漢字の部首クイズの遊び方
漢字の部首と、その名前を覚えるクイズです。問題は「漢字→部首」「部首→漢字」「部首の名前」「へん+つくり」の4種類と、それを混ぜた「まぜる」。範囲は、小学校の1年〜6年で習う漢字(学年別)、小学校の漢字すべて(1026字)、常用漢字すべて(2136字)から選べます。1人で遊ぶゲームで、登録やダウンロードはいりません。答えるたびに、部首に色が付いた漢字と、部首の名前・ほかの呼び方・位置・同じ部首の漢字が出るので、遊びながら覚えられます。漢字検定の部首の問題の練習にも使えます。
漢字→部首

カードに出た漢字の部首を、4つの形から選びます。部首の形は、字の中にあるときの位置(左・右・上・下など)のまま、うすい枠の中に描いてあるので、「へん」なのか「つくり」なのかも見分けられます。まちがいの選択肢には、その字の中にある部首ではない部分(「持」なら「土」や「寸」)も混ぜています。「字の中にある形」と「部首」はちがうことがある、というのが部首の問題のいちばんの考えどころです。
部首→漢字・部首の名前

「部首→漢字」は、部首の形と名前を見て、その部首の漢字を4つから選ぶ問題です。まちがいの選択肢には、同じ形が入っているのに部首はちがう字(「口」の問題に出る「知」など)を混ぜているので、形だけで選ぶと引っかかります。「部首の名前」は、漢字の中の色の付いた部首の名前を選ぶ問題です。部首の名前には「ひとやね」と「ひとがしら」のように呼び方が2つ以上あるものが多く、どの呼び方で答えても正解になります。答えのあとには、ほかの呼び方もまとめて出ます。
へん+つくり

漢字の片方(へん か つくり)だけが描かれていて、もう片方が「?」になっています。下に出る読みを手がかりに、「?」に入る部分を4つから選んで、漢字を完成させます。まちがいの選択肢は、組み合わせても漢字にならない部分だけにしているので、答えは必ず1つです。「晴」と「清」と「精」のように、同じつくりを持つ字の見分けの練習になります。
まちがえたとき・ヒント

まちがえると、正しい答えに緑の枠が付き、部首の説明が出ます。1回の問題が終わると、まちがえた問題とヒントを見た問題だけがもう一回出て、全部正解したらおわりです。まちがえた問題は端末に「苦手」として残り、「苦手」を選ぶとまとめて練習できます。2回続けて1回で正解すると苦手から外れます。ヒント(H キー)は、部首の位置や名前の最初の文字などを教えてくれます。
部首の7つの位置

| 位置 | 場所 | 例 |
|---|---|---|
| へん | 左がわ | にんべん(休・作)、さんずい(海・池)、きへん(林・村) |
| つくり | 右がわ | おおざと(部・都)、りっとう(刻・前)、おおがい(顔・頭) |
| かんむり | 上 | くさかんむり(花・茶)、うかんむり(家・安)、たけかんむり(算・答) |
| あし | 下 | こころ(思・感)、れんが・れっか(照・熱)、ひとあし(兄・先) |
| たれ | 上から左へたれる | まだれ(店・広)、がんだれ(原・厚)、やまいだれ(病・痛) |
| にょう | 左から下へ回る | しんにょう(近・道)、えんにょう(建・延)、そうにょう(起・越) |
| かまえ | まわりをかこむ | くにがまえ(国・園)、もんがまえ(間・開)、つつみがまえ(包・匂) |
このほかに、「木」「口」のように字そのものが部首の字や、「一」「丶」のように位置で呼び分けない部首もあります。同じ部首でも、位置によって形と名前が変わるものがあります。たとえば「人」は、左にあると「にんべん(亻)」、上にあると「ひとやね(𠆢)」になります。「水」は左で「さんずい(氵)」、「心」は左で「りっしんべん(忄)」、「手」は左で「てへん(扌)」です。
部首ごとの一覧・今日の10問・印刷用プリント
部首ごとの一覧では、範囲の漢字を部首ごとに並べて見られます。漢字を押すと、部首に色が付いた形と名前・位置・読みが出ます。このクイズで1回で正解した字には「覚えた」、練習中の字には「苦手」の印が付きます。辞書によって部首が分かれる字も、一覧の最後に表でまとめています。
「今日の10問」は、日付で決まる10問です(4つの問題が混ざります)。同じ日なら、だれが遊んでも同じ問題なので、家族や友だちと点数をくらべられます。印刷用プリントでは、漢字の部首と名前を書く問題、部首の形を見て名前を書く問題(どちらも答えつき)、部首ごとの漢字の表をA4で印刷できます。
部首を覚えるコツ
1. 部首は「意味」のまとまり
部首の多くは、その字の意味の手がかりになっています。さんずい(氵)は水に関係する字(海・池・泳)、きへん(木)は木に関係する字(林・柱・橋)、ごんべん(言)は言葉に関係する字(話・読・語)に多く使われます。意味といっしょに覚えると、初めて見る字の部首も見当がつくようになります。
2. 位置の言葉を先に覚える
「へん」は左、「つくり」は右、「かんむり」は上、「あし」は下、「たれ」は上から左、「にょう」は左から下、「かまえ」はまわり。この7つを覚えると、「にんべん」「くさかんむり」「しんにょう」のように、部首の名前の後ろ半分が位置を表していることがわかり、名前がぐっと覚えやすくなります。
3. 形が変わる部首はセットで覚える
人と亻、水と氵、心と忄・⺗(したごころ)、手と扌、火と灬(れんが)のように、位置によって形が変わる部首があります。「さんずいは水の仲間」のように、元の字とセットで覚えると、部首ごとの一覧で同じ部首の字として並んでいる理由もわかります。
4. 似ている部首を見分ける
にすい(冫・2画)とさんずい(氵・3画)、ぎょうにんべん(彳)とにんべん(亻)、こざとへん(左の阝)とおおざと(右の阝)、しめすへん(礻)ところもへん(衤)は、よくまちがえる組み合わせです。「部首の名前」の問題では、こうした似た部首がまちがいの選択肢に出やすくしてあります。
5. 字の中の形と部首は別のもの
「問」「聞」「間」は、どれも「門」の形が入っていますが、部首は「問」が口、「聞」が耳、「間」が門です。辞書では、字の意味を表す部分を部首にすることが多いので、形だけで決めずに、意味を考えてみましょう。「漢字→部首」の問題でまちがえた字は、苦手の練習でくり返すと身につきます。
6. 同じ部首の字をまとめて見る
答えのあとに出る「同じ部首」の字や、部首ごとの一覧を見ると、同じ部首の字にどんな共通点があるかがわかります。1つの部首から字を広げて覚えると、画数の多い字も部品の組み合わせとして見られるようになります。
よくある質問
何年生から遊べますか?
学年別に選べるので、1年生の漢字から遊べます。部首の名前や「へん」「つくり」という言葉は、小学校の3年生ごろに習うことが多いので、そのころからがちょうどよい練習になります。画面の漢字にはふりがなが付きます。「常用漢字すべて」は中学生以上や大人の教養、漢字検定の練習向けです。
辞書によって部首がちがうのはなぜですか?
部首の分け方は、昔の中国の辞書『康熙字典』の214の部首がもとになっています。ところが、日本で字の形が変わった漢字(新字体)は、元の形とちがう部分が部首になることがあり、辞書ごとに扱いが分かれます。たとえば「会」は、元の形「會」では「曰」の部首でしたが、今の形では「人(ひとやね)」とする辞書が多くあります。このクイズでは、調べた辞書・資料で部首が同じになる字だけを部首の問題に出しています。部首が分かれる字は、一覧の最後の表で確かめられます。
部首の名前が学校で習ったものとちがいます
部首の名前は正式に1つに決まっているわけではなく、辞書や地域によって呼び方がちがいます。このクイズでは、代表の名前のほかに、よく使われる呼び方も正解にしています(「ひとやね」と「ひとがしら」、「れんが」と「れっか」など)。答えのあとの説明に、ほかの呼び方も出ます。
漢字検定の部首の問題の練習になりますか?
漢字検定の部首の問題は、日本漢字能力検定協会の決めた部首で答えます。このクイズの部首の問題は、協会の漢字辞典(漢字ペディア)とも照らし合わせて、部首が一致する字だけを出しているので、練習に使えます。ただし、部首が分かれる字は出していないので、検定の前には一覧の最後の表や、協会の資料も確かめてください。
記録はどこに残りますか?
記録や苦手の問題は、遊んでいる端末のブラウザの中だけに保存されます。名前の登録やログインはいりません。途中でやめた回も、同じ端末・同じブラウザで開けば「続きから」で続けられます。
学校のパソコンやタブレットでも使えますか?
ブラウザだけで動くので、Chromebook や iPad、スマホでも遊べます。答えはボタンを押すだけなので、キーボードがなくても遊べます。部首の形は画像のように描いているので、端末のフォントによって形が出なくなることはありません。効果音は最初は出ない設定です。
部首について
部首は、漢字を辞書で引きやすくするために、共通する部分でまとめたグループです。2世紀ごろの中国の字書『説文解字』では540の部首が使われていましたが、その後少しずつ整理され、1716年にできた『康熙字典』の214の部首が、今の漢和辞典の多くのもとになっています。日本の辞書では、新字体の字の扱いや、見つけやすさを考えた独自の部首を加えることもあり、辞書によって少しずつちがいがあります。部首の名前も、字の形や位置から日本で広まった呼び方が多く、同じ部首にいくつもの名前があるのはそのためです。