ブラックジャックの遊び方
ブラックジャックは、配られた札の合計を21に近づけて、ディーラー(札を配る人)と比べるトランプゲームです。21に近いほうが勝ちですが、21をこえてしまったら(バースト)その時点で負け。「もう1枚引くか、ここで止めるか」を決めるだけのシンプルな遊びなのに、どこで止めるかに毎回なやむところが楽しいゲームです。「21(トゥエンティーワン)」とも呼ばれます。
このゲームでは、あなたとコンピューターのディーラーの1対1で遊びます。持ち点100点から始めて、毎回「出す点」を決めて勝負し、勝てば出した点と同じだけ増え、負ければ出した点がなくなります。10回・20回の勝負で持ち点をどこまで増やせるか、いちばん多かった持ち点や連勝の記録に挑戦してみましょう。
テーブルの見方

出す点(10点・20点・50点・100点)を選んで「配る」を押すと、あなたに2枚、ディーラーに2枚の札が配られます。あなたの札は2枚とも表向きですが、ディーラーの2枚目は伏せたまま(ホールカード)。見えているのはディーラーの1枚だけなので、その1枚から相手の手を想像しながら決めていきます。
札の数え方

2〜10は数字のまま、J・Q・Kはどれも10と数えます。Aは1と11の都合のよいほうで数えます。Aを11と数えている手を「ソフト」と呼び、画面では「ソフト17」のように表示します。ソフトの手は、次に大きな札を引いてもAを1に直せるので、21をこえる心配がありません。
ヒットとスタンド
自分の番では、ヒット(もう1枚引く)かスタンド(ここで止める)を選びます。ヒットは21をこえるまで何回でもできます。21ちょうどになったら自動で止まります。
勝ち負けの決まり方

あなたが止めたら、ディーラーが伏せ札をめくって札を引きます。最後に合計を比べて、21に近いほうの勝ちです。勝てば出した点と同じだけ増え、同じ数なら引き分けで出した点がそのまま戻ります。あなたが先に21をこえていたら、ディーラーの結果を見るまでもなく負けです。
ブラックジャック

最初に配られた2枚がAと10点の札(10・J・Q・K)なら「ブラックジャック」。3枚以上で作った21より強く、勝つと出した点の1.5倍が増えます(10点なら15点)。ディーラーもブラックジャックなら引き分けです。
ディーラーは決まった手順で動く

ディーラーは16以下なら必ず引き、17以上になったら止まります。あなたの手を見て作戦を変えることはありません。Aを11と数えた17(ソフト17)で止まるか、もう1枚引くかは、テーブルに書いてあるルールで決まっています。ディーラーの表の札が6なら、伏せ札が10点の札でも16で、もう1枚引かなければならない……というように、表の札から「ディーラーがこえそうか」を考えるのがこのゲームの中心です。
ディーラーの表の札がAか10点の札のときは、あなたが決める前にディーラーが伏せ札を確かめます。ブラックジャックだったらその場で勝負がつき、ダブルやスプリットで点を追加してから負ける、ということはありません。
ダブルダウンとスプリット

- ダブル(ダブルダウン):出す点を2倍にして、1枚だけ引いて終わります。合計が10や11で、次に10点の札が来れば強い手になるときに使います。
- スプリット:8と8のように同じ数の2枚を2つの手に分け、それぞれに同じ点を出して別々に勝負します。分けたあとでまた同じ数が来たら、「標準」ではさらに分けて4つの手まで作れます。Aを分けたときは、それぞれ1枚ずつしか引けません。分けてからAと10点の札で21になっても、ブラックジャックではなくただの21です。
- サレンダー:最初の2枚を見て「勝ち目がうすい」と思ったら、降りて出した点の半分を返してもらえます(「標準」のルールのとき)。
- インシュランス(保険):ディーラーの表の札がAのとき、出した点の半分で保険をかけられます。ディーラーがブラックジャックなら保険の2倍が増え、ちがえば保険の点はなくなります。自分がブラックジャックのときは、保険のかわりに「1倍の勝ちで確定する(イーブンマネー)」を選べます。
ルールセットの違い
| ルール | 標準 | 家庭ルール | ディーラーが強い |
|---|---|---|---|
| 使う札 | 6組 | 1組(毎回切る) | 8組 |
| ディーラーのソフト17 | 止まる | 止まる | 引く |
| ブラックジャックの勝ち | 1.5倍 | 1.5倍 | 1.2倍 |
| ダブル | いつでも | いつでも | 合計10・11だけ |
| スプリット | 4つの手まで | 1回だけ | 1回だけ(同じ札どうし) |
| サレンダー・保険 | あり | なし | 保険だけあり |
| ファイブカード(5枚で21以下なら勝ち) | なし | あり | なし |
ブラックジャックのルールは、遊ぶ場所によって少しずつ違います。「家庭ルール」は、トランプ1組で家族や友だちと遊ぶときによく使われる形で、5枚引いて21をこえなければ勝ちになる「ファイブカード」が入ります。「ディーラーが強い」は、ソフト17でもディーラーが引くなど、あなたに少しきびしいルールです。「自分で決める」では1つずつ切り替えられます。
勝つためのコツ
1. ディーラーの表の札を見る
一番大事なのは、自分の合計だけでなくディーラーの表の札を見ることです。表が2〜6のときはディーラーが21をこえやすく(特に5と6)、表が7〜Aのときはディーラーが強い手になりやすいと覚えておきましょう。
2. 12〜16は相手しだい
12〜16は、引けばこえるかもしれない、止めれば弱い、という一番なやむ合計です。ディーラーの表が2〜6なら止めて相手がこえるのを待ち、7〜Aなら思い切って引く、というのが基本です(12のときだけは、表が2・3でも引いたほうが良いとされます)。
3. 11はダブルのチャンス
合計が10や11なら、次に10点の札が来る見込みが高いので、ダブルで出す点を2倍にするチャンスです。ディーラーの表が弱いときほど効果があります。
4. AとAの組、8と8の組は分ける
A・Aは分ければ、それぞれが21をねらえる手になります。8・8は合計16という一番苦しい手なので、分けて8から2つやり直したほうが良い結果になりやすい組み合わせです。逆に10・10(20)は十分強いので分けません。
5. ソフトの手はこわがらずに引く
Aを11と数えているソフトの手は、次に何を引いても21をこえません。ソフト17(A・6)で止めるのはもったいない場面が多いので、もう1枚引いてみましょう。
6. 迷ったら「ヒント」を見る

画面の「ヒント」を押すと、今のルールで計算した基本戦略の表が出て、今の手のマスに印が付きます。基本戦略は、長く遊んだときに一番点を減らしにくい選び方です。ただし、運で負けることはあるので、表どおりでも毎回勝てるわけではありません。
よくある質問
ディーラーは自分に都合のいい札を引いているの?
いいえ。札は毎回よく切ってから配っていて、あなたにもディーラーにも同じように札が来ます。ディーラーは17以上で止まる決まりのとおりに動くだけで、あなたの手を見て引くかどうかを変えることもありません。
ブラックジャックと、3枚で作った21はどちらが強い?
最初の2枚で作ったブラックジャックのほうが強く、3枚以上の21には勝ちます。ディーラーが3枚で21、あなたがブラックジャックなら、あなたの勝ちです。
保険(インシュランス)はかけたほうがいい?
基本戦略では「かけない」が正解です。ディーラーの伏せ札が10点の札である見込みは3割ほどで、保険が得になる3分の1に届かないためです。
基本戦略どおりにすれば必ず勝てる?
いいえ。基本戦略は、長く遊んだときに一番点を減らしにくい選び方ですが、あなたが先に21をこえるとディーラーがこえても負けになる分だけ、ディーラーが少しだけ有利なゲームです。1回1回は運で決まることも多いので、記録への挑戦として楽しんでください。
家族や友だちとトランプで遊ぶには?
トランプ1組があれば遊べます。ディーラー役は順番に交代し、点のかわりにおはじきや紙に書いた点数を使いましょう。お金をかけて遊ぶことは法律で禁じられています。「家庭ルール」のファイブカードを入れると、子どもも逆転しやすくなります。
途中でやめても続きから遊べる?
はい。途中で画面を閉じても、次に開いたときに「続きから」で再開できます。持ち点や記録は、この端末のブラウザの中だけに保存されます。
ブラックジャックってどんな遊び?
ブラックジャックのもとになったのは、フランスの「ヴァンテアン(21)」という遊びだといわれ、17世紀のはじめのスペインの物語にも、21をめざす札遊びが出てきます。1800年代にアメリカへ伝わって「ブラックジャック」と呼ばれるようになりました。イギリスには「ポントゥーン」という似た遊びもあります。21に近づけるだけのわかりやすさと、ちょっとした作戦の組み合わせで、今も世界中で遊ばれているトランプゲームです。