旧国名クイズ

武蔵むさし・尾張おわり・土佐とさなどの旧国名きゅうこくめいを、地図ちずと今いまの都道府県とどうふけんで覚おぼえるクイズ。読よみ方かたや「武州ぶしゅう」のような呼よび方かたも。

遊あそび方を選えらんで「はじめる」

遊あそび方

問題もんだいの形かたち
範囲はんい

範囲はんいは今いまの地方ちほうでまとめています(北海道ほっかいどう・沖縄おきなわには旧国きゅうこくがありません)。

問題もんだいの数かず
今いまの県境けんざかい

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    旧国名クイズの遊び方

    武蔵・尾張・土佐のような旧国名(令制国)を、地図と今の都道府県で覚えるクイズです。時代劇や歴史小説、駅名や地名、名字、特産品の名前などでよく目にする名前ですが、それがどこなのか、どう読むのかは意外と知られていません。このゲームでは、江戸時代の終わりまで使われた68の国を、地図の上で探したり、今の都道府県と結びつけたり、読み方や「武州」「信州」のような呼び方から当てたりして覚えていきます。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。国の名前にはふりがなを付けています。

    同じサイトの都道府県クイズや都道府県パズルは、今の47都道府県の問題です。今の県の場所がわかっていると、旧国名もぐっと覚えやすくなります。

    地図で探す

    近畿地方の旧国の地図の上に「大和はどこ?」の問題。説明1: 地図のその国を押す。説明2: 点線は今の都道府県の境。説明3: 灰色の所は選んだ範囲の外
    太い線が国の境、点線が今の都道府県の境です。

    画面の上に国の名前が出るので、地図のその国を押します。パソコンではクリック、スマホやタブレットでは指で押します。1回で正解すると国が緑になって名前が出て、少し待つと次の問題に進みます。海や灰色の所(選んだ範囲の外)を押しても、まちがいにはなりません。地図には今の都道府県の境を点線で重ねているので、「武蔵は今の東京都と埼玉県のあたり」のように、今の地図と見くらべながら覚えられます。点線は設定で消すこともできます。

    まちがえたとき

    武蔵の問題で相模を押した場面。相模が赤くなって名前が出て、武蔵がオレンジで点滅している。下に武蔵の読み方・武州という呼び方・東海道・今の東京都と埼玉県と神奈川県・となりの国の説明
    押した国が赤く、正しい国がオレンジで示されます。

    ちがう国を押すと、その国が赤くなって名前が出ます。正しい国はオレンジ色で点滅するので、そこを押して確かめてから「次へ」で進みます。まちがえたときは、正しい国の読み方、「◯州」の呼び方、五畿七道のどれか、今のどの都道府県か、となりの国が出ます。

    国から今の都道府県を答える

    摂津が緑になり、今の大阪府が重なって光っている。下に京都府・大阪府・奈良県・滋賀県の4つのボタン
    答えると、今の都道府県が地図に重なって出ます。

    「国 → 今の県」では、地図で光った国が今のどの都道府県にあたるかを4つから選びます。摂津(大阪府と兵庫県)のように2つ以上の県にまたがる国は、いちばんよく言われる県を答えにしていて、ほかの県はまちがいの選択肢に入りません。反対に「今の県 → 国」では、地図で光った今の都道府県にあった国を選びます。兵庫県のように5つもの国が入っている県もあります。

    兵庫県が光っていて「今の兵庫県にあった国は?」の問題。下に因幡・但馬・丹後・美作の4つのボタン
    選択肢に正しい国は1つだけです。

    読み方を答える

    「上野の読み方は?」の問題で、うえのを選んでまちがえ、こうずけが正しい答え。下に読みを入力する欄に kouzuke と入っている
    「うえの」ではなく「こうずけ」。旧国名には読みの難しい名前が多くあります。

    旧国名は、上野(こうずけ)・下野(しもつけ)・伯耆(ほうき)・遠江(とおとうみ)のように、漢字からは読みにくい名前が多くあります。読み方の問題では、国の名前にふりがなを付けずに出します。「選ぶ」は4つから選び、漢字をそのまま読んだ「うえの」のような、まちがえやすい読み方もまざっています。「入力」は、ひらがなで入れて「答える」を押します。カタカナやローマ字(kouzuke・kozuke)でも入力でき、「こうづけ」のような古い書き方や、「こうずけのくに」のように「の国」を付けても正解になります。

    「◯州」の呼び方から当てる

    「武州は武蔵」と正解した場面。地図で武蔵が緑。下に相模・武蔵・甲斐・上野のボタンと、同じ呼び方の国の説明
    同じ呼び方の国(備州=備前・備中・備後など)は、選択肢に2つ入りません。

    旧国には、国の名前の1文字に「州」を付けた呼び方があります。信州そば・甲州街道・紀州梅・長州のように、今も地名や特産品の名前に残っています。「「武州」と呼ばれた国は?」のように、呼び方から国を選びます。上総と下総はどちらも「総州」、備前・備中・備後はどれも「備州」のように、同じ呼び方の国もあります。

    五畿七道を答える

    旧国の地図を畿内・東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道の8色で塗り分けた図
    五畿七道の分け方です。

    「国 → 五畿七道」では、地図で光った国が、畿内と7つの道のどれに入るかを答えます。この問題は、いつも全国の68国から出ます。まちがえると、選んだ道の国が地図に赤く出るので、道の広がりがわかります。

    遊び方の種類

    遊び方内容
    練習問題の形(地図で探す・国→今の県・今の県→国・読み方を選ぶ・読み方を入力・「◯州」→国・国→五畿七道・まぜる)と、範囲(全国・東北と関東・中部・近畿・中国と四国・九州)、問題の数(10問・20問・全部)を選んで遊びます。
    今日の問題日付で決まる10問です。全国の国から、いろいろな形の問題が出ます。同じ日なら、だれが遊んでも同じ問題です。
    苦手な問題前にまちがえた問題だけを練習します。2回続けて1回で正解すると、苦手から外れます。

    どの遊び方でも、最後にまちがえた問題がもう一度出て、全部正解すると終わります。結果の地図には、1回で正解した国が緑、まちがえた国が赤で出ます。68国の一覧では、読み方・呼び方・五畿七道・今の県を見くらべたり、覚えた国に印を付けたりできます。印刷用の白地図では、番号の国の名前(と読み方)を書く問題プリントを答えつきで印刷できます。最初は音が出ない設定です。ゲームの下の「音:オフ」を押すと、正解やまちがいのときに短い効果音が鳴ります。

    旧国名(令制国)とは

    旧国名は、奈良時代の律令のしくみで置かれた「国」の名前です。国ごとに都から国司という役人が送られ、国府と呼ばれる役所が置かれました。国の数は奈良時代までに何度も分けたりまとめたりされ、平安時代のはじめからは、ほぼ68の国(「六十余州」とも呼ばれました)で落ち着きます。そのあと武士の時代になっても、国の名前と区切りは地域の呼び名として使われ続け、「甲斐の武田」「尾張の織田」のような言い方や、「武蔵守」「越前守」のような官職の名前にも使われました。

    明治時代になると、1871年の廃藩置県で今の都道府県のもとになる県が置かれ、国は行政の単位ではなくなりました。けれども地名や駅名、学校や会社の名前、名字、特産品の名前には今もたくさん残っていて、「信州」「讃岐うどん」「土佐犬」「備前焼」「伊勢えび」のように、ふだんの暮らしの中でも目にします。

    このクイズの68国と地図について

    このクイズは、1868年(明治元年)の12月に陸奥と出羽が分けられる前の、五畿七道の68国(壱岐・対馬をふくむ)で出題しています。明治に分けられた陸前・陸中・磐城・岩代・羽前・羽後などの国と、北海道に置かれた11の国は問題には出しません(一覧で紹介しています)。北海道と沖縄県には旧国がないので、地図では北海道を灰色で描き、沖縄県と奄美群島は入れていません。

    国の境は、昔の地図をそのまま写したものではなく、今の市区町村(政令市は区)の境をもとに、それぞれの市区町村を、いちばん広い部分がふくまれる国に入れて描いた、おおまかな線です。国の境が市区町村の中を通る所(京都市右京区の京北、倉敷市の児島、大井川のまわりなど)は、目立つ所だけ線を引き直しています。国の境は時代によっても少しずつ動いています。細かな境を確かめるときは、歴史地図などを見てください。

    覚えるときのコツ

    今の県と重ねて覚える

    近江=滋賀県、甲斐=山梨県、信濃=長野県、土佐=高知県のように、1つの国がそのまま1つの県になった所がたくさんあります。まずはこうした国から覚え、そのあとで、今の県に2つ以上の国があった所(愛知県=尾張と三河、静岡県=伊豆・駿河・遠江など)に進むと覚えやすくなります。「今の県 → 国」の問題は、この練習に向いています。

    「前・中・後」「上・下」は都に近い順

    越前・越中・越後、備前・備中・備後、筑前・筑後、豊前・豊後、肥前・肥後のように、同じ字を使う国は、都(京都)に近いほうが「前」「上」です。上総と下総は、海の道で都から先に着く南側が上総、上野と下野は都に近い西側が上野です。地図で都からの道すじをたどると、並び方が自然にわかります。

    読みにくい国はまとめて覚える

    上野(こうずけ)・下野(しもつけ)・伯耆(ほうき)・遠江(とおとうみ)・美作(みまさか)・周防(すおう)・日向(ひゅうが)・大隅(おおすみ)などは、漢字から読みを当てるのが難しい国です。「読み方(選ぶ)」でまちがえた国を、「読み方(入力)」で思い出す練習をすると定着しやすくなります。

    「◯州」は身近な言葉から

    信州そば、甲州ぶどう、紀州梅、長州、遠州灘、播州、泉州、奥州など、「◯州」の呼び方はふだんの言葉に残っています。知っている言葉から国を思い出すと、場所も一緒に覚えられます。

    苦手と今日の問題を使う

    まちがえた問題は端末に「苦手」として残ります。毎日の「今日の問題」でいろいろな形の問題にふれ、ときどき「苦手な問題」でまとめて練習すると、少しずつ地図が埋まっていきます。

    68国の表

    このクイズの68国の読み方・呼び方・今の都道府県です(今の県は、国のごく一部だけがかかる県を省いています)。

    国読み呼び方今の都道府県
    畿内(きない)
    大和やまと和州奈良県
    山城やましろ城州京都府(南部)
    河内かわち河州大阪府(東部)
    和泉いずみ泉州大阪府(南西部)
    摂津せっつ摂州大阪府(北部・大阪市)・兵庫県(南東部(神戸市の東側など))
    東海道(とうかいどう)
    伊賀いが伊州三重県(西部(伊賀市・名張市))
    伊勢いせ勢州三重県(北部・中部)
    志摩しま志州三重県(東部(志摩半島))
    尾張おわり尾州愛知県(西部(名古屋市など))
    三河みかわ三州愛知県(中部・東部)
    遠江とおとうみ遠州静岡県(西部(大井川より西))
    駿河するが駿州静岡県(中部・東部(大井川より東))
    伊豆いず豆州静岡県(伊豆半島)・東京都(伊豆諸島)
    甲斐かい甲州山梨県
    相模さがみ相州神奈川県(大部分)
    武蔵むさし武州東京都(伊豆諸島をのぞく)・埼玉県・神奈川県(川崎市・横浜市の大部分)
    安房あわ房州千葉県(南部)
    上総かずさ総州千葉県(中部)
    下総しもうさ総州千葉県(北部)・茨城県(南西部)
    常陸ひたち常州茨城県(大部分)
    東山道(とうさんどう)
    近江おうみ江州滋賀県
    美濃みの濃州岐阜県(南部)
    飛騨ひだ飛州岐阜県(北部)
    信濃しなの信州長野県
    上野こうずけ上州群馬県
    下野しもつけ野州栃木県
    陸奥むつ奥州青森県・岩手県・宮城県・福島県・秋田県(北東部(鹿角市・小坂町))
    出羽でわ羽州山形県・秋田県(大部分)
    北陸道(ほくりくどう)
    若狭わかさ若州福井県(南西部(敦賀市をのぞく嶺南))
    越前えちぜん越州福井県(北部と敦賀市)
    加賀かが加州石川県(南部)
    能登のと能州石川県(北部(能登半島))
    越中えっちゅう越州富山県
    越後えちご越州新潟県(佐渡島をのぞく)
    佐渡さど佐州新潟県(佐渡島)
    山陰道(さんいんどう)
    丹波たんば丹州京都府(中部)・兵庫県(北東部(丹波篠山市・丹波市))
    丹後たんご丹州京都府(北部)
    但馬たじま但州兵庫県(北部)
    因幡いなば因州鳥取県(東部)
    伯耆ほうき伯州鳥取県(中部・西部)
    出雲いずも雲州島根県(東部)
    石見いわみ石州島根県(西部)
    隠岐おき隠州島根県(隠岐諸島)
    山陽道(さんようどう)
    播磨はりま播州兵庫県(南西部(姫路市・明石市・神戸市の西側など))
    美作みまさか作州岡山県(北東部(津山市など))
    備前びぜん備州岡山県(南東部(岡山市など))
    備中びっちゅう備州岡山県(西部(倉敷市など))
    備後びんご備州広島県(東部(福山市など))
    安芸あき芸州広島県(西部(広島市など))
    周防すおう防州山口県(東部・南部)
    長門ながと長州山口県(西部・北部)
    南海道(なんかいどう)
    紀伊きい紀州和歌山県・三重県(南部(尾鷲市・熊野市など))
    淡路あわじ淡州兵庫県(淡路島)
    阿波あわ阿州徳島県
    讃岐さぬき讃州香川県
    伊予いよ予州愛媛県
    土佐とさ土州高知県
    西海道(さいかいどう)
    筑前ちくぜん筑州福岡県(西部・北部(福岡市など))
    筑後ちくご筑州福岡県(南部(久留米市など))
    豊前ぶぜん豊州福岡県(東部(北九州市の東側など))・大分県(北部(中津市・宇佐市))
    豊後ぶんご豊州大分県(大部分)
    肥前ひぜん肥州佐賀県・長崎県(壱岐・対馬をのぞく)
    肥後ひご肥州熊本県
    日向ひゅうが日州宮崎県
    大隅おおすみ隅州鹿児島県(東部と種子島・屋久島)
    薩摩さつま薩州鹿児島県(西部(鹿児島市など))
    壱岐いき壱州長崎県(壱岐島)
    対馬つしま対州長崎県(対馬)

    よくある質問

    国の数はなぜ68なのですか?

    平安時代のはじめに国の分け方が落ち着いてから江戸時代の終わりまで、国の数は66国と2島(壱岐・対馬)、合わせて68でした。明治になって陸奥が5つ、出羽が2つに分けられ、北海道にも11の国が置かれたので、明治の地図では国の数がもっと多くなっています。このクイズは分ける前の68国で出題しています。

    陸前や羽後などの国は出ませんか?

    陸前・陸中・磐城・岩代・陸奥(分けたあとの陸奥)・羽前・羽後は、1868年の12月に分けられた国なので、問題には出しません。駅名などでよく見かける名前なので、一覧のページで今のどの県のあたりかを紹介しています。

    地図の国の境は正確ですか?

    今の市区町村の境をもとにしたおおまかな線です。市区町村の中を国の境が通る所では、実際の境と少しずれています。国の場所と、となりの国とのつながりを覚えるための地図として使ってください。

    読み方の入力で、正しいのにまちがいになりました

    読み方はひらがな・カタカナ・ローマ字で入力できます。「こうづけ」「しもふさ」のような古い書き方や別の読み方の多くも正解にしています。それでもまちがいになった読み方があれば、「みんなの感想」から教えてください。

    紙に印刷して使えますか?

    印刷用の白地図では、全国や地方ごとの旧国の白地図と、番号の国の名前(と読み方)を書く問題プリントを、答えつきで A4 に印刷できます。今の県境の点線は、付けるか付けないかを選べます。

    記録はどこに残りますか?スマホでも遊べますか?

    記録や苦手の問題、一覧の「覚えた」の印は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。スマホ・タブレット・パソコンのブラウザで遊べ、地図は2本の指で広げて大きくできます。

    国の名前の由来

    国の名前の由来には、はっきりしないものも多くあります。たとえば近江は「近つ淡海(ちかつあわうみ)」で都に近い湖(琵琶湖)、遠江は「遠つ淡海」で都から遠い湖(浜名湖)を指すと言われます。上総・下総はもとは「総(ふさ)」という一つの国、備前・備中・備後はもとは「吉備」という一つの国だったとされ、それを分けたときに前・中・後や上・下を付けたと考えられています。