ピノクルの遊び方
ピノクルは、手札の組み合わせで点を作り、4人が順に出す札を取る、2人組のトランプ遊びです。向かい合う2人が相方になります。このページは単一デッキの4人パートナー版です。2人で山札を引く版や、80枚を使うダブルデッキ版とは、配り方や競りの点が違います。対戦CPUでは、あなたと相方が組A、右と左が組Bです。相方にもCPUが入り、両組の合計点で勝敗を決めます。同じ端末を4人で回して遊ぶこともできます。
札はスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4種類で、各種類のA、10、K、Q、J、9が2枚ずつ、全部で48枚です。1人に12枚配ります。普通のトランプ1組だけでは同じ札が足りないので、紙の札で遊ぶときは2組から必要な札を集めます。強さはA、10、K、Q、J、9の順。10がKより強いこと、同じ種類と数字の札が2枚あることを、最初に覚えましょう。
競りで切札を決める
親の左から、組で取れそうな点を競ります。最初は25点、以後は直前の点より1点以上高くします。パスした人はその配りの競りには戻れません。最後まで残った人が競りの勝者となり、切札の種類を選びます。最初の3人が全員パスしたら、親が25点を引き受けます。競りの点は「何回取るか」ではなく、メルドと取った札の点を合わせた目標です。
切札は、出した種類が違ってもほかの種類の札より強くなります。切札の9でも、切札でないAに勝てます。ただし同じ種類を持っているときは、その種類を出す義務が先です。強い切札を持っているからといって、自由に出してよいわけではありません。基本ではどの種類も切札にできます。設定で「KとQが必要」を選ぶと、競りの勝者自身の手にKとQがそろう種類だけ選べます。該当する種類がないと契約未達になり、競りの点だけ組の得点が減ります。この場合、相手にもメルド点は入りません。
相方との交換とメルド
基本では切札を決めた後、相方が競りの勝者へ4枚渡します。受け取った人は16枚から4枚を選んで返します。受け取った札を返しても構いません。その後は全員12枚になります。交換は順番に行い、相手組へは渡しません。設定で3枚交換、または交換なしも選べます。枚数によって、切札を集めたり足りない札をそろえたりする機会が変わります。
メルドは一人の手札にそろった組み合わせです。相方と札を合わせて数えることはできません。KとQの同じ種類の組はマリッジ、切札なら4点、ほかの種類なら2点。切札のA、10、K、Q、Jはランで15点です。ランの中のKとQを、さらにマリッジとして二重に数えません。別のKとQの組が余っていれば基本では4点を追加できます。切札の9は1枚1点です。
スペードQとダイヤJはピノクルで4点、両方が2枚ずつならダブルピノクルで30点です。A、K、Q、Jのいずれかが4種類すべてに1枚ずつあればアラウンドになり、順に10、8、6、4点。2枚ずつなら100、80、60、40点。切札のラン2組は150点です。10のアラウンドは点になりません。同じ札は別の分類に使えるので、スペードQをQアラウンドとピノクルの両方に使えます。メルド欄を開くと、内訳と公開された札を確認できます。
札を出す順番と制約
メルドを確認したら、競りの勝者が最初の札を出します。順に4人が1枚ずつ出すまとまりをトリックと呼びます。最初に出された種類を持っていれば、その種類を出します。持っていなければ切札を出し、切札もなければどの札でも出せます。基本の「上回る札を出す」では、これらの義務の範囲内で、現在勝っている札に勝てるなら勝つ札を出します。相方の札が勝っていても同じです。
同じ種類を持っているのに、すでに切札が出ている場面では、持っている種類を出します。切札に勝てないので、同じ種類の中からどの札を出しても構いません。元の種類を持たず、切札を出す場面で、今の切札を上回れるなら上回ります。上回れなくても、切札を持っていれば切札を出します。同じ種類と数字の2枚が並んだら、先に出た札の勝ちです。
切札があれば一番強い切札、なければ最初の種類で一番強い札を出した人が取ります。取った人が次を始め、12トリックまで続けます。4枚がそろった場面で「次へ」を押すと、誰が取ったかを確認して進められます。出せる札には「出せる」の印が付きます。札を選び、自分の場の「ここへ出す」か確定ボタンで出します。同じ札をもう一度押すと選択が外れます。盤の余白、選択解除、Escでも未確定の選択を取り消せます。
契約の達成と得点
取った札のA、10、Kは1枚1点、Q、J、9は0点です。最後のトリックを取った組には1点が追加され、札を取る段階の点は全部で25点です。メルドと札の点を合わせて競りの目標に届けば契約達成です。ただし、このページでは競りの組も少なくとも1点を札から取る必要があります。成功した組には実際に得た合計点が入り、失敗した組は競りの点だけ減ります。失敗した場合にメルドを足してから減点することはありません。
相手組は札から1点以上取れば、メルドと札の点を加算できます。札の点が0ならメルドは入らず、守備組全体が切札9だけのメルドに限りその点が残ります。トリックを1回取っても、Q、J、9だけなら札の点は0です。メルドと25点を合わせても競りに届かない場合は、プレイ開始時にその配りを終了します。競りの勝者はメルド確認時に終了を選ぶこともでき、その組は競りの点を失い、相手組にはメルドだけが入ります。
通常は150点に先に届いた組が勝ちます。同じ配りで両組が届いたら競りの組の勝ちです。短めの75点や、4配り・8配りの合計点勝負も選べます。配り数で終える場合だけは合計の高い組が勝ち、同点は引き分けです。結果欄ではメルド、札の点、組の増減を分けて確認できます。
ピノクルのルールの違い
ピノクルには、家庭や地域による違いがあります。このページの点は小さい単位で、ラン15点、最初の競り25点です。ラン150点、競り250点という説明は全体を10倍した数え方の場合があります。札の点だけを10倍したり、競りだけを別の単位にしたりしないように確認します。
設定の「上回る義務」を切札が出始めたときだけにすると、最初が切札のトリックでは上回る義務がありますが、ほかの種類が最初なら、同じ種類を出す場合も切札を出す場合も上回る義務はありません。同じ種類を出し、なければ切札を出す義務は残ります。ダブルピノクルは30点と32点、余分なK/Qは追加なし・1枚2点・1枚4点から選べます。KとQの両方が余る場合は追加なしと2点型では4点、4点型では8点です。ダブルランにこの追加点は付けません。
2人版の山札からの補充、80枚のダブルデッキ、競りの合図、別の札点方式、途中の勝利宣言、やり直し条件はこのページでは使いません。設定を変えるときは、手札の交換、切札の条件、メルド、出す義務、終わり方を先に相手とそろえましょう。
勝つための6つのコツ
まずA、10、Kという強さの順を覚え、残っている同じ札を数えます。同じAが2枚あるので、自分のAを出した後も別のAが残っていることがあります。ただし同じA同士なら先に出た札が勝つため、出す順番にも価値があります。強さと得点は別です。QやJが取っても、その札自体には札の点はありません。
次に、競りの前に切札候補ごとのメルドと枚数を比べます。枚数が多い種類と、ランがそろう種類は同じとは限りません。相方の手は見えないため、まだ届くと分からない大きな点を約束しすぎないことが大切です。相方が競りを取れそうなとき、さらに高い点で奪う必要があるか考えます。
交換では相方の切札を助ける札、ランやアラウンドを完成させる札に注目します。返すときは完成したメルドを確認し、必要な札をばらばらにしないようにします。メルド後は公開札も参考になります。出たAや切札を覚えると、今の10やKが勝てそうか判断しやすくなります。
相方が勝っているときは、出札制約を守れる範囲で点のある札を渡す考え方があります。相手が勝つと分かっているときは、点のない札を出して損を小さくします。最後のトリックには追加の1点があるので、最後に出せる切札や勝ち札を残す価値もあります。ただし、強い札を残したまま相手に切札を使われることもあります。目先の一枚だけでなく、残りの枚数を見て計画しましょう。
操作と保存
CPUの自動進行は初めはオフです。「CPUを進める」で1手ずつ確かめられ、自動進行を選ぶとCPUの番だけ続けて進みます。人の番、4枚を確認する場面、ラウンド結果では止まります。やさしいCPUは札の使いどころを見逃すことがあり、ふつうは相方に点を渡すことも考えます。つよいは公開された札から残りを考えますが、勝ちが約束されるわけではありません。
同端末4人では手番が変わると手札を隠します。次の人に端末を渡し、「手札を見る」で開いてから操作してください。メルドと出された札は公開情報です。周りから画面が見える場合は、手札を見るときの向きに気を付けます。これは画面上の交代方式で、通信対戦ではありません。
設定を開くと一時停止し、続きから戻れます。保存は同じ端末の同じブラウザに残り、日英画面で共通です。ブラウザの保存を消すと続きも消え、別の端末には自動で移りません。札の選択中に言語を変えた場合、まだ確定していない選択だけは解除されます。PCでは札を選んでEnterで確定、Escで選択解除できます。Tabでボタンを移動して操作することもできます。
ピノクルのよくある質問と由来
メルドの札はなくなりますか?なくなりません。点を確認した後も12枚の手札でプレイします。相方の札と組み合わせてランを数えられますか?数えられません。メルドは各人が自分の手に持つ組です。切札なのに出せないのはなぜ?最初に出された種類を持っているなら、その種類を出す義務が優先します。競りに届いたのに失敗になることはありますか?札の点を1点以上取る条件も必要です。4配りで同点ならどうなりますか?引き分けです。通常の150点勝負で両組が届いたら競りの組が勝ちます。
Pinochleは米国で親しまれてきたメルドとトリックの遊びです。同じ名称で2人版、単一デッキの組戦、ダブルデッキなど複数の形が説明されています。一つの手順をすべての版に当てはめず、人数とデッキ、点の単位を確認して遊ぶと、手元の説明と比べやすくなります。
メルド早見表
| 組み合わせ | 1組 | 2組 |
|---|---|---|
| 切札ラン | 15 | 150 |
| 切札マリッジ | 4 | 8 |
| ほかのマリッジ | 2 | 4 |
| ピノクル | 4 | 30 / 32 |
| Aアラウンド | 10 | 100 |
| Kアラウンド | 8 | 80 |
| Qアラウンド | 6 | 60 |
| Jアラウンド | 4 | 40 |
| 切札9 | 1 | 2 |