地図記号クイズの遊び方
地図記号の形と名前を覚えるクイズです。問題は「記号→名前」「名前→記号」「地図でさがす」の3種類と、それを混ぜた「まぜる」。範囲は、小学校の社会で習う記号、ふだんの地図でよく見る記号、国土地理院の2万5千分の1の地形図で使われている記号のぜんぶ、そして今は使われなくなった昔の記号の4つから選べます。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。答えるたびに、その記号が何を表すか、なぜその形なのか(由来)、似ている記号との見分け方が出るので、遊びながら覚えられます。
記号→名前・名前→記号

カードに出た地図記号が何を表しているかを、4つの名前から選びます。

「名前→記号」はその反対で、名前を見て4つの記号から正しい形を選びます。まちがいの選択肢には、形の似ている記号(警察署と交番、田と畑など)を多めに混ぜています。まぎらわしい組み合わせで練習すると、見分けるところがはっきりします。答えたあとは「次へ」(または Enter キー)で次の問題に進みます。
地図でさがす

川や鉄道、道路が通る地図の上に、9つの地図記号が置かれています。問題に出た名前の記号を見つけて押します。実際の地図と同じように、記号は小さく、まわりにはほかの記号も並んでいるので、形の細かいちがいまで見る力がつきます。答えると、押した記号と正しい記号の下に名前が出ます。地図は問題ごとに向きや記号の置き方が変わります。
まちがえたとき・ヒント

まちがえると、正しい答えに緑の枠が付き、記号の説明が出ます。説明には、その記号が何を表すか、形の由来、似ている記号との見分け方がのっています。1回の問題が終わると、まちがえた問題とヒントを見た問題だけがもう一回出て、全部正解したらおわりです。まちがえた問題は端末に「苦手」として残り、「苦手」を選ぶとまとめて練習できます。2回続けて1回で正解すると苦手から外れます。ヒント(H キー)は、記号の分類や形の特徴を教えてくれます。
4つの範囲
| 範囲 | 出る記号 |
|---|---|
| 小学校(21種) | 市役所・町村役場・小中学校・高等学校・警察署・交番・消防署・郵便局・病院・図書館・博物館・老人ホーム・神社・寺院・田・畑・果樹園・広葉樹林・針葉樹林・港湾・漁港 |
| よく見る(42種) | 小学校の21種に、官公署・裁判所・税務署・保健所・城跡・史跡名勝天然記念物・温泉・墓地・記念碑・自然災害伝承碑・茶畑・竹林・荒地・発電所・灯台・風車・煙突・高塔・電波塔・三角点・水準点を加えたもの |
| ぜんぶ(50種) | よく見る42種に、電子基準点・油井ガス井・噴火口噴気口・採鉱地・笹地・ヤシ科樹林・ハイマツ地・坑口を加えたもの |
| 昔の記号(11種) | 銀行・古戦場・都道府県庁・牧場・電報電話局・工場・桑畑・気象台・森林管理署・自衛隊・その他の樹木畑 |
「小学校」の21種は、文部科学省の学習指導要領の解説(社会編・3年生)で、主な地図記号の例として挙げられている建物・施設や土地の使われ方の記号から、今の地形図にあるものを集めました。実際に習う記号は、使う地図帳や地域によって少しずつちがいます。「ぜんぶ」は、建物や目印になる物、田畑や林などを表す、形のある記号(点の記号)です。道路や鉄道、等高線のような線で表す記号は、地図の絵の中に出てきます。
記号の一覧・今日の10問・印刷用プリント
記号の一覧では、このクイズに出る61種の記号を、形・名前・表すもの・由来といっしょに見られます。クイズで1回で正解した記号には「覚えた」、まちがえて練習中の記号には「苦手」の印が付くので、覚えていない記号がひと目でわかります。
「今日の10問」は、日付で決まる10問です(3つの問題が混ざります)。同じ日なら、だれが遊んでも同じ問題なので、家族や友だちと点数をくらべられます。印刷用プリントでは、白黒でも見やすい記号表(名前・由来つき)と、記号を見て名前を書く問題、名前を見て記号をかく問題(答えつき)をA4で印刷できます。
地図記号を覚えるコツ
1. 由来とセットで覚える
地図記号の多くは、そのものの形や、関係のある道具の形から作られています。消防署は昔の火消しの道具「さすまた」、税務署はそろばんの珠、裁判所は決まりを知らせた立て札です。形の理由を知っていると、形を忘れても思い出す手がかりになります。
2. 丸で囲むかどうかに注目する

警察署と交番、高等学校と小・中学校のように、同じ形を丸で囲むかどうかで別の記号になる組があります。市役所と町村役場は、丸が二重か一重かのちがいです。丸の有無を先に見るくせをつけると、まちがいがぐっと減ります。
3. 文字から来た記号をまとめる
小・中学校は漢字の「文」、官公署は「公」、郵便局はカタカナの「テ」(昔、郵便の仕事をしていた逓信省の頭文字)、油井・ガス井は「井」です。文字から来た記号は、まとめて覚えると早く覚えられます。
4. 田畑と林は、植物を横から見た形
田は稲を刈ったあとの株、畑は芽が出たときの双葉、果樹園はりんごなどの実の形です。広葉樹林・針葉樹林・竹林には、木を横から見た形に右へのびる影が付いています。影があるかないかで、竹林と笹地を見分けられます。
5. 地図の上で見る
一覧で覚えた記号でも、実際の地図の上では小さく、まわりの線にまぎれて見つけにくくなります。「地図でさがす」で、たくさんの記号の中から目当ての記号を探す練習をしておくと、地図帳や地形図を読むときに役立ちます。
6. 身近な場所と結びつける
家や学校のまわりの地図で、郵便局や神社、交番の記号をさがしてみましょう。自分の知っている建物と記号が結びつくと、記号の意味を忘れにくくなります。
よくある質問
何年生から遊べますか?
地図記号は小学3年生の社会で習い始めることが多いので、「小学校」の範囲がちょうどよい練習になります。名前の漢字にはふりがなが付きます。「ぜんぶ」や「昔の記号」は、中学校の地理や、大人が地形図を読むときの手ごたえがあります。
工場や桑畑の記号が「昔の記号」なのはなぜですか?
国土地理院の2万5千分の1の地形図では、2013年(平成25年)の決まり(図式)から、工場・桑畑・気象台・森林管理署などの記号が使われなくなりました。大きな工場は、建物の記号に名前を添えて表されます。銀行は1955年(昭和30年)、古戦場は1960年(昭和35年)の図式から使われなくなっていて、もっと前になくなった記号もあります。古い問題集などには今もこれらの記号が出てくることがあるので、「昔の記号」の範囲で覚えておくと安心です。
新しくできた記号はありますか?
平成以降では、電子基準点(1997年)、博物館と図書館(2002年)、老人ホームと風車(2006年)、自然災害伝承碑(2019年)が加わりました。老人ホームの記号は、全国の小学生・中学生から集めたデザインをもとに作られています。自然災害伝承碑は、昔の津波や洪水、土砂災害などを伝える石碑やモニュメントの場所を示す記号です。
記号の形は何にもとづいていますか?
国土地理院が公開している地図記号の一覧と、2万5千分の1地形図の決まり(図式)を見て、このクイズ用に描き直したものです。名前と由来は、国土地理院の説明を中心に、ほかの資料とも照らし合わせています。地図帳などでは、線の太さや細かい形が少しちがうことがあります。
記録はどこに残りますか?
記録や苦手の問題は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。途中でやめた回も、同じ端末・同じブラウザで開けば「続きから」で続けられます。
学校のパソコンやタブレットでも使えますか?
ブラウザだけで動くので、Chromebook や iPad、スマホでも遊べます。答えはボタンや記号を押すだけなので、キーボードがなくても遊べます。効果音は最初は出ない設定です。
地図記号について
日本の地図記号は、国の地図を作る国土地理院が決めています。明治時代に陸軍が地図を作りはじめたころから使われているものが多く、病院の記号が陸軍の衛生隊のしるしから来ているのはその名残です。地図記号は時代とともに見直され、世の中から少なくなったものの記号は消え、新しく必要になったものの記号が加わってきました。2万5千分の1の地形図は、2013年ごろからは色の多い新しい形になり、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」でも同じ記号を見ることができます。なお、国土地理院の地図記号には著作権がなく、自分で地図を作るときなどにだれでも自由に使えるとされています。
このクイズの地図記号は、国土地理院の地図記号をもとに、形を描き直し、説明を書いて作成したものです。出典:国土地理院ウェブサイト「地図記号一覧」(https://www.gsi.go.jp/kohokocho/map-sign-tizukigou-2022-itiran.html)