漢字の書き順クイズの遊び方
漢字の書き順(筆順)と画数を覚えるクイズです。問題は「何画目」「次の画」「画数」の3種類と、それを混ぜた「まぜる」。範囲は、小学校の1年〜6年で習う漢字(学年別)、小学校の漢字すべて(1026字)、常用漢字すべて(2136字)から選べます。答えるたびに、その字の書き順が1画ずつの図で出て、「書き順を動きで見る」を押すと、筆で書くように1画ずつ動きます。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。
何画目

漢字の中の1つの画が赤くなっています。その画が、何画目に書く画かを4つから選びます。「左」の横画は1画目ですが、「右」では横画は2画目です。見た目で上や左にある画から順に数えると、まちがえるように作ってある問題がたくさんあります。
次の画

字が途中まで書いてあります。こい線がもう書いた画、うすい線がこれから書く画です。下の絵の中から、赤い画が次に書く画になっているものを選びます。赤い丸は書き始めの場所なので、どちらから書くかもいっしょに確かめられます。残りの画が少ないときは、選択肢が2〜3つになります。
画数

漢字の画数を4つから選びます。まちがいの選択肢には、1画ちがいの数を必ず入れています。「乙」のように折れ曲がる線や、「子」の1画目のように曲がってはねる線は、一筆で書くので1画と数えます。数えまちがえやすい字は、答えのあとの番号の付いた字で確かめましょう。
書き順を見る
問題は出さずに、範囲の漢字を1字ずつ、書き順のアニメで見るモードです。「再生」で1画ずつ動き、「1画すすむ」「1画もどる」で自分のペースで見られます。「前の字」「次の字」で字を変えられ、「字をさがす」に漢字を入れると、その字にとびます。「ゆっくり」にすると、動きが2倍の時間になります。キーボードでは、スペースで再生、左右の矢印キーで1画ずつ動かせます。
まちがえたとき・ヒント

まちがえると、正しい答えに緑の枠が付き、番号の付いた字と1画ずつのお手本が出ます。1回の問題が終わると、まちがえた問題とヒントを使った問題だけがもう一回出て、全部正解したらおわりです。まちがえた問題は端末に「苦手」として残り、「苦手」を選ぶとまとめて練習できます。2回続けて1回で正解すると苦手から外れます。ヒント(H キー)は、まちがいの選択肢を2つ消します。
書き順の一覧・今日の10問・印刷用プリント
書き順の一覧では、範囲の漢字を画数ごとに並べて見られます。漢字を押すと、書き順のアニメと1画ずつのお手本が出ます。このクイズで1回で正解した字には「覚えた」、練習中の字には「苦手」の印が付きます。
「今日の10問」は、日付で決まる10問です(3つの問題が混ざります)。同じ日なら、だれが遊んでも同じ問題なので、家族や友だちと点数をくらべられます。印刷用プリントでは、1画ずつの書き順のお手本と、なぞり書き2つと空きのマスがある練習用のプリントをA4で印刷できます。字を指定して作ることもできます。
書き順の主な原則

日本の学校で教える書き順は、昭和33年(1958年)に文部省が出した「筆順指導の手びき」がもとになっています。手びきには、多くの字にあてはまる原則が書かれています。
| 原則 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 上から下へ | 上の部分から下の部分へ書く | 三・工・言 |
| 左から右へ | 左の部分から右の部分へ書く | 川・休・学 |
| 横画が先 | 横画と縦画が交わるときは、たいてい横画が先 | 十・土・木 |
| 横画があと | 「田」「王」と、その形が入った字は、交わる横画があと | 田・由・王・生・青 |
| 中が先 | 中と左右があり、左右が1〜2画なら中が先(りっしんべんと「火」は例外) | 小・水・当 |
| 外側が先 | 囲む形は外側を先に書き、下を閉じる横画は最後 | 国・日・因 |
| 左はらいが先 | 左はらいと右はらいが交わるときは、左はらいが先 | 文・父・人 |
| つらぬく縦画は最後 | 字の全体をつらぬく縦画は最後に書く | 中・車・半 |
| つらぬく横画は最後 | 字の全体をつらぬく横画は最後に書く(「世」は例外) | 女・子 |
| 横画と左はらい | 横画が長く左はらいが短い字は左はらいが先、横画が短く左はらいが長い字は横画が先 | 右・有/左・友 |
原則だけでは決まらない字もあります。にょうは、先に書くもの(起・題・勉)とあとに書くもの(近・建・直)があり、左はらいも、先に書く字(九・及)とあとに書く字(力・刀・方)があります。こうした字は、1字ずつ覚えるのが近道です。
書き順を覚えるコツ
1. 「右」と「左」はセットで覚える

「右」と「左」は形が似ているのに、1画目がちがう代表的な字です。横画が長く左はらいが短い「右」「有」は左はらいから、横画が短く左はらいが長い「左」「友」「在」は横画から書きます。セットで覚えると、ほかの字にも応用できます。
2. 原則を知ってから、例外を覚える
上から下へ、左から右へ、の2つの大原則だけで、多くの字の書き順が決まります。まず原則をつかみ、「田と王は横画があと」「火は点から」「世は横画が先」のような例外を、例の字といっしょに覚えましょう。
3. 部品に分けて考える
画数の多い字も、「言」と「吾」で「語」のように、知っている部品の組み合わせです。部品ごとの書き順がわかれば、あとは左から右、上から下の順に組み立てるだけです。「何画目」の問題で数がわからなくなったら、部品ごとに画数を足してみましょう。
4. 見た目の順番にだまされない
書き順は、見た目で上や左にある画から書くとは限りません。「中」は口を書いてから縦画、「田」は中の縦画を書いてから横画です。「次の画」の問題でまちがえた字は、アニメで1画ずつ見直すと、どこで順番が変わるかがよくわかります。
5. 空に書いて、手で覚える
アニメを見ながら、指で空中や机に書いてみると、手の動きで覚えられます。印刷用プリントのなぞり書きも、番号の順に書くことを意識すると、書き順が身につきます。
6. 画数は書きながら数える
画数は、目で数えるより、書き順どおりに書きながら数えるほうが正確です。一筆で書く折れやはねを2画と数えてしまうまちがいが多いので、「乙」「弓」「九」のような字で確かめておきましょう。
よくある質問
書き順は1つだけですか?
1つだけではありません。「筆順指導の手びき」自体に、ここに示す書き順は学習指導上の混乱をさけるために1つにまとめたもので、ほかの書き順を誤りとするものではない、という意味のことが書かれています。手びきは、広く使われる書き順が2つ以上ある字として「上」「点」「店」「取」「最」「職」「厳」「必」「発」「登」「感」「盛」「馬」「無」「興」を例に挙げています。このクイズでは、これらの字は書き順のアニメと一覧で手びきの順を見せますが、「何画目」「次の画」の問題には出しません。
学校や家で習った書き順とちがいます
このクイズの書き順は、学校で教えている手びきの書き順にそろえています。ただ、上の質問のとおり、書き順は1つではなく、行書(くずした書き方)では順番が変わる字もあります。中国や台湾では、日本と書き順がちがう字(「右」「飛」「必」など)もあります。教科書や先生の書き順とちがうときは、学校で習った順を大事にしてください。
何年生から遊べますか?
学年別に選べるので、1年生の漢字から遊べます。画面の漢字にはふりがなが付きます。「常用漢字すべて」は中学生以上や大人の見直し、漢字検定の練習向けです。「書き順を見る」は、字を覚えはじめた小さい子といっしょに見るのにも向いています。
画数の数え方がよくわかりません
筆を紙につけてから離すまでが1画です。折れ曲がっても、はねても、一筆で書けば1画です。たとえば「口」は3画(左の縦、上と右の折れ、下の横)、「子」は3画です。画数の問題でまちがえた字は、答えのあとの番号付きの字で、どこが1画になっているかを確かめましょう。
記録はどこに残りますか?
記録や苦手の問題は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。途中でやめた回も、同じ端末・同じブラウザで開けば「続きから」で続けられます。
学校のパソコンやタブレットでも使えますか?
ブラウザだけで動くので、Chromebook や iPad、スマホでも遊べます。答えはボタンを押すだけなので、キーボードがなくても遊べます。漢字は画像のように線で描いているので、端末のフォントによって形が変わることはありません。効果音は最初は出ない設定です。
書き順について
書き順は、字を速く、形よく書くために、長い時間をかけて自然にできてきた順番です。昔から書家によって書き方がちがう字もあり、たとえば「必」には、書家によっていくつもの書き順があったことが知られています。日本では、学校で教える書き順がばらばらにならないように、1958年に文部省が「筆順指導の手びき」をまとめ、当時の教育漢字881字の書き順を示しました。今も、学校で教える書き順のよりどころとして使われています。ただ、手びき自身が書いているとおり、そこにない書き順がまちがいというわけではありません。書き順は、きれいに書くための道しるべとして覚えておくとよいでしょう。