ジンラミーの遊び方
ジンラミーは、2人で遊ぶトランプのゲームです。ジョーカーを抜いた52枚を使い、手札は1人10枚。自分の番に1枚取って1枚捨てることをくり返しながら、手札を「組(メルド)」にまとめていきます。組にならずに残った札を「余り(デッドウッド)」といい、余りの点が10点以下になったら「ノック」して勝負を決められます。余りが0点なら「ジン」で、ボーナスがつきます。
ラミーの仲間の中でも、ルールが短く1回の勝負がすぐ終わるのが特徴です。何回か遊んで点を足していき、合計が100点(設定で50点・150点も選べます)に先に届いた方の勝ち。このページでは、あなたとCPU(コンピューター)の1対1で遊べます。手札は組ごとに自動で並び、余りの点がいつも画面に出ているので、はじめてでも迷いません。
テーブルの見方

1. 配る・最初の表の札
親(配る人)が1人に10枚ずつ配り、次の1枚を表にして「捨て札」の山を始めます。残りは裏向きのまま「山札」にします。親は1回ごとに交代します(「昔ながら」のルールでは、前の回に勝った人が配ります)。
最初の表の札だけは取り方が特別です。まず親でない人が、その札を取るか見送るかを決めます。見送ったら、次に親が取るか見送るかを決めます。2人とも見送ったら、親でない人が山札から1枚引いて始めます。表の札を取った人は、手札から1枚捨てて番を終えます。
2. 組(メルド)を作る
組には2つの形があります。
- セット:同じ数字の3枚か4枚。例:8・8・8
- ラン:同じマークで数字が続く3枚以上。例:♥3・♥4・♥5・♥6
A(エース)は1として数え、ランでは「A・2・3」のようにいちばん下にだけつながります。「Q・K・A」や「K・A・2」はランになりません。また、1枚の札を2つの組に同時に使うことはできません。

3. 自分の番:1枚取って1枚捨てる
自分の番には、まず山札のいちばん上(何が出るか分からない)か、捨て札のいちばん上(見えている札)のどちらかから1枚取ります。手札は11枚になるので、いらない札を1枚選んで捨て札の山に捨てます。これで手札は10枚に戻り、相手の番になります。
捨て札から取った札を、その番のうちにそのまま捨てることはできません(前の番に拾った札なら捨ててかまいません)。

4. 余りの点とノック
余りの札は、次の点で数えます。
| 札 | 点 |
|---|---|
| A(エース) | 1点 |
| 2〜10 | 数字のとおり(7なら7点) |
| J・Q・K | 10点 |
1枚捨てたあとの余りが10点以下なら、その札を捨てるときに「ノック」できます。ノックした人は手札を全部見せ、相手も手札を見せて、余りの点をくらべます。ノックは義務ではないので、もっと余りを減らしたい(ジンをねらいたい)ときは、そのまま続けてもかまいません。

このゲームでは、捨てるとノックできる札に緑の点線が付き、「ノック」のボタンが明るくなります。札を選んでから「ノック」を押すとその札で、選ばずに押すと余りが一番少なくなる札でノックします。
5. レイオフ(付け足し)
ノックされた人は、自分の余りの札を、ノックした人の組に付け足せます。これを「レイオフ」といいます。たとえば相手が♠A・2・3のランを見せたら、♠4を付け、続けて♠5も付けられます。3枚のセットには4枚目を付けられます。付け足した札は余りの点から消えます。
ただし、相手の余りの札に付けることはできません。また、ノックした人は相手の組に付け足せません。ジン(余り0点)でノックされたときは、レイオフはできません。このゲームでは、余りが一番少なくなるように自動で付け足します。

6. 点の数え方
- ノック成功:ノックした人の余りの方が少なければ、ノックした人が「相手の余り − 自分の余り」の点をもらいます。
- アンダーカット:ノックされた人の余りが、ノックした人と同じかそれより少ない(レイオフのあとで)と、ノックされた人の勝ち。点の差に25点のボーナスを足してもらいます。
- ジン:余り0点でノックすると、25点+相手の余りの点。ジンはアンダーカットされません(相手も0点でもジンの勝ち)。
- ビッグジン:取った直後の11枚が全部組になったら、捨てずに上がれます。31点+相手の余りの点。

7. 流れ
どちらもノックしないまま、山札が残り2枚になったら、その回は「流れ」です。点はどちらにも入らず、同じ親がもう一度配ります。
8. ゲームの終わり
回ごとの点を足していき、合計が目標点(100点など)に届いたらゲームの終わりです。最後に次のボーナスを足して、合計をくらべます。
- ゲームボーナス:目標点に届いた人に100点。相手が1回も点を取れなかったときは200点。
- ラインボーナス:勝った回の数×25点(負けた人も、勝った回の分はもらえます)。
ルールを選ぶ
ジンラミーはボーナスの点などが本や地域によって少しずつ違います。このゲームでは、よく使われる2つの形をすぐに選べて、「自分で決める」で1項目ずつ変えることもできます。
| 項目 | 標準 | 昔ながら |
|---|---|---|
| ジンのボーナス | 25点 | 20点 |
| アンダーカット | 25点 | 10点 |
| ビッグジン | 31点 | なし |
| ラインボーナス | 1回25点 | 1回20点 |
| 次の親 | 交代 | 勝った人 |
自分で決める
- 目標点:50点・100点・150点。50点なら短い時間で1ゲーム遊べます。
- ノックした人と余りが同じ点のとき:アンダーカット(標準)/引き分け(点なし)。
- ビッグジン:31点/50点/なし。
- ゲームボーナス・ラインボーナス:なしにすると、回ごとの点の合計だけでくらべます。
勝つためのコツ
1. 点の高い余りから捨てる
ノックされたとき、余りに K や Q が残っていると一気に点を取られます。組になる見込みが薄い絵札は、早めに手放しましょう。反対に A・2・3 のような低い札は、余りに残っても痛くありません。
2. 組になりそうな2枚を残す
同じ数字の2枚や、♠5・♠6 のように続いた2枚は、あと1枚で組になります。どれを捨てるか迷ったら、こうした「あと1枚」の形を崩さないようにします。ただし、その札の仲間がすでに捨て札に出ていたら、待っても来ません。
3. 相手が拾った札を覚える
相手が捨て札から拾った札は、このゲームではCPUの手札の中に表のまま見えています。相手が♥8を拾ったら、♥7・♥9 や 8 の札は相手の組に使われるかもしれません。そうした札を捨てると、相手に組を作らせてしまいます。
4. 早めのノックで逃げ切る
序盤に10点以下になったら、すぐにノックするのも強い作戦です。相手の手がまだまとまっていないうちなら、大きな点差で勝てます。番が進むほど、相手にアンダーカットされる心配が増えます。
5. レイオフされにくい形でノックする
同じ余りの点でノックできる札が2枚あるときは、相手が付け足しにくい形を残しましょう。長いランの端は、相手が続きの札を持っていると付け足されてしまいます。
6. 山札が少なくなったら気をつける
山札が残り2枚になると流れです。終盤まで余りが多いときは、無理にジンをねらうより、ノックできる形を急ぎましょう。
よくある質問
3人以上でも遊べますか?
ジンラミーは2人用のゲームです。3人のときは、配る人がその回は休んで、ほかの2人が勝負する遊び方があります。4人なら2人ずつのチームに分けて、それぞれ1対1で勝負して点を合わせる方法もあります。このページはあなたとCPUの1対1です。
余りが10点以下なら、必ずノックしないといけませんか?
いいえ。ノックするかどうかは自由です。ジンのボーナスをねらって続けてもかまいません。ただし、待っている間に相手にノックされることもあります。
同じ点ならどうなりますか?
標準のルールでは、ノックした人と相手の余りが同じ点だと、アンダーカットで相手の勝ちになります。設定で「引き分け(点なし)」にも変えられます。
ジンとビッグジンの違いは?
ジンは1枚捨てたあとの10枚が全部組になった状態、ビッグジンは1枚取った直後の11枚が全部組になった状態です。ビッグジンのときは捨てずに上がれて、ボーナスも大きくなります。
キーボードでも遊べますか?
遊べます。S キーで山札から引き、D キーで捨て札を取り、最初の表の札は P キーで見送れます。捨てるときは ← → キーで札を選び、Enter かスペースで捨てます。K キーでノック、B キーでビッグジンです。
ジンラミーのなりたち
ジンラミーは、20世紀のはじめにアメリカのニューヨークで生まれたとされる遊びです。手札を組にまとめるメキシコの「コンキアン」や、アメリカで流行していたラミーの遊び方がもとになったという説があります。1940年代に映画の都ハリウッドで大流行し、そこから世界中に広まりました。名前の「ジン」はお酒の名前から付けられたといわれますが、はっきりしたことは分かっていません。