場所に慣れ、次に短い言葉、慣れてきたら文へ進むのがおすすめです。次に押すキーは画面のキーボードの図で光り、まちがえたときは正しいキーと打ち方が出るので、ローマ字をまだ覚えきっていなくても続けられます。キーボードの表(印刷用)を手元に置いて練習することもできます。
1分あたりの打鍵数は、どのくらいを目指せばよいですか?
人によって大きくちがうので、決まった目安はありません。まずは自分の最初の記録を覚えておき、それを少しずつ上回ることを目標にするとよいでしょう。同じ遊び方・同じ長さで比べると、上達が分かりやすくなります。
キーボードの配列がちがいます
画面のキーボードの図は、日本のパソコンで多い日本語配列(JIS配列)です。英語配列のキーボードでも、アルファベットと「,」「.」「-」のキーの場所は同じなので、そのまま遊べます。
記録を消したいときは?
記録や苦手キーは、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されています。ブラウザの設定でこのサイトのデータを消すと、記録も消えます。
音は鳴りますか?
最初は音が出ない設定です。ゲームの下の「音:オフ」を押すと、キーを押したときやお題を打ち終えたときに短い効果音が鳴ります。
タイピングの由来
キーボードを見ずに、決まった指で打つ「タッチタイピング」は、19世紀のアメリカでタイプライターとともに広まったといわれています。1888年には、キーを見ずに打つ人がタイプの速さ比べで勝ち、この打ち方が知られるきっかけになったという話が伝わっています。日本では、パソコンで日本語を打つ方法として、読みをアルファベットで打つローマ字入力が広く使われるようになり、2000年には打ち方の決まりがJIS規格にまとめられたこともありました(のちに廃止)。今では多くの日本語入力が、shi と si のような いくつもの打ち方を受け付けています。