ペグソリティア

となりの玉たまを1つ飛とびこすと、飛びこされた玉を取れます。うまく順番を考えて、最後の1本まで減らそう。

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盤

問題

最初に空ける穴

ver 1.0.0 · 更新

更新履歴
  1. · ver 1.0.0バージョンと更新履歴の表示を追加しました。
  2. 英語版を公開しました。
  3. ゲームを公開しました。

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    ペグソリティアの遊び方

    ペグソリティアは、穴のあいた盤に立てたペグ(くい)や玉を、ひとりで減らしていくパズルです。玉を使うものは「ボールソリティア」「マーブルソリティア」とも呼ばれ、英国では単に「ソリティア」と言います。トランプのソリティアと同じく「ひとり遊び」という意味の名前で、日本でも明治時代の本に「獨ひとり遊び」として紹介されています。このゲームでは、木の盤のくぼみに玉を置いた形で遊びます。

    はじめの形

    三角の盤の15の穴のうち、下の辺のまん中の穴だけが空いていて、ほかの14の穴に玉が置かれている図
    穴を1つだけ空けて、ほかの穴には全部玉を置いて始めます。

    盤の穴を1つだけ空けて、残りの穴すべてに玉を置きます。どの穴を空けるかで、解きやすさも、最後の1本を残せる場所も変わります。このゲームでは、盤ごとに解きやすい「おすすめの穴」が空いた形で始まり、「自分で選ぶ」にすると最初に好きな穴の玉を1つ取ってから始められます。

    となりの玉を飛びこして取る

    1つの玉が、となりの玉を飛びこしてその先の空いた穴へ移り、飛びこされた玉が盤の外の溝へ取られる図
    玉は、となりの玉を1つ飛びこして、すぐ向こうの空いた穴へ移ります。飛びこされた玉は取ります。

    動かし方は1つだけです。玉を1つ選び、となりにある玉を飛びこして、そのすぐ向こうの空いている穴へ移します。飛びこされた玉は盤から取ります(このゲームでは盤ばんのまわりの溝みぞに並びます)。1回飛ぶと、玉は必ず1本減ります。

    飛びこした玉が、そこからさらに別の玉を飛びこせるなら、続けて飛んでもかまいません。何回続けて飛んでも、同じ玉が続けて動いた分は「1手」と数えるのが決まった数え方です。

    飛べない動き

    英国式の盤で、間が空いた穴を飛びこす動き・斜めに飛ぶ動き・2つの玉をまとめて飛ぶ動き・玉のある穴への着地に×が付いた図
    四角い盤では斜めに飛べません。飛びこせるのは玉1つだけで、着地するのは空いた穴だけです。

    終わりと評価

    英国式の盤で、中央の穴に玉が1本だけ残った図。最初に空けた中央の穴に最後の1本が戻っている
    最後の1本を、最初に空けた穴に残せたら「完全解」です。

    どの玉も飛べなくなったら終わりです。残った玉が少ないほどよい結果で、1本だけにできれば成功です。さらに、最後の1本を決まった穴(多くは最初に空けた穴。英国式ならまん中)に残せたら、いちばんよい「完全解かんぜんかい」です。このゲームでは、目標の穴に小さな金色の輪を付けています。

    残った玉評価
    1本・目標の穴完全解
    1本成功
    2本あと一歩
    3〜4本もう少し
    5本以上もう一度

    3つの盤ばん

    三角の15穴の盤、十字の形の英国式33穴の盤、十字の角を1つずつ増やした欧州式37穴の盤を並べた図
    左から、三角(15穴)・英国式(33穴)・欧州式(37穴)。
    三角(15穴)英国式(33穴)欧州式(37穴)
    形1辺に5つの穴が並ぶ三角形十字の形(7×7の四すみを2×2ずつ欠いた形)英国式の十字の内側の角に1つずつ足した、丸に近い形
    飛ぶ向き6つの向きたて・よこの4つの向き
    玉の数143236
    おすすめの空き穴下の辺のまん中まん中まん中の1つ上
    完全解の穴最初に空けた穴最初に空けた穴(まん中)まん中をはさんで反対の穴(まん中の1つ下)
    むずかしさやさしい。はじめての人向けふつう。考え方がわかると解けるむずかしい。空ける穴によっては1本にできない

    いちばん有名なのは英国式の盤で、まん中を空けて始め、最後の1本をまん中に残すのが昔からの目標です。欧州式はフランスで古くから遊ばれてきた盤で、まん中を空けて始めると、どんなにうまくやっても最後に2本が残ることが知られています(数学で証明されています)。そのため、このゲームのおすすめはまん中の1つ上を空ける形です。欧州式は37の穴のうち16の穴のどれかを空けたときだけ、1本まで減らせます。「自分で選ぶ」で1本にできない穴を選ぶと、始めるときにお知らせします。

    三角の盤は1辺が5つの小さな盤で、レストランの席で遊べるおもちゃとしても広く知られています。どの穴を空けても1本まで減らせますが、内側の3つの穴を空けると、最後の1本を同じ穴に戻すことはできません(そのときは別の穴が目標になります)。

    今日の問題

    「今日の問題」は、途中まで進んだような玉の並びから、残り1本を目指す問題です。盤ごとに1日1問で、日付が変わると新しい問題になります。どれも必ず1本まで減らせる並びですが、最初の手を選びまちがえると解けなくなる所があります。玉が少ないぶん、先を読んで考える練習にぴったりです。

    うまく減らすコツ

    1. ふちや角の玉を先に片づける

    盤のふちや角にある玉は、飛びこせる向きが少ないので、後に残ると取れなくなりがちです。まん中の玉はいつでも取れるので、はじめはふちの近くから減らしていきましょう。

    2. ぽつんと離れた玉を作らない

    まわりに玉のない玉は、ほかの玉が近くに来ないかぎり取れません。飛ぶ前に「この手のあと、離れ小島になる玉はないか」を見ると、失敗がぐっと減ります。

    3. 3つずつまとめて片づける

    英国式の下の腕で、たてに並んだ3つの玉を、そばの1つの玉が①外へ飛び出す②たての玉を片づける③飛んで戻る、の3回でまとめて取る手順を3つの場面で示した図
    そばの玉を「行って戻る」ように使うと、1列の3つをまとめて片づけられます。

    英国式・欧州式では、1列に並んだ3つの玉を、すぐそばの1つの玉を使ってまとめて取るやり方がよく知られています。そばの玉がいったん外へ飛び出し、3つのうちの2つを片づけたあと、もとの場所へ飛んで戻ってきます。盤をいくつかのかたまりに分けて、かたまりごとに片づけると、33穴の盤も解けるようになります。

    4. 三角の盤は「角に入らない・内側から出ない」

    三角の盤では、角の穴へ飛びこむ手と、内側の3つの穴から飛び出す手は、行き止まりになりやすいと言われています。ほかに手があるときは、そちらを選んでみましょう。

    5. 最後の形から逆に考える

    玉が少なくなったら、「最後の1本はどこに残るか」「その1つ前は2本がどこに並んでいればよいか」と、終わりから逆に考えると道が見えてきます。完全解をねらうときは、目標の穴の近くに玉を集めておきましょう。

    6. 困ったらヒントと1手もどす

    ヒントは、そこから1本まで減らせる手を1つ教えてくれます(完全解が間に合うときは完全解への手)。解けない並びになったことに気づいたら、「1手もどす」で何手か戻って、別の手を試してみましょう。

    よくある質問

    玉を斜めに飛ばせないのはなぜ?

    英国式・欧州式の盤は、決まった遊び方ではたて・よこにしか飛べません。斜めも飛べる遊び方もありますが、このゲームは一般的な決まりに合わせています。三角の盤は穴の並び方がちがうので、斜めの線にそって飛べます。

    最後の1本は、どこに残ってもいいの?

    1本だけにできれば「成功」です。そのうえで、目標の穴(金色の輪の穴)に残せたら「完全解」になります。盤の穴には、最後の1本を残せる穴と残せない穴があり、それは最初にどの穴を空けたかで決まります。

    ヒントを押しても手が出ないことがあるのはなぜ?

    玉が多いうちは、先の手の組み合わせがとても多いので、すぐには答えが見つからないことがあります。そのときは少し進めてから、もう一度押してみてください。玉が20本くらいまで減ると、ほぼすぐに答えが出ます。

    「残り1本にできなくなりました」と出たら?

    その並びからは、どう飛んでも2本以上残ってしまう、という意味です。最後まで続けてもかまいませんし、「1手もどす」で戻ってやり直すこともできます。知らせが要らないときは、設定で切れます。

    途中でやめても続きから遊べる?

    はい。同じ端末・同じブラウザなら、ページを開き直したときに「続きから」で再開できます。今日の問題は、その日のうちだけ続きから遊べます。音ははじめは出ない設定です。

    ペグソリティアの由来

    この遊びがいつどこで生まれたかは、はっきりしていません。記録に残る古いものは17世紀の終わりのフランスで、1697年ごろの版画に、盤のそばに座る貴婦人の姿が描かれています。同じころのフランスの雑誌にも、盤と遊び方の説明が載っているそうです。その後イギリスなどヨーロッパに広まり、英国式の十字の盤が有名になりました。日本では1907年(明治40年)の『世界遊戯法大全』に紹介されています。数学者にも好まれ、どの穴から始めればどこに1本残せるかといった研究が、今も続けられています。