漢字の読みクイズ(学年別)の遊び方
小学校で習う漢字の読みを、熟語(二字以上のことば)を中心に答えるクイズです。学年を選ぶと、その学年までに習う漢字だけで書けることばが出ます。答え方は「4つから選ぶ」と「ひらがなで入れる」の2通り。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。
4つから選ぶ

カードに出たことばの読みを、4つのボタンから選びます。パソコンではキーボードの 1〜4 でも選べます。ことばの中で下線が引いてある字が、選んだ学年で新しく習う字で、ほかの字はそれより前の学年で習う字です(全部の字がその学年の字のときは、下線は付けません)。
まちがいの選択肢は、実際にまちがえやすい形から作っています。同じ字の別の読みに入れかえたもの(学校→「まなこう」)、音の変わり方をまちがえたもの(学校→「がくこう」「がこう」)、のばす音や小さい「ゃ・ゅ・ょ」をまちがえたもの(東京→「とうきよう」)などです。
ひらがなで入れる

読みをひらがなで入れて「答える」を押します。画面の下には、読みに使う字とまぎらわしい字をまぜたひらがなのボタンが出るので、順に押して並べれば、キーボードを使わなくても答えられます。パソコンでは日本語入力でも、日本語入力をオフにしたままローマ字(gakkou など)で打っても、その場でひらがなになります。スマホやタブレットでは「キーボード」ボタンを押すと、端末のキーボードでも入れられます。
答えると、音読み・訓読みが字の下に出る

正解すると、字の下に一字ずつの読みと、それが音読みか訓読みかが出ます。音読みは中国から伝わった漢字の発音をもとにした読み(学=ガク、校=コウ)、訓読みは漢字の意味に日本のことばを当てた読み(花=はな、手=て)です。「花火」のように訓読みどうしのことばも、「学校」のように音読みどうしのことばもあります。色だけでは分かりにくい人のために、「音」「訓」の文字でも区別しています。
まちがえたとき

まちがえると、正しい読みと、ことばに使われている字の音訓の一覧が出ます。一覧は小学校で習う音訓で、そのことばで使っている読みに色が付きます。4択なら正しい読みのボタンを、ひらがな入力なら正しい読みを入れ直すと次へ進みます。最後の問題が終わると、その回でまちがえたことばとヒントを見たことばだけが、もう一度出ます。全部正解すると結果が出ます。
4つの遊び方
| 遊び方 | 内容 | 記録 |
|---|---|---|
| 練習 | 学年(1〜6年)と問題の数(10・20・30問)を選びます。なるべく別々の字を使うことばが出ます | 学年ごとに遊んだ回数と、全部1回で正解した回数。全部正解した学年には設定画面で★が付きます |
| タイムアタック | 選んだ学年のことばを10問か20問、できるだけ速く答えます | 学年と問題の数ごとに、全部1回で正解したときのベストタイム |
| 今日の問題 | 日付と学年で決まる10問。同じ日に同じ学年を選べば、どの端末でも同じ問題です | 学年ごとに、続けて遊んだ日数。その日に遊んだ学年には✓が付きます |
| 苦手な漢字 | これまでにまちがえたことばだけを、最大20問練習します | 残っているにがての数 |
練習・タイムアタック・今日の問題では、学年の代わりに「難読漢字」も選べます(下の「難読漢字の問題」)。
出題されることばの数は、1年が約200、2年が約420、3〜6年が各約520〜540です。学年の漢字1字につき、よく使われることばを1〜3語選び、同じ字でも音読みのことばと訓読みのことばの両方が入るようにしています。4年には、4年で習う都道府県名の字(岡・潟・茨・阜 など)に合わせて、47都道府県の名前も入っています。
練習のコツ
1. 下線の字に注目する
高学年のことばには、前の学年までに習った字も多く入っています。下線の字(その学年で習う字)がどう読まれているかに注目すると、新しく習う字の読みが整理しやすくなります。
2. 音が変わるところに気をつける

字の読みをそのままつなぐと、ことばの読みにならないことがあります。「学校」は「がく+こう」ではなく「がっこう」、「手紙」は「て+かみ」ではなく「てがみ」です。4択でまちがえやすいのは、たいていこの部分です。答えたあとに字の下に出る一字ずつの読みを見ると、どこで音が変わったかが分かります。
3. まちがえたら、字の音訓の一覧を見る
まちがえたときに出る一覧には、その字の小学校で習う読みがすべて並びます。「表」には「ヒョウ」「おもて」「あらわ(す)」があり、「発表」ではそのうち「ヒョウ」を使う、というように、1つのことばから字の読みを広げて見ることができます。
4. ヒントは「選ぶための手がかり」
「ヒント」を押すと、答えではなく、ことばに使われている字の読みかたの一覧が出ます。どの読みを組み合わせるかを考えてから答えてみてください。ヒントを見た問題は、正解しても「1回で正解」には数えず、その回の最後にもう一度出ます。
5. 苦手な漢字と今日の問題を組み合わせる
まちがえたことばは、端末に「にがて」として残ります。2回続けて1回で正解すると外れます。毎日の「今日の問題」で新しいことばに出会い、ときどき「にがてな漢字」でまちがえたことばをまとめて練習する、という使い方もできます。
6. 速さはあとから
タイムアタックのベストタイムは、全部1回で正解したときだけ記録されます。最初は時間を気にせず、確実に答えることを目指すのがおすすめです。
特別な読み(熟字訓など)について

「今日(きょう)」「大人(おとな)」「七夕(たなばた)」のように、一字ずつの読みをつないでも読めないことばがあります。こうした読みは常用漢字表の「付表」にまとめられていて、学校で習う時期も決められています。このゲームでは、付表のうち小学校で習うことば(今日・明日・昨日・今年・一人・二人・部屋・上手・下手・友達・時計・眼鏡・迷子・博士 など)と、都道府県名(大阪・神奈川・鹿児島・愛媛 など)だけを出し、答えたあとに「特別な読み」と表示します。
また、「人気(にんき・ひとけ)」「今日(きょう・こんにち)」のように、同じ書き方で読みが2つ以上あることばは、辞書にある読みならどれを答えても正解にしています。4択の選択肢には、正解の読みは1つだけが入ります。
難読漢字の問題
「出す漢字」で「難読漢字」を選ぶと、ふだん見かけるのに読むのがむずかしい漢字のことばが出ます。「海老(えび)」「蝸牛(かたつむり)」「向日葵(ひまわり)」「団扇(うちわ)」「流石(さすが)」のように、字の音読み・訓読みをそのままつないでも読めないことばや、小学校では習わない字を使うことばが中心です。全部で96語あり、次の7つの分類に分かれています。
| 分類 | ことばの例 |
|---|---|
| 海の生き物 | 海豚(いるか)・海月(くらげ)・秋刀魚(さんま)・海星(ひとで)・烏賊(いか) |
| 陸の生き物 | 蜻蛉(とんぼ)・蟷螂(かまきり)・土竜(もぐら)・栗鼠(りす)・天道虫(てんとうむし) |
| 野菜・くだもの | 胡瓜(きゅうり)・南瓜(かぼちゃ)・牛蒡(ごぼう)・無花果(いちじく)・蜜柑(みかん) |
| 花・草木 | 蒲公英(たんぽぽ)・紫陽花(あじさい)・薔薇(ばら)・仙人掌(さぼてん)・土筆(つくし) |
| くらしの道具 | 如雨露(じょうろ)・提灯(ちょうちん)・足袋(たび)・算盤(そろばん)・独楽(こま) |
| 天気・自然 | 雪崩(なだれ)・時雨(しぐれ)・五月雨(さみだれ)・陽炎(かげろう)・東雲(しののめ) |
| ことば | 長閑(のどか)・素人(しろうと)・玄人(くろうと)・欠伸(あくび)・為替(かわせ) |
カードには、ことばの下に分類(「海の生き物」など)が出ます。ヒントを押すと、そのことばの意味が出ます。4択のまちがいの選択肢は「かいろう(海老)」「せいか(西瓜)」のように、字の読みをそのままつないだ、ありがちな読みまちがいです。
難読漢字を読むコツ
難読漢字の多くは、ものの名前に、意味の近い漢字を当てたものです。「海老」は海にいて腰の曲がった老人のような姿、「向日葵」は日の方を向く花、「天道虫」は天(お日さま)に向かって飛ぶ虫、というように、字の意味から姿を思い浮かべると、読みが出てきやすくなります。字の読みをつないで考えるより、「この字の組み合わせで、何のことか」を考えるのが近道です。
読みが2つ以上あることば
「南瓜(かぼちゃ・なんか)」「銀杏(いちょう・ぎんなん)」「菖蒲(しょうぶ・あやめ)」「蜻蛉(とんぼ・かげろう)」のように、同じ書き方で読みが2つ以上あることばは、辞書にある読みならどれを答えても正解です。語と読みは、辞書データ JMdict にあることを1語ずつ確かめています。
よくある質問
何年生向けのゲームですか?
小学1年から6年までの、どの学年でも選べます。学年を選ぶと、その学年までに習う漢字だけで書けることばが出ます。前の学年のおさらいや、次の学年の予習、大人の頭の体操にも使えます。「難読漢字」は、大人でも迷うことばが入っているので、家族で読み比べるのにも向いています。
どの漢字・どの読みが出ますか?
漢字は、文部科学省の学習指導要領にある「学年別漢字配当表」(2020年度からの1026字)の学年に合わせています。読みは、文部科学省の「音訓の小・中・高等学校段階別割り振り表」で小学校に割り振られている音読み・訓読みだけを使っています。中学校以降で習う読み(たとえば「生」の「き」、「上」の「ショウ」)は出しません。どのことばをどの学年で習うかは教科書によってちがうので、学校で習う順番とは少しずれることがあります。
問題のことばは、どこから選んでいますか?
よく使われることばを収めた辞書データ(JMdict)から選び、読みがその辞書の読みと合っていて、なおかつ小学校で習う音訓で一字ずつに読み分けられることを確かめたものだけを使っています。子どもの学習に合わないことばは除いています。市販のドリルや教科書の例文は使っていません。
記録はどこに残りますか?
記録やにがてなことばは、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。途中でやめた回も、同じ端末・同じブラウザで開けば設定の「つづきから」で続けられます。
音は鳴りますか?
最初は音が出ない設定です。ゲームの下の「音:オフ」を押すと、正解やまちがいのときに短い効果音が鳴ります。読み上げ(声)はありません。
学校のパソコンやタブレットでも使えますか?
ブラウザだけで動くので、Chromebook や iPad、スマホでも遊べます。キーボードがない端末でも、4択のボタンやひらがなのボタンで答えられます。
学年別漢字配当表について
小学校で習う漢字は、学習指導要領の別表「学年別漢字配当表」で学年ごとに決められています。この表は時代とともに見直されてきて、2017年に告示され2020年度から全面的に使われている今の表では、都道府県名に使われる20字(茨・媛・岡・潟・岐・熊・香・佐・埼・崎・滋・鹿・縄・井・沖・栃・奈・梨・阪・阜)が加わり、合計1026字になりました。このとき一部の字の学年も入れかわっていて、たとえば「賀」「群」「徳」「富」は4年に移っています。表が決めているのは「どの字をどの学年で習うか」で、配当された字は、その学年で読めるようにし、書くことはその学年で少しずつ、次の学年で文や文章の中で使えるように、という形で指導されます。
熟語と読みのデータには、Electronic Dictionary Research and Development Group の辞書データ JMdict(CC BY-SA 4.0)を使っています。