お金の計算の遊び方
「お金の計算」は、お金を数える・ちょうどの金額をはらう・おつりを考える、の3つを練習するゲームです。小学校の算数では、1年生で100くらいまでの数を、2年生で1000までの数と10000(一万)を習い、そのなかで10円玉や100円玉、1円玉の数え方や、買い物の代金・残りのお金を求める問題が出てきます。このゲームでは、その内容を「100円まで」「1000円まで」「10000円まで」の3段階に分けて、少しずつ進められるようにしています。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。画面の漢字にはふりがなを付けています。
ゲームで使うお金の絵

画面のお金は、本物の硬貨や紙幣の写真ではなく、このゲームのために描いた絵です。丸い硬貨と長方形の紙幣に、金額の数字だけを大きく書いています。色は本物に近づけていて、1円は白っぽい銀色、5円は金色、10円は銅色、50円と100円は銀色、500円は金色のふちです。5円と50円には、本物と同じように穴をあけています。色の見分けがつきにくい人や白黒で印刷したときでも、数字で見分けられます。本物のお金の図柄をそのまま使うことは、法律で禁じられている「お金にまぎらわしい物」にあたるおそれがあるため、人物・建物・もようは描いていません。
3つの遊び方
| 遊び方 | 内容 |
|---|---|
| 数える | ならんだお金を数えて、ぜんぶでいくらかを答えます。4つから選ぶか、数字を入れます |
| 払う | 「えんぴつ 68円」のようなねだんに、ちょうどになるようにお金をならべてはらいます。下のお金をおすと上のわくにおけて、わくのお金をおすともどせます |
| おつり | 「320円のノートを買って、500円はらいました。おつりは?」のように答えます。4つから選ぶ・数字を入れる・お金をならべてわたす、の3通りから選べます |
| 苦手な問題 | これまでにまちがえた問題だけを、最大10問練習します。2回続けて1回で正解すると、にがてから外れます |
まちがえると、正しい答えと、なぜそうなるかの説明が出ます。「数える」では、お金が種類ごとにならびなおされて、「100円玉 2枚で 200円」のように種類ごとの合計が出ます。正しい答えを選び直す(入れ直す・ならべ直す)と次の問題へ進みます。10問が終わると、まちがえた問題とヒントを見た問題だけがもう一度出て、全部できたら結果が出ます。
むずかしさの3段階

| 段階 | 使うお金 | 金額 | 習う学年の目安 |
|---|---|---|---|
| 1 100円まで | 1円玉・5円玉・10円玉・50円玉 | 100円より少ない金額 | 1年〜2年 |
| 2 1000円まで | 100円玉・500円玉が増える | 1000円より少ない金額 | 2年 |
| 3 10000円まで | 1000円札・5000円札・10000円札が増える | 10000円まで | 2年〜3年 |
「1円玉なし」にすると、1円玉と5円玉を使わず、金額が10円ごとになります。はじめは「1円玉なし」で10円玉と50円玉の数え方に慣れ、それから1円玉ありに進むと無理がありません。数えるお金のならびは「しゅるいごと」(同じお金がまとまって大きい順)と「ばらばら」から選べます。ばらばらのほうが、自分で同じ種類を集めて数える練習になります。
お金を数えるコツ
1. 大きいお金から順に数える

お金がたくさんあるときは、まず同じ種類のお金を集めて、大きいお金から順に数えます。100円玉が2まいで200円、50円玉が1まいで250円、10円玉が3まいで280円、1円玉が4まいで284円、というように、前の合計に足していくとまちがえにくくなります。はじめのうちは、お金の「まい数」を答えてしまうことがよくあります。1まいずつ金額がちがうことを確かめましょう。
2. 5と50、50と500を見まちがえない
5円玉と50円玉はどちらも穴があいていて、50円玉と500円玉は数字の形がにています。数字の「0」がいくつあるかを見て、どのお金かを確かめましょう。このゲームの4つの選択肢には、お金を1まい見落としたときや、5円と50円を取りちがえたときの金額がまざっているので、なんとなく選ぶと当たりません。
はらうときのコツ

368円をはらうときは、百のくらいの3から考えて100円玉を3まい、十のくらいの6は50円玉1まいと10円玉1まい、一のくらいの8は5円玉1まいと1円玉3まい、と大きいお金から決めていくと、少ないまい数ではらえます。設定の「お金の まい数」を「いちばん すくなく」にすると、金額が合っていても、もっと少ないまい数にできるときは正解になりません。1円玉が5まいあれば5円玉1まいに、10円玉が5まいあれば50円玉1まいにできる、という両替の考え方の練習になります。
おつりを考えるコツ

おつりは、はらった金額からねだんをひき算して求めます。500円−320円は、十のくらいで0から2がひけないので、百のくらいから1かりてきます。このとき、百のくらいの5を4にするのをわすれて「280円」としてしまうまちがいがよく起こります。まよったときは、お店の人がおつりをわたすときのように、ねだんから足して数えてみましょう。320円に80円足すと400円、さらに100円足すと500円なので、おつりは80円と100円で180円です。「おつり」の遊び方では、答えたあとにおつりのお金が少ないまい数で表示されます。
プリント(学校や家庭で使うワークシート)
ゲームの下の「プリント」から、A4の練習プリントを作れます。「数える」(お金の絵を見て金額を書く)、「払う」(ねだんに合わせて、使うお金のまい数を表に書く)、「おつり」(ねだんとはらったお金からおつりを書く)と、それらをまぜたものの4種類です。むずかしさは3段階と1円玉のありなし、1枚に6問・8問・10問を選べて、答えのページも付けられます。「新しい問題にする」を押すたびに問題が変わります。プリントのお金は白黒で、数字だけを書いた丸と四角なので、本物のお金とまちがえる心配はありません。
よくある質問
何年生向けのゲームですか?
100円までは1年生から、1000円までは2年生、10000円までは2年生の終わりから3年生が目安です。お金の数え方は、算数の「大きい数」の学習や、買い物の場面の足し算・ひき算といっしょに出てきます。おつりの計算は、くり下がりのあるひき算の練習にもなります。
2000円札は出ますか?
出ません。2000円札はふだんの買い物で見かけることが少ないため、1000円札・5000円札・10000円札の3種類にしています。
ゲームのお金を印刷してお店ごっこに使えますか?
このゲームのお金の絵は、本物とまちがえないように数字だけを書いた形にしています。プリントは練習問題用で、お金を切り取って使う形にはしていません。お店ごっこには、市販の学習用のおもちゃのお金などを使ってください。
「いちばん少ない枚数」とは何ですか?
同じ金額でも、10円玉を10まい使うより100円玉1まいのほうが、さいふの中がすっきりします。この設定では、金額がぴったりでも、もっと少ないまい数にできるときは「もっと少ない枚数にできます」と知らせて、いちばん少ないはらい方の例を出します。
記録はどこに残りますか?
いちばんよかった回の成績や「苦手な問題」は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。途中でやめた回も、同じ端末・同じブラウザなら「続きから」で続けられます。学校のパソコンやタブレット(Chromebook、iPad)、スマホでも遊べます。効果音と読み上げは、最初は出ない設定です。
日本のお金の単位「円」の由来
日本のお金の単位が「円」になったのは、明治4年(1871年)の新貨条例からといわれています。それまでは「両」「分」「朱」という単位が使われていて、4朱で1分、4分で1両のように、10ずつくり上がらないしくみでした。「円」になってからは、1円が100銭、1銭が10厘という10や100ごとのしくみになり、今のお金の数え方は、算数で習う十進法とそのまま同じ形です。